| はじめに |
「CIM(Construction Information Modeling(/ Management))って、何に使うの」 ―
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一般社団法人 道路・舗装技術研究協会(パロウエイテック)理事長の稲垣竜興氏は、まだ明確になっていない要素の多いCIMへのこうした問いに対し、「防災・減災みたいなところに、究極(的には活用されて)いく」との観点を描きます。したがって、設計者をはじめCIMに関わる人々には「(CIMが私たちの)生活の補助になるもの」という位置づけ(あるいは方向)を目指して欲しいと期待。そのためにも、多岐にわたる関係者にそのような認識を持ってCIMに振り向いてもらえるようにしていきたい、と自らのスタンスを述べます。
建築分野で利用が進む「BIM(Building Information Modeling)」の手法を広範な建設分野に応用しようというCIM。国土交通省により公共事業へのCIM導入の検討が方向づけられて以来、官民のさまざまなレベルの取り組みが進展。それらの活動や蓄積を通じ、当初は拡散しがちだったCIMの概念、技術的課題、具体的な活用イメージなどが次第に整理されつつあります。
そこで本連載では、CIMの利活用、関連技術の開発や研究などに先進的に取り組まれている各界のキーパーソンに順次取材。多彩なアングルからCIMの可能性や課題、進むべき展開方向などを紹介しつつ、CIMの更なる理解浸透と普及拡大を目指します。
連載第2弾では、道路・舗装に関する技術や道路施設の保全などの面からCALS/EC(公共事業支援統合情報システム)に深く関わり、CIMに通じる独自の知見をお持ちの道路・舗装技術研究協会理事長の稲垣竜興氏にお話を伺いました。 |
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