BOXカルバートをチェックする場合について説明します。全体の流れとしては、図2に示すように、まずはじめに、(1)システムAにより成果物データとWeb上のデータベースに登録されているデータの比較を行う。
次に、(2)システムBにより成果物の断面規模、鉄筋量について概算値チェックを行うことになります。
 ■図2 システムA, Bを利用した設計成果物のチェック
システムAを用いた成果物のWeb照合チェックとは、具体的には、成果物の情報(「土被り厚」や「平均内空幅」、「合計壁厚」など)をWeb上で入力し、[検索・照合]を行うことで、図3に示すような照合結果が確認できます。
図中の黄色でプロットされた点が分析データ(データベースに登録されているデータ)、赤でプロットされた点が照合データ(成果物)です(照合データは見やすいように大きさを誇張しています)。この例では、ちょうど近似直線上に照合データがプロットされているため、データベースに登録されている分析データとの比較に関しては大きな相違はなく、標準的な設計がなされていると判断することができます。
 ■図3 照合結果(システムA)
次にシステムBを用いて、成果物の概算値チェックを行います。具体的には、成果物のデータ(BOX形状や配筋データなど)をシステムに入力して計算を実行すると、成果物の入力とシステムの計算結果との比較が行われます。
図4の画面下部が照査結果となりますが、照査結果には表-1に示すような成果物からの入力と、システムの結果の「形状比較表」や「鉄筋量」などが出力されます。この例では、判定はすべてOKとなっているので、概算値チェックの結果についても問題ないと判断できます。
 ■図4 照査結果(システムB)
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成果物からの入力a(m) |
システムの結果b(m) |
比率(a/b) |
判定 |
| 頂版厚 |
0.500 |
0.500 |
1.000 |
OK |
| 左側壁厚 |
0.500 |
0.500 |
1.000 |
OK |
| 右側壁厚 |
0.500 |
0.500 |
1.000 |
OK |
| 底版厚 |
0.500 |
0.500 |
1.000 |
OK |
■表1 照査結果-形状比較表(システムB)
以上、BOXカルバートの成果物について、システムAとシステムBを用いた設計成果チェックの流れを例示しました。
この例では、システムA,、Bの照査結果は共に問題なしであったため、成果物に重大な瑕疵はなさそうだと判断することができます。当然のことながら、大きな相違が出た場合は成果物について見直す必要があると考えられます。
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