橋百選 |
BRIDGES 100 SELECTION |
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我が国にはいくつもの大河があり、流域に住む人々は川から多くの恵みを享受してきたが、同時に洪水や水害にも苦しめられてきました。昔から洪水や水害を出す川のことを、人は「暴れ川」と呼び、坂東太郎(利根川)、筑紫次郎(筑後川)、四国三郎(吉野川)など畏敬の念を込めた異名で愛し親しんできました。今回の徳島県版では日本三大暴れ川の一つで四国最大の川である四国三郎こと吉野川に架かる橋を主に取りあげました。(H) |
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3径間2ヒンジ補剛トラス吊橋 |
橋長 ● 1,639m 幅員 ● 25.0m |
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本州四国架橋3ルートの1つで、本四の中で最初に完成した長大吊橋である。桁は上下二層構造になっており、上層は自動車専用、下層は将来的に鉄道を通すことが出来る構造となっている。近隣の「小鳴門橋や架橋記念館」も見逃せない観光スポットとなっており、必見である。 |
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自生の葛=「シラクチカズラ」利用の橋 |
橋長 ● 1,446m 幅員 ● 11.3m |
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日本の三大奇橋の一つで、重要有形民俗文化財に指定されている。昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設であったが、現在は年間35万人もの観光客が通る。そのため3年に一度架け替えが行われている。木版画は当NPO会員の作品で新緑が映えて見事な逸品である。
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鋼連続箱桁橋 |
橋長 ● 533.4m 幅員 ● 10.5m |
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旧橋(ゲルバーワーレントラス橋/橋長416.4m、幅員5.5m)の老朽化にともない約500m下流に架け替えられたが、両岸の歩行者の利便性が損なわれたため、旧橋付近には歩道と自転車専用の「ふれあい橋」(PC橋)が建設されている。旧橋の一部は、現在近隣に保存されている(写真右)。写真右下はその雄姿利用のJRカードである。
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マルチファン型鋼床版箱桁斜張橋 |
橋長 ● 175.0m 幅員 ● 11.25m |
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主塔:シングル鉄筋コンクリート造
架橋地点は、池田ダム下流で川幅が最も狭まるところで、青石が美しい淵がひろがっている。 |
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橋には正式名称がなく地名で呼ばれる。地元に密着している証だろう。増水時橋が水面下に沈むようになっており、流木などで橋桁が壊されたり、流されたりしないように欄干は設けてない。「にし阿波〜剣山・吉野川観光」の夕陽に映る名所でもある。 |
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アーチ(ローゼ)橋(単径間補剛吊橋を改造) |
橋長 ● 243.5m 幅員 ● 6.1m |
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吊橋アンカー部のケーブルに腐食による破断が見つかり、補剛桁をアーチで支える構造に現橋を改造された。吊橋のケーブル・吊金具等のモニュメントが保存されている。 |
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逆ランガー型式コンクリートアーチ橋/ワーレントラス橋 |
へそっ湖大橋(上) 橋長 ● 705.0m 幅員 ● 10.4m
池田大橋(下) 橋長 ● 294.0m 幅員 ● 11.5m |
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へそっ湖大橋は池田ダム湖・土讃線・国道32号の上に架かり、四国の「へそ」池田町のランドマークとなっている。池田大橋は吉野川の池田ダム湖上にかかる道路橋で、西詰は国道32号と192号が合流・分岐する交通の要衝。二つの橋のコラボは絶景である。
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連続鋼箱桁/ワーレントラス橋(単線)4連 |
徳島自動車道吉野川橋 橋長 ● 271m
JR土讃線吉野川橋梁 橋長 ● 571m
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四国の中心地(臍の意)に相応しい道路橋と鉄道橋の競演で見応えある風景を楽しめる。 |
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吉野川に架かる吊橋の中で、自動車が通行できる唯一の吊橋で、右岸側はJR徳島線と平面交差する踏切があり、更に吊橋の主ケーブルが鉄道と平行する国道をも跨ぐ構造は珍稀である。吊橋が建設されるまでの住民往来は船頭さんが操る「辻の渡し」が活躍、その風物詩が懐かしく、今は近隣の「吉野川オアシス」を訪ねたり、清流や奇勝、の景観が親しまれている。 |
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