|  誌上セミナー ●情報化講座 (5) | 
      
      
        
          
            監修 :  
            田中 成典 教授 
            関西大学  
            総合情報学部 | 
              | 
           
        
       
       | 
     
    
      | 
      
       | 
     
  
 
  
    
       
      ●地理情報システム−GIS(Geographic Information System)とは 
       地理的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を作成・保存・管理し、そのデータを視覚的に表示して、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術です。 
       
      ●GIS産業の今後の展開 
       この数年間でGISに関する産業はかなり発展してきています。アメリカではGISが多様な分野(農業とGIS、環境保護とGIS、林業とGISなど)に利用されています。日本では1975年頃から一部の政府機関等においてGISの利用が始まり、地方自治体や民間企業においても導入が進められてきましたが、地図や図面を作成する特定の専門的業務における利用が中心的で、情報が共有されていませんでした。1995年1月の阪神・淡路大震災において、関係機関が保有していたデータを効果的に使用するシステムがなかったことへの反省をきっかけに、政府におけるGISに関する本格的な取り組み(GISアクションプログラム)が始まりました。GISアクションプログラム2002〜2005では、以下が行われました。また、2007年からはGISアクションプログラム2010が制定され、新たなGIS産業が展開されていく予定です。 
       
      
        
          
             | 
            ■政府によるGISデータのインターネット配信の推進 | 
           
          
             | 
             ・ | 
            国土地理院の「電子国土ポータル」(http://cyberjapan.jp/):電子国土とは国土地理院が発信している地図情報のことです。 
            電子国土ポータルはインターネット上に開設した電子国土で、場所・位置に関する様々な情報の提供者と利用者をつなぎ、情報を共有する場として利用されています。 | 
           
          
             | 
             ・ | 
            「地理情報クリアリングハウス」(http://zgate.gsi.go.jp/):クリアリングハウスとは情報センター、情報交換機関を意味します。GISの分野ではデータベースに格納されている位置情報をインターネット上で交換できる「場」のことを意味します。国土地理院が運営する地理情報クリアリングハウスは、インターネット上に分散・点在する地理情報の所在情報を一度に検索することができるシステムです。 | 
           
          
             | 
             
            ■GISビジネスモデルとGISによる新産業の発展 | 
           
          
             | 
             ・ | 
            地方自治体のGISビジネスの展開など:地方自治体におけるGISの地域情報は、交通システムの整備(道路整備計画、交通事故対策など)、災害対策(地震被害情報、洪水対策など)、福祉、医療の充実(救急医療支援、住宅医療支援、介護対策支援など)に活用され、情報産業発展の基盤となっています。 | 
           
          
             | 
             
            ■GISに関する標準化 | 
           
          
             | 
             ・ | 
            地理情報標準: 
            地理情報標準とはGISの基盤となる空間データを、異なるシステム間で相互利用する際の互換性の確保を主な目的に、データの設計、品質、記述方法などのルールを定めたもので、政府の基準と位置付けられています。 | 
           
          
             | 
             ・ | 
            G-XML: 
            GISなどで利用する空間データや位置情報を含む各種のコンテンツを記述し、コンピュータ間でこれを流通・相互利用するためのXMLベースのマークアップ言語およびプロトコルのことです。G-XMLによって、地図・地形データなどの空間データと、地理的な属性を持った各種の情報・コンテンツなどを統一的な記述方法によって伝達することができるようになります。また、地図データに様々な情報を重ね合わせて表示したり、異なる種類のデータを組み合わせて加工したり、ネット上で公開されているコンテンツやサービスを組み合わせて新しいサービスを構築することも可能です。 | 
           
        
       
       
       
      ●WebGISサービス 
       GISはXML技術(UDDI、WSDL、SOAP)を利用したWebGISサービスが主流になっています。 
      
        
          
             | 
            ■UDDI(Universal Description, Discovery and Integration) 
             Microsoft社で開発されたインターネット上のWebサービスの情報検索機能を提供するディレクトリの仕組みのことです。 | 
           
          
             | 
            ■WSDL(Web Service Description Language) 
             Webサービス利用のためのインターフェイス仕様をXMLで示した言語です。 | 
           
          
             | 
            ■SOAP(Simple Object Access Protocol) 
             インターネットでのXMLベースのサーバ間の通信プロトコルのことです。 
             代表的なWebGISサービスはMicrosoft社のMappoint.netなどがあります。 | 
           
        
       
       
       
      ●当社のGISへの取り組み 
       FORUM8では、「GDK/JWeb」という開発キット/Webに対応したGISアプリケーションを販売しております。このソフトは、韓国ソウル市に本社を置くGEOmania社が独自に開発したGISエンジンで、地図と関連した空間情報と非空間情報を統合して保存、検索、出力及び多様な分析を実行するGISソリューションです。都市計画、災難防止など、地図と関連した多様な分野での応用が可能です。 
       
       
       
      
        
          
            | UC-win/UC-1ユーザ協議会 〜第5回UC-win/FRAME(3D)協議会 FORUM8デザインコンファランス〜 | 
           
          
            2007年 9月 27日(木) 東京本社 東京コンファレンスセンター・品川 
              技術セッション : GIS/GSS 
                ●開発者講演 「GISソフトウェアの現状と課題」 GEOMania社 Do-hoon,
            Lee 氏 
                ●「GIS/GSSWebシステム開発について」 
             
                 詳 細 | 
           
        
       
       
       
      
        
          
            | ●国際シンポジウム「建設情報化のトレンド」 緊急開催! | 
           
          
             開催日時  2007年 8月 30日(木) 13:00〜17:30 
             会   場  関西大学東京センター 
             主   催  関西大学 先端科学技術推進機構 e-Business研究会 
                      SXF研究会実行委員会 
             共   催  関西大学 社会連携推進本部 
             協   賛  株式会社 フォーラムエイト 
                      以下50音順 オープンCADフォーマット評議会、株式会社建設システム、日本工営株式会社 
             
             ■主催者     挨拶 関西大学 総合情報学部 古田 均 氏 
             ■基調講演1   Engineering Applications of Information and Communication Technologies 
                         -- Web Services, Wireless Sensing and Human Centered
            Computing 
                          スタンフォード大学 工学部 Kincho H. Law 氏 
             ■基調講演2   北京2008オリンピック会場建設および情報技術活用 
                         中国清華大学 土木工学科 馬 智亮 氏 
             ■講演1      建設情報標準化委員会の経緯と第三次建設情報標準化推進三箇年計画 
                         財団法人日本建設情報総合センター 秋山 実 氏 
             ■講演2      建設情報化における3次元解析、VRの利活用 
                         株式会社フォーラムエイト 伊藤 裕二 
             ■閉会       関西大学 総合情報学部 田中 成典 氏 
             
                 詳 細 
             
             | 
           
        
       
       | 
     
    
       
      参考 : ケンセツ21 CALS/JAPAN  
            | 
     
    
      
       
      
       | 
     
  
 
  
    
       
      (Up&Coming '07 秋の号掲載) 
       | 
     
    
      
      
       
        | 
     
  
 
       |  
       
        
       
      
              
        
      
       
        
        
        
        
        
      >> 製品総合カタログ 
       
        
      >> プレミアム会員サービス 
      >> ファイナンシャルサポート 
       
      
       
      
       
      
       |