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フォーラムエイトでは、会員企業として参加している一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)・技術委員会の主催による米国研修プログラムに、社内の若手エンジニアを派遣しています。現代のグローバル社会をエンジニアが生き抜き国際社会をけん引するためのリーダーシップ力や、新たな技術、ニーズ、トレンドを学ぶことを目的とし、充実したプログラムとなっています。ここでは、2019年10月〜11月に行われた研修の模様をレポートします。 |
第6期 若手エンジニアのグローバル化に向けた海外研修」 |
2019年10月26日(土)〜11月3日(日) |
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AIや5G、自動運転技術などといったように、近年におけるIT技術は目まぐるしく進歩しています。これらのグローバルな技術情報をいち早くキャッチアップし、開発に活かしていくことが、これからの新しいIT時代を迎えるエンジニアには必要であるとされています。
本研修では、アメリカ・ロサンゼルスにおいて、英語生活を行うとともに、アメリカにおけるITテクノロジーの最新動向に関する講義や視察、現地エンジニアとの交流を通じ、次世代を担うグローバルなエンジニアを育成することを目的としています。
InterBusiness Corporation社 Noguchi 氏によるアメリカ先進技術講義では、クラウドサービスの展開や「Mobility as a Service (MaaS)」(写真1)などの技術の最新動向についての解説があり、これからの時代におけるビジネスモデルの転換を知ることができました。各企業において、これからの新しいビジネスとレガシービジネスの兼ね合いを取っていけるかどうかが重要であると実感しました。
企業訪問で訪れたFIJITSU GLOVIA INC. では、異文化同士におけるコミュニケーションを行うにあたってコミュニケーション文化例えば、「ローコンテクスト文化とハイコンテクスト文化」の違いを理解することの重要性についての解説がありました。様々な国籍が入り混じるアメリカでは、文化の違いを理解し許容することが仕事を行う上でも最重要であるようです。
現地研修最終日に行われたYamaguchi氏による講義では、日本とアメリカの働き方の違いについてお話がありました。アメリカでは、ジョブディスクリプションというものがあり、職務の内容や範囲、責任、求められるスキルなどが明確化されています。そのため、自分の仕事に対するプロ意識が強いという印象を受けました。また、採用の募集に対する業務を全うできるのであれば、年齢、性別、人種は採用に影響しない、ということがアメリカでの常識であるようです。
この海外研修を通して、異文化コミュニケーションや国外のワークスタイル、ITテクノロジーの最新動向について実際に経験することができ、様々な知見を広げることができました。エンジニアという職業は、企業の一員としてのプロ意識をもつことが重要であると同時に、一人のエンジニアとしても自立していくべきであるという意識を持つことが重要であると実感しました。多くの参加者が、これからの成長のための何らかの“きっかけ”をつかむことのできた研修であったと感じています
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研修内容
10/26(土) |
ロサンゼルス到着、オリエンテーション |
10/27(日) |
英語グループレッスン、アメリカ先進技術講義(Yoshi Noguchi氏) |
10/28(月) |
英語グループレッスン |
10/29(火) |
企業訪問:FIJITSU GLOVIA INC.、Sony Pictures Entertainment Inc.、Google、Sony Interactive
Entertainment |
10/30(水) |
アメリカ先進技術講義(Jordan氏):米国における開発手法やフィロソフィー、アジャイル開発実践
California Science Center見学 |
10/31(木) |
自由行動 |
11/1(金) |
NASA JPL先進技術講義(NASA JPL Ishimatsu氏)/UCLA
UCLA/大学内のIT環境や施設を視察・体験(写真2、3)
異文化コミュニケーション、グローバルビジネス講義(元Unisys社Yamaguchi氏)、成果報告会 |
11/2(土) |
ロサンゼルス出発 |
11/3(日) |
帰国 |
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写真1 普及するシェアリングサービス(MaaS) |
写真2 UCLA視察・体験での集合写真 |
写真3 UCLA構内インターネット誕生の地 |
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(Up&Coming '20 春の号掲載) |
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