開発製品のご紹介− UC−Bridge
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■はじめに
弊社では昨年の1月からUC-1シリーズのWindows化を進めていますが、この3月末時点で主力製品のほとんどを改訂リリースでき、UC-Winシリーズと並ぶWindowsシリーズへと展開することができました。最新のWin
dows製品では1年前の製品に見られない操作性や機能を実現しています。そこで今回は、Windows製品の基本スタイルを確認すると同時に、最新製品の1つであるUC-BRIDGEをご紹介します。
■UC-1 for Windowsの基本スタイル
UC-1のWindows製品は、入出力データの印刷イメージを画面上で確認できる印刷プレビュー機能、他APへの展開が可能となるHTML出力機能、使用ライセンスをお持ちでない方でもお試しになれるViewer版機能をサポートしています。またオンラインヘルプは、Q&Aを掲載した弊社インターネットホームページへのワンタッチアクセス機能と合せて、印刷されたマニュアルに代わるユーザサポート機能となっています。さらにSI単位サポート製品(有償)では従来単位との間で相方向の変換機能をサポートし、馴染のある単位系で確認できるようにしています。
■UC−Bridgeの概要
本製品は、1988年4月にPC桁、RC桁専用の設計ツールとして初期バージョンをリリースし、その後ラーメン構造を追加して、引き続きPRC橋、外ケーブル構造をいち早くサポートするなど、設計技術者のニーズにお応えしてきました。そしてこのたび、Windows製品として操作性を改善
した使いやすい版に改訂リリースしました。
まずメイン画面(図-1)をご覧ください。
▼図-1 メイン画面
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▼図-2 説明画面サンプル
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画面左側に各種の入力データをツリー構造に整理してあります。この中の各項目を選択する
と画面の入力フィールドが連動して変わり、ワンタッチでデータの入力、修正ができます。また画面の図描画は構造図と鋼材配置図を切り替えながら描画でき、拡大表示や色の設定が任意に行えるので入力データの確認が容易です。さらに、ツリー構造のデータ項目とオンラインヘルプの該当説明(図-2)が連動しています。入力操作中にデータの意味やフラグの設定に迷ったときには、ツールバー内にあるスピードボタンを押すだけでワンタッチで該当する説明を確認できます。このヘルプは今までにお受けしたご質問も含めてできるだけていねいに記述するようにしています。
計算処理は、従来のDOS版製品と同様に、構造解析、鋼材計算、断面照査のグループ単位での計算と、全項目を一括したセット処理が行えるようになっています。図-3は鋼材計算の結果表示画面です。
▼図-3 鋼材計算結果表示画面
各項目を選択すると結果が表示(または描画)され、表示されたデータはHTML出力できます。またここでも各項目とオンラインヘルプの該当説明が連動して開き、結果に疑問があるときなどは処理方法をワンタッチで確認できます。
入出力データは全項目にわたり、印刷プレビュー機能(図-4)が
あります。
▼図-4 印刷プレビュー
■おわりに
本製品はWindows化に伴う計算機能の追加は多くありません。
しかしながら今回の改訂でプログラム構造が整理でき発展性のある
製品に生まれ変わっています。長い間の課題である分割施工のサポートも視野に入っています。次回夏バージョンでは、箱桁の横方向解析(PC床版考慮)やPC鋼材の平面配置形状の入力なども含めてサ
ポートしたいと考えています。今後にご期待ください。 |
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