New Products |
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●新規価格
●アップグレード価格 |
Advanced:440,000円 Standard:359,000円 Lite:284,000円
Standard:179,000円 Lite:142,000円 |
●リリース 2015年 7月
UC-1 道路土工 |
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斜面の安定計算は、各種設計基準類の選択により対象とする土構造物における設定された湛水条件での土中水の状態を自動設定する斜面安定解析プログラムであり、斜面安定解析/逆解析(逆算法)の基本解析或いは法面工の景観設計を行う基本機能製品、それらの基本機能に各種対策工の設計計算機能を付加した製品に区分されます。斜面の安定計算
Ver.12では、新基準の追加、対策工の機能拡張、弊社地盤解析シリーズとの連携機能強化のほか、既存機能拡張や改善など日々寄せられるご要望への対応を予定しています。
なお、本バージョンより製品構成がLite版、Standard版、Advanced版のに変更となり、旧バージョンからは以下のように変更されます。
現行の「斜面の安定計算」が「斜面の安定計算 Lite」になります。
現行の「斜面の安定計算(対策工対応)」が「斜面の安定計算 Standard」になります。
「斜面の安定計算 Standard」に対策工法の「アンカー付き抑止杭工」を加えて「斜面の安定計算 Advanced」になります。
以下に予定してる主な開発内容をご紹介します。
Advanced版の主な開発内容
Standard版の主な開発内容
- 軽量盛土工法検討への対応
- アンカー引張材の任意工法登録への対応
- 入力可能工区数の拡張
- 杭工の部材設計結果(Ru-Lx曲線)描画機能の強化
- アンカー丸め値および補強材必要長丸め値の選択レンジ改善
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機能 |
Lite |
Standard |
Advanced |
安定計算 |
○ |
○ |
○ |
対策工 |
アンカー付き抑止杭工 |
− |
− |
○ |
ジオテキスタイル工 |
− |
○ |
○ |
アンカー工 |
− |
○ |
○ |
切土補強土工 |
− |
○ |
○ |
杭工 |
− |
○ |
○ |
のり枠工 |
− |
○ |
○ |
ニューマーク法 |
○ |
○ |
○ |
浸透流FEM解析 |
○ |
○ |
○ |
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Lite版の主な開発内容
- 屋外タンク貯蔵所 基礎の規制基準への対応
- 土地改良施設 耐震設計の手引きでの部分水中時の検討に対応
- 計算書出力における荷重モーメントMp算出根拠の出力に対応
- 弾塑性地盤解析(GeoFEAS 2D)データエクポート機能への対応
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アンカー付き抑止杭工は、杭工の一種である抑え杭に対し、補助的にアンカーを取り付ける工法です。抑え杭単独では変位や曲げモーメントが大きくなり、杭径や肉厚が大きくなって不経済となってしまう場合があるため、杭に発生する変位や曲げモーメントを抑制する目的で用いられます。
図1のように、アンカー付き抑止杭は、抑止杭と同様に杭を片持ち梁として扱い、地すべり末端部や頭部付近で杭工施工を迫られた場合に適用されます。抑止杭は、地すべり末端部や頭部では杭の下流側の移動層による支持は期待できず、杭の抵抗力のみで地すべり推力を負担することになるため、杭工の規模が大きくなりがちです。そこで、抑止杭の杭頭付近にアンカーを打設し、アンカーによる抑止力を杭に付加することで、アンカー打設位置と根入れ部分の2点で地すべり推力を抑えることになり、変位や曲げモーメントを抑制することができます。
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▲図1 アンカー付き抑え杭 |
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▲図2 抑止杭とアンカー付き抑止杭の相違 |
▲図3 計算条件 |
計算内容としましては、抑止杭で行われていた照査方法とは異なり、すべり面に対して水平に作用する設計アンカー力THを元にした照査方法となります。まず設計アンカー力THを算定し、その値を以って杭の最大曲げモーメントおよび最大せん断力を算定して杭の照査を行った後、アンカーについての照査を行います。
なお、本製品における入力は、これまでの抑止杭工の入力手順にアンカーの入力手順を加えた手順を予定しており、既存システムを継承した操作性となりますので、違和感なく設計いただけるものと思います。 |
土質ブロックの設定において、『EPS工法』や『現場発泡ウレタン超軽量盛土工法』などのいわゆる”軽量発泡材”の設定が可能となります。これにより、軟弱地盤や地すべり地などの地盤強度の小さいところに荷重軽減対策を施した場合の検討が可能となります。 |
▲図4 発泡材ブロック |
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▲図5 土質物性値 |
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基準の追加としまして、新たに屋外タンク貯蔵所 基礎の規制基準 解説 昭和58年1月(社)土木学会監修 危険物技術研究会編に対応します。これにより、タンク本体の隅角部の安全性につながるアニュラ板付近の局部的なすべり破壊の検討が可能となります。
基本的には「設計要領第一集 土工編」と同等の考え方となりますが、すべり抵抗側に「1.3」の係数を乗じている点が大きく異なります。
ここに、
Fs:安全率(Fsa=1.2)
c :粘着力(kN/m2)
l :分割片におけるすべり面の長さ(m)
W :分割片における幅1メートル当たりの有効重量(kN/m)
θ:分割片でのすべり面と水平面のなす角(度)
φ:内部摩擦角(度)
Wo:分割片における幅1メートルのの全重量(kN/m)
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▲図6 .貯蔵タンク円弧すべり |
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既存の「CCL工法」、「フレシネー法」、「VSL工法」、「SEEE工法」、「ストロングホールド工法」に加え任意の工法を登録する事が可能となります。これにより、KTB工法やその他工法によるアンカー引張材諸元を登録することが可能となり、○○工区の入力において引張材の選択肢が拡張されます。
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▲図7 アンカー引張材 |
▲図8 工区の入力 |
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今後も引き続きユーザ−様からのご意見、ご要望を取り入れ改善・改良を加えて参ります。どうぞご期待ください。 |
(Up&Coming '15 盛夏号掲載) |
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