1) |
IFCのバージョン
適応範囲の拡張などにより、1997年のR(リリース)1.0からバージョンを重ね、今秋にはIFC
2x4がリリース予定となっています。
また、IFC 2xはISO国際規格/STEPに準拠した規格(ISOのPASを取得)となっています。
バージョン: IFC R1.0 / R1.5 / R1.5.1 / R2.0 / IFC 2x / 2x2 / 2x3 |
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2) |
IFCの活用事例
IAIには13の国際支部があり、それぞれの活動組織ではIFCの実用化に向けて多種多様な実証実験を行い、仕様の定義、利用促進、広報活動を国際的に行っています。
また、IFCが準拠しているSTEPもデータ標準のための規格ですが、STEPは広範な規格であり、標準化等に大幅な時間を費やす事から、限定された規格であるIFCがSTEPの仕様を引継ぎ、IAIで策定された独自の仕様をSTEPに反映するといった連携がとられ、国際的な標準化が進んでいます。
その中で、IFCはドイツのバーバリア州政府の実プロジェクトでの採用や、シンガポール政府の3次元CADの建築確認申請用図面を電子納品する際の規格に使用されるなど、一般化に関しても大幅に進んできています。
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3) |
IFCとBIM(Building Information Modeling)
BIMとは建築物を形状だけでなく、様々な情報(性能、コスト、スケジュール等)を含んで建築全体をモデル化する手法のことで、ライフサイクル全体をカバーすることができるIFCがこの国際標準として使用されつつあります。実際、BIM/IFCはアメリカの連邦調達庁でのプロジェクトで実現、ドイツ連邦政府レベルでの活用で計画中といったように、急速にBIMデータ交換標準は、注目されています。 |