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Vol.8 9年ぶりの日本開催に、
目標上回る65カ国から2万人超が参加
フォーラムエイトのDSが複数の展示ブースで活躍


ITS 世界会議 東京 2013
開催日:2013年10月 14日(月)〜18日(金) 展示:15日(火)〜18(金)
一般公開日:10月 17日(木)〜18日(金)
会場:東京ビックサイト
URL:http://www.itsworldcongress.jp/japanese/

 ITS をめぐる最先端の技術や研究、世界の施策に触れた5 日間

去る10月14日〜18日の5日間にわたり、「第20回 ITS世界会議東京2013」が東京国際フォーラム(14日)および東京ビッグサイト(15日〜18日)で開催されました。

▲「第20回 ITS世界会議東京2013」展示会場入口前(東京ビッグサイト)

会期中、首都圏に大きな被害を及ぼした台風26号が接近。荒天が懸念されたことから、16日は予定されていた午前中の会議セッションや展示会、ショーケースなどが中止になったほか、「体験しよう!”自動運転に向けて” in お台場」デモやテクニカルビジットが終日中止になるという波乱がありました。

にもかかわらず、会議終了後にITS世界会議東京2013 日本組織委員会が公開した公式集計値によれば、会期を通じた同会議への参加は65カ国・地域から総数20,691人(会議登録の3,940人を含む)。プレス参加者の数も国内外から476人に上りました。

これは、当初目標値(参加国数60カ国以上、参加者数8,000人以上、会議登録者数4,000人)と比べ、会議登録者数がほぼ目標値通りだったほか、参加国数で8%超、参加者数にいたっては2.5倍を記録。閉会式(18日)の際、2013WC BOD議長の矢野厚氏がやや興奮気味に非公式の数値(その時点では10月17日までの総入場者数として16,900人)に触れたのが印象的でした。

初日(14日)は同会議のキックオフイベントとして、東京国際フォーラムで「開会式」および「ウェルカムレセプション」が開催されました。
▲「第20回 ITS世界会議東京2013」の開会式 (10月14日、東京国際フォーラム)より
(ITS世界会議東京2013 組織委員会の渡邉浩之委員長)

翌15日からは会場を東京ビッグサイトに移し、「Open ITS to the Next:次のステージに向けての目的と課題」と題する「プレナリーセッション(PL1)」を皮切りに、18日まで4日間にわたる会議(PL、エグゼクティブセッション、スペシャルインタレストセッションなど、約250セッションから構成)はスタート。併せて、展示会やショーケース(試乗を含むデモンストレーション)、そのほかさまざまなイベントが繰り広げられました。

同会議最終日(18日)は、予定された会議や展示会、各イベントの終了を受け、「I TSのさらに向こうにあるもの:従来のアプローチから4つの”Open”へ」と題する最後のプレナリーセッション(PL3)を開催。続く「閉会式」を経て、次の開催地である米国デトロイトへとバトンが渡されました。

今回会議を通じ、「高度運転支援・自動運転」や「ITSビッグデータ」などのテーマが注目を集めました。また、個々のセッションではITSスポットサービスなどわが国で展開中のサービスに対し、海外からの関心の高さも窺われました。

▲「第20回 ITS世界会議東京2013」の閉会式(10月18日、東京ビッグサイト)
より(2013WCIPCの大口敬委員長がサマリを発表)

閉会式では、2013WC IPC委員長の大口敬氏が今回会議のサマリーとして、世界3極の今回会議に対するスナップショットを紹介。例えば、米州からは「ビッグデータが交通の未来を変えつつある」や「緊急事態への対応におけるITSの役割の増大」といった観点などとともに、「連結車両の導入および展開の拡大」あるいは「国際協力や国際基準への関心の増大」が挙げられました。また、欧州からは「まず展開ありき」で「統合されたサービスが出現しつつある」のに加え、「自動および自律走行車両の研究が発達」し、「オープンデータやビッグデータに関する多数のイニシアティブ」がなされてきており、「スマートシティのコンセプトが普及しつつある」といった認識が示されました。さらに、アジア・太平洋地域からは「自動運転は弾みがつきつつある」あるいは「ビッグデータ活用の決め手はコラボレーション」という見方の一方、「巨大都市や地域における交通問題」や「3極およびアジア・太平洋地域での協力の拡大、緊密化」への注目が浮かび上がりました。

 フォーラムエイトの多彩なDS、海外のITS 関係者からも注目

フォーラムエイトは「第20回 ITS世界会議東京2013」の展示会に、6Kマルチクラスタ・デジタルサイネージによるドライビングシミュレーションをベースとした、
  1. UC-win/Road Ver.9新機能/ADAS機能プレゼン・体験コーナー
  2. ネットワーク・マルチドライバー同期運転機能によるF1レース体験コーナー
  3. VR-Cloud®およびUC-win/Roadによるパーキングソリューション
  4. UC-win/Road鉄道シミュレータ
  5. トンネル管理者訓練システム「G’Val」
  6. ウルトラマイクロデータセンター
などを出展しました。

▲フォーラムエイトブース:
 各種体験コーナーを兼ねた6Kマルチクラスタ・デジタルサイネージによる
ドライビングシミュレーションをはじめ、フォーラムエイトの多彩なDSが多くの注目を集めました。

国内外の来場者からとくに関心が多く寄せられたのは、UC-win/Road体験シミュレータでした。また、6Kマルチクラスタ・デジタルサイネージによる体験コーナーは、常に盛況でした。一方、「G’Val」を開発したフランスBMIA社のメンバーが当社ブースを訪れ、2015年に開催予定のITS世界会議ボルドーには同システムを出展したい意向が伝えられました。

そのほか、展示会場ではさまざまなシミュレータの利用が目立ちました。

とくに今回会議では、UC-win/Roadドライブ・シミュレータを導入されている出展者も多く、中日本高速道路株式会社のITS体験シミュレータ、警察庁および一般社団法人UTMS協会のDSSS体験シミュレータ、一般財団法人道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)のVICS体験シミュレータ、トヨタ自動車株式会社のCOOPERATIVE ITSドライブ・シミュレータ、アイシン精機株式会社のそれぞれ異なるコンセプトを体験できる3種類のドライブ・シミュレータ、富士通株式会社のドライバーサポートシステムのシミュレータなど、多岐にわたりました。それらは先進かつ多様なITSの機能を実現しており、その多くで来場者からの関心を集めている様子が窺われました。

なお、2012年春から8回にわたって連載してまいりました本シリーズは、今回レポートが最終回となります。

▲VICS体験シミュレータ ▲AISINの3種類のDSではそれぞれ異なるテーマを体験
▲トヨタ自動車の
COOPERATIVE ITSドライブシミュレータ
▲警察庁/一般社団法人UTMS協会の
体験シミュレータ
▲国交省や各高速道路会社などが
合同で出展したブースのITS体験シミュレータ
▲富士通の
ドライバーサポートシステムのシミュレータ

(執筆:池野隆)


  
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