Q1. |
応答塑性率の照査において、”基礎が不安定な状況になった為、終局時とした”
とあるが、「基礎が不安定な状況」とはどのような状態か?
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A1. |
安定計算では、地盤の弾塑性を考慮した計算を行っています。
また、基礎本体が降伏に達した場合は、更に部材の
非線形を考慮した計算を行っています。
具体的には、地盤バネ値、曲げ剛性を仮定して計算し、その結果と仮定値とがほぼ一致するまで収束計算を行っています。
このとき、作用力が大きいと、地盤の大部分が塑性化する等の状態となり、その結果、収束計算ができないケースが発生します。このような状態になったとき、”基礎が不安定とな状態”と表示し、計算可能な最大震度時を終局時として応答塑性率の照査を行っています。 |
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Q2. |
吊桁高を入力する際、側壁高=吊桁高の設計は出来ないのか? |
A2. |
現在の仕様では、必ず隔壁があるものとして全ての計算を行っており、吊桁高≦側壁高-100mm
を制限値としています。
その為、側壁高(隔壁全高)=吊桁高とする寸法の入力にはサポートしておりません。 |
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Q3. |
底面の鉛直方向地盤反力係数を計算する際、鉛直方向の載荷面積Avにおいて、フリクションカット幅は考慮せずともよいか? |
A3. |
道路橋の耐震設計に関する資料(平成9年3月)社団法人日本道路協会」P.7−7に鉛直方向の載荷面積Av(u)が記載されていますが、フリクションカッタ幅は考慮されていません。
このため、当プログラムの計算においても同様に考慮しておりません。 |