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 Maxsurf 総合情報 Vol.20

 デザインマネージメントツール

  • PCの性能が飛躍的に向上したことも手伝って、Maxsurfのユーザーは、より多くのサーフェスやトリミングを使って設計を行なうようになっています。そのような状況では、デザインにおけるオブジェクトの管理自体が作業の重要な一部を成すようになっています。
    Maxsurfに新たに加わったコマンドにより、任意のサーフェイスと交差する全てのサーフェイスを自動的に表示させることができるので、トリミングの管理を容易にすることができます。

     Hydromaxでは、アセンブリツリーの拡張表示機能として、サーフェイスのハイライト表示と共に、タンクやコンパートメントの属性を表に示してくれます。このタンクおよびコンパートメントの属性表は、数値入力による設計変更にも対応しているため、ビューウインドウにより視覚的に確認しながらの変更がすばやく行えます。

  • ▲図1 Hydromaxアセンブリーツリーの拡張表示機能


 HULLSPEED

  •  Blount&Foxによる滑走艇抵抗予測法がHullspeedに加えられました。この方法は、滑走状態における滑走ハルの抵抗値を予測するものです。アルゴリズムは、Savitsky滑走法を基に、滑走状態に入る間際のハンプスピードでの予測精度を向上させたものになります。この方法は、アフターボディーのデッドライズやビームに変化を持つ船型の抵抗予測が、Savitskyよりも優れていると言われています。


 IMO MSCレゾリューション

  •  2009年以降建造の80mオーバーの貨物船(およびすべての旅客船)から適用となるIMO MSC.216(82)で定められている確率論的ダメージスタビリティー要件は、Hydromax Ultimateにより解析可能となっています。また、以前のMSC.19(58)についても対応済です。
     同じく、非損傷時復原性コードMSC.267(85)に関しても、Hydromax Proのスタビリティー基準ライブラリーに盛り込まれています。


 ShipConstruntorへのリンク

  •  Workshopは以前より、ShipConstructorへの強力なリンク機能を備えています。構造の初期的な設計を、インタラクティブに的確にWorkshopで行ない、その後の詳細な設計を、3DのAutoCADベースであるShipConstructorにより完成させることが可能になっています。
   
▲図2 デザインマネージメントツール   ▲図3 MaxsurfとShipConstructorによるスエズMax船型 

Maxsurfセミナー
 ●日時 : 2011年 8月 2日(火) 9:30〜16:30   ●参加費 : \15,000 (1名様・税込 \15,750)
 ●本会場 : フォーラムエイト東京本社 GTタワーセミナールーム TV会議システムにて 東京・大阪・名古屋・福岡にて同時開催

     
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(Up&Coming '11 新緑の号掲載)
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