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Q&A深礎フレームの設計・3D配筋(旧基準) Q&A ('20.07.03)
>> 部分係数法・H29道示対応製品Q&A
NEW!更新内容


Q56.周面摩擦を考慮する場合の周面ばねksvbはどのようにモデル化していますか。('20.07.03)

Q57.周面摩擦を考慮する場合の周面ばねksvbの連成ばねはどのように求めていますか。('20.07.03)



※旧製品のQ&Aはこちらをご覧ください。
   深礎フレーム

目  次
 

Q1.橋台と連動時の[荷重ケース(常時・レベル1地震時)]-[基本条件]画面の竪壁基部作用力と底版作用土圧力はどのように求められていますか。

Q2.荷重分担率を計算する場合のスイッチ設定はどのようにするのか。

Q3.段差部の照査を行いたい

Q4.底版照査で、格点の前後で正曲げと負曲げとなる場合の照査はどのようにしているのか?

Q5.立体解析による荷重分担率算定機能は以前からありましたが、Advanced版のものは何が違うのですか

Q6.NEXCO設計要領第二集の落橋防止構造によるレベル2地震時照査は行えるか?

Q7.図面を作成するにはどうしたらいいのか

Q8.Lite版とStandard版の違いは?

Q9.Standard版とAdvanced版の違いは?

Q10.ライナープレート部とモルタルライニング部は、計算上どのような違いがあるか

Q11.立体解析による荷重分担率算定が2種類あるが、どう違うのか

Q12.2×2の組杭深礎基礎で、橋軸直角方向に段差がある場合の基礎ばねはどのように算定するればよいのか

Q13.底版配筋はどこで行うのか

Q14.2本杭で、同じような条件で面内解析と面外解析で基礎ばねの計算を行うと、面外解析の回転要素が小さく出るのはなぜか

Q15.地盤の途中で塑性化後の抵抗力が0になる部分があるがなぜか

Q16.深礎杭の設計で深礎杭自体に浮力を考慮する場合の質問です。深礎下端の地盤反力度を計算する場合、浮き上がりがない場合は、鉛直力の大きい「浮力無視」の状態が地盤反力度が大きいのですが、浮き上がりが生ずる場合は、有効面積の関連で浮力を考慮した場合が大きくなる場合があります。
この場合、深礎杭自体の浮力の入力方法として深礎杭の単位重量を「24.5-10.0=14.5kN/m3」として入力していますが、これだと水平方向の慣性力も小さくなります。
適切な入力方法はありますか。


Q17.下部工との連動時に、底版を骨組として解析した結果を用いた底版照査を行いたい

Q18.橋台連動時の底版剛性に用いる深礎フレームから連動される鉛直ばねが深礎底面ばねより大きいのはなぜか

Q19.フーチング照査で、yの入力がありますが、段差がある場合のyの取り方はどう設定すればよいのでしょうか

Q20.橋脚と連動している場合の作用格点は、どのように変更するのでしょうか

Q21.次のエラーが出ました。対処方法を教えてください。
「ブロック作成エラーが発生しましたX=0.000Y=13.900Alp=135」


Q22.レベル2地震時照査で、何度計算してもS=0となる

Q23.基礎ばね算出で、フーチング前面に土砂がある場合、フーチング前面部分の基礎ばねに含んでいるのでしょうか

Q24.段差フーチングの場合、深礎杭と段差フーチングの間の地盤部分は、基礎ばねの算出でのどうように取り扱っていますか

Q25.段差フーチングで、谷側と山側で非対称な形状・杭配置です。
この状態で、山側から谷側方向へ荷重を載荷した場合と、谷側から山側に荷重を載荷した場合で基礎ばねが同じになりましたがこれは正しいでしょうか。


Q26.詳細設定の底面せん断抵抗の取扱い(許容応力度法)で、ヘルプでは、設計要領(H24.7)は「1本単位」、深礎基礎設計便覧(H24.4)は「1本/全体で判定」と記載されています。
この記載について、深礎設計便覧ではありましたが、設計要領では該当する記述がありませんでした。
設計要領のどのページに記載されているのか教えていただけないでしょうか?


Q27.深礎杭と底版で両方とも鉄筋材質をSD345を使っており、鉄筋の常時の許容引張応力度を160としていますが、底版のみ許容引張応力度を180とするにはどうすればよいでしょうか

Q28.「基本データ」「杭周面摩擦」で「考慮する(XYZ)」にチェックを、「混合土留めを用いる」はチェックをいれないで「詳細設計」では「内部計算(別入力)」にチェックを入れた場合、「混合土留めを用いる」にチェックをいれた場合と一致しますでしょうか

Q29.フーチングが無い門形ラーメン式橋脚で、それぞれの柱基部下端作用力を入力してレベル2地震時照査を行いたい

Q30.杭側面の周面ばねの取扱いで、「上限値を超えた場合、せん断地盤反力の上限値を荷重として与える」というのが理解できません。
水平方向せん断地盤反力が上限を超えた場合は、上限値を水平荷重として与えているのでしょうか?
鉛直方向せん断地盤反力が上限を超えた場合は、上限値を鉛直荷重として与えているのでしょうか?


Q31.タイプUとタイプTはkhpが同じで、khc×2/3よりもkhpが小さいなら、タイプ1とタイプ2の荷重データの柱基部の断面力の入力値は同じになると思うのですがどうでしょうか

Q32.レベル2地震時照査で、荷重ステツプ0.989にて押込み支持力が上限値に達します。
その時の値は 63463.1>61635.6kN です。
押込み力=63463.1kN、押込み力上限値=61635.6kNのそれぞれの計算方法をお教えください。


Q33.杭の条件を変えても杭頭付近の水平バネが“0”となりますが、これは地盤が塑性化していることをあらわしているのか、ある条件では“0”として取り扱うようなスイッチがあるのでしょうか

Q34.橋脚の設計と連動している場合に、「レベル1地震時とレベル2地震時の慣性力の作用方向が異なっています。」というメッセージが出る

Q35.レベル2地震時の計算を行ったときに、「全杭終局しました。計算を中止します。」というメッセージが出る場合は、構造的におかしいということか

Q36.引き抜き力が出た際の地盤反力度の考え方について教えて下さい。
杭2で地盤反力度が0なっています。引き抜き力が出たからだと思いますが、この様な場合に地盤反力度を0にする考え方についてご教授下さい。


Q37.橋台連動時の底版照査で、深礎フレームと橋台のどちらが正しいのか

Q38.ヘルプの製品概要の対象構造物で、ラーメン構造(b)のレベル2地震時は「−」となっており適用外のようですが、計算を実行することができました

Q39.橋軸直角方向に段差を付けたフーチングで、杭本数を2×2=4本としています。
自動でフレームを作成した場合、X軸はフーチング中心、Y軸は低い方(下段)の杭頭位置(フーチング下面)が原点になっていると思いますが、画面上では、上段杭頭位置が原点として表示されています。
フーチング下面を設計地盤面として地層線を入力する場合、1層目のY座標は、下段列は0、上段列は杭頭の比高差を足した値(段差が2.5mあったら、0+2.5=2.5)で良いでしょうか。
それとも、画面上の描画と整合が取れるようにするのでしょうか。
若しくは、段差によりフーチング下面に比高差があったとしても1層目のY座標は0として良いのでしょうか。


Q40.地層線の設定で、折れ点を2点設けたい場合は直線地層線では設定できないのか

Q41.[基本データ]画面の水平震度はどこで使いますか

Q42.段差フーチングの段差部の照査で、段差部付け根位置を照査位置としているが、部材高が、段差部付け根位置の幅にならない

Q43.杭本体の断面力の軸力が0になるのはどういう状態か

Q44.「基礎は降伏するが損傷はそれ以上進展しないと判断される」というコメントが表示されています。
これはOKなのかNGなのか。


Q45.橋台なのでレベル2地震時照査を行いたくないがどうすればよいか

Q46.「塑性化を考慮した照査」を行いたいのですが、出来ません。何が原因でしょうか?

Q47.すべり角の範囲の出展はありますか?
45〜135はどのような意味を持つのでしょうか?


Q48.橋台の設計をバージョンアップしたら、深礎フレームと連動できなくなった

Q49.底版照査で、「骨組み解析結果を用いて照査」を選択できない

Q50.片持ち梁解析と骨組み解析の違いを教えて下さい

Q51.杭径が異なる杭が混在した場合の計算はできますか

Q52.杭反力を、杭基礎ではK1〜K4などから計算していますが、深礎フレームではどのように計算していますか。

Q53.谷側に荷重を掛けているのに山側に変位が出ます。

Q54.水平ばねの格点間隔を変更すると計算結果が変わりましたが何故でしょうか。

Q55.底版を骨組解析する場合のレベル2地震時で、任意のステップ時に載荷されている水平荷重を求める方法はありますか。

Q56.周面摩擦を考慮する場合の周面ばねksvbはどのようにモデル化していますか。

Q57.周面摩擦を考慮する場合の周面ばねksvbの連成ばねはどのように求めていますか。




  

Q1.

橋台と連動時の[荷重ケース(常時・レベル1地震時)]-[基本条件]画面の竪壁基部作用力と底版作用土圧力はどのように求められていますか。
A1. 橋台の設計の計算書の「橋軸方向の安定計算」−「作用力の集計」で出力される、作用力の集計値を用いております。
竪壁基部作用力荷重は「■竪壁基部の作用力」を、底版作用土圧力は「■橋軸方向」の土圧力から「■竪壁基部の作用力」の土圧力を差し引いたものを用いております。
なお橋台の設計の出力は、前趾端の底版下面位置で集計していますので、モーメントは、竪壁基部位置と底版下面中心位置(底版作用土圧力は底版下面中心位置で集計)の集計位置の違いを補正する必要があります。
 
Q2. 荷重分担率を計算する場合のスイッチ設定はどのようにするのか。
A2. 単位荷重以外の荷重を載荷しないように、また、地盤ばねが塑性化しないようにするために次のスイッチを変更します。
・[基本データ]-[基本データ]画面の「使用材料(深礎杭)」の単位体積重量γcを0とする。
・[基本データ]-[基本データ]画面の「設計水平震度(レベル1地震時)kH」を0とする。
・[詳細設定]-[モデル化]画面の「底面ばねの取扱い 許容応力度法」を「全断面有効」とする。
・[詳細設定]-[モデル化]画面の「底面に引抜き力が生じた場合の底面ばねの取扱い」を「押込み時と同じとする」とする。
・[詳細設定]-[モデル化]画面の「許容応力度法照査時の地盤の取扱い」の「地盤を塑性化させない」にチェックを入れる(周面ばねについては、周面ばねを考慮するモデルの場合に有効になり、状況により指定)。
 
Q3. 段差部の照査を行いたい
A3. [深礎フレームの設計・3D配筋Ver.1]
段差部の照査位置を自動追加する場合は、[詳細設定]-[底版]の「段差部を照査位置に追加する」をチェックします。
任意追加する場合は、[照査位置及び配筋]画面の背景が白色の行に「区分=段差」として追加してください。
段差部の場合の配筋は、「外側かぶり」「内側かぶり」で設定します。「内側かぶり」は、段差の山側の鉄筋となります。
※段差がなくても任意追加することができます。
※片持ち梁解析では段差部の照査は行いません。
 
Q4. 底版照査で、格点の前後で正曲げと負曲げとなる場合の照査はどのようにしているのか?
A4. [深礎フレームの設計・3D配筋Ver.1]
最大曲げモーメントで照査する方法と、正曲げと負曲げの両方で照査する方法を選択できます。
[詳細設定]-[底版]の「照査位置の曲げモーメントの符号が異なる場合の取扱い」で指定します。
 
Q5. 立体解析による荷重分担率算定機能は以前からありましたが、Advanced版のものは何が違うのですか
A5. [深礎フレームの設計・3D配筋Ver.1]
従来版は、1面の杭列モデルを、奥行きの杭列分コピーしたような立体モデルでした。
Advanced版は、設定した杭配置、杭長、地盤ばねを、杭毎に反映するモデルとしています。すなわち2×3の杭列で、6本の杭全ての杭長が異なる場合にも対応できるモデルとしています。
その他に次の違いがあります。
深礎底面条件  従来版:固定or自由  Advanced版:固定or自由orばね
解析モデル   従来版:面外解析   Advanced版:面外解析or面内解析
回転条件    従来版:強制変位   Advanced版:強制変位or水平荷重載荷
計算結果の利用 従来版:設計者が入力 Advanced版:荷重ケースへのコピー機能
 
Q6. NEXCO設計要領第二集の落橋防止構造によるレベル2地震時照査は行えるか?
A6. [深礎フレームの設計・3D配筋Ver.1]
対応しています。
[荷重ケース(レベル2地震時)]-[落橋防止]画面の「落橋防止構造の作用力による照査を行う」にチェックしてください。
 
Q7. 図面を作成するにはどうしたらいいのか
A7. [深礎フレームの設計・3D配筋Ver.1]
計算実行を行いますと、[図面作成]ボタンが有効になります。
※杭形状が小判断面には対応しておりません。
※混合土留めの設計径の違いは反映されません。
 
Q8. Lite版とStandard版の違いは?
A8. [深礎フレームの設計・3D配筋Ver.1]
Lite版は、Standard版で使用できる機能の内、いくつか使えない機能があります。
次の機能を使用することができません。
・杭形状が小判断面
・立体解析による荷重分担率算定機能
・混合土留め工
 
Q9. Standard版とAdvanced版の違いは?
A9. [深礎フレームの設計・3D配筋Ver.1]
Standard版は、Advanced版で使用できる機能の内、次の機能を使用することができません。
・立体解析による荷重分担率算定(高機能版)
※従来の立体解析による荷重分担率算定機能は使用できます。
 
Q10. ライナープレート部とモルタルライニング部は、計算上どのような違いがあるか
A10. ライナープレート部には周面摩擦を考慮しませんので、モデル上は、周面ばねを設置しない範囲となります。
また、有効径Deがライナープレート部De=D(杭径)、モルタルライニング部De=0.8Dと異なります。
設計径を別々に設定できますので、応力度照査、M-φ算出に影響します。
 
Q11. 立体解析による荷重分担率算定が2種類あるが、どう違うのか
A11. 「単一杭列面外モデルで計算(簡易モデル)」版は、従来(Ver.7〜Ver.9)版と同じものです。計算対象は、面外解析のみ、入力対象杭列を1面として、載荷方向に同じ断面が並んでいるものとします。杭毎に支点を設け、強制変位を載荷します。
「全杭列データモデルで計算」版は、新たに追加したもので、Advanced専用機能となります(簡易モデルはStandard版)。解析方向は面内・面外どちらでも構いません。
基礎全体の杭配置を考慮したモデルを自動で作成します。杭毎に支点を設けたり強制変位を設定する必要はありません。また求めた荷重分担率を、各荷重ケースに連動する機能があります。
 
Q12. 2×2の組杭深礎基礎で、橋軸直角方向に段差がある場合の基礎ばねはどのように算定すればよいのか
A12. 橋軸方向に変更な杭列ごとにモデル化を行い、それぞれの杭列ごとに基礎ばねを算定し、それらを合算したものとしてください。
ただし、各列の基礎ばねは、1列分の基礎ばねと、全体(1列分×奥行き方向杭列数)の基礎ばねを表示します。「現在の表示切替」ボタンで、表示を切り替えますので、1列分の基礎ばねを合算してください。
 
Q13. 底版配筋はどこで行うのか
A13. [照査位置及び配筋]画面の表内の照査位置をダブルクリックします。
ダブルクリックした照査位置の断面寸法と配筋の設定画面を表示します。
断面と配筋は、配筋照査位置ごとに設定を行ってください。
 
Q14. 2本杭で、同じような条件で面内解析と面外解析で基礎ばねの計算を行うと、面外解析の回転要素が小さく出るのはなぜか
A14. 解析モデルによる違いです。
面内解析の場合は、加力方向に配置された杭が、回転に対する抵抗として作用しますが、面外解析の場合は加力水平方向に杭が配置されるため、そのような効果はないため、ばね要素としましては小さくなります。
 
Q15. 地盤の途中で塑性化後の抵抗力が0になる部分があるがなぜか
A15. ある区間に載荷する塑性化後抵抗力は、区間の下端の塑性化後抵抗力から、区間の上端の塑性化後抵抗力を差し引いたものとしております。
この時、上端の塑性化後抵抗力が下端の塑性化後抵抗力より大きい場合は、区間の塑性化後抵抗力はマイナス値となります。
しかし、マイナス値となることはありませんので、0としております。
 
Q16. 深礎杭の設計で深礎杭自体に浮力を考慮する場合の質問です。深礎下端の地盤反力度を計算する場合、浮き上がりがない場合は、鉛直力の大きい「浮力無視」の状態が地盤反力度が大きいのですが、浮き上がりが生ずる場合は、有効面積の関連で浮力を考慮した場合が大きくなる場合があります。
この場合、深礎杭自体の浮力の入力方法として深礎杭の単位重量を「24.5-10.0=14.5kN/m3」として入力していますが、これだと水平方向の慣性力も小さくなります。
適切な入力方法はありますか。
A16. 杭体に慣性力が生じるのは突出杭の場合となります。
お考えのモデルが突出杭でない場合ですと、深礎杭の単位重量の変更による影響は鉛直荷重のみとなります。
突出杭の場合は、お考えのように突出部の慣性力に影響が出てしまいます。
その場合、影響する分を任意荷重として深礎杭体に載荷することで補正する方法が考えられます。
[その他荷重]の「レベル1地震時土圧」で単位重量を小さくしたことによる慣性力の減少分を加算する方法です。
ただし、[その他荷重]で設定する荷重は、初期荷重扱いですので、レベル2地震時の荷重増分のような載荷はできません。
別の方法としましては、突出部を部材としてモデル化する方法が考えられます。
「底版荷重の取扱い=部材荷重で載荷」する場合では、レベル2地震時に、部材に荷重増分載荷できる任意荷重を設定できます。
 
Q17. 下部工との連動時に、底版を骨組として解析した結果を用いた底版照査を行いたい
A17. 次のバージョンでお使いになれます。
深礎フレームの設計・3D配筋 Ver.1.0.0以降
橋台の設計・3D配筋Ver.15.0.0以降
橋脚の設計・3D配筋Ver.14.1.0以降
 
Q18. 橋台連動時の底版剛性に用いる深礎フレームから連動される鉛直ばねが深礎底面ばねより大きいのはなぜか
A18. 周面摩擦を考慮する場合ですと、周面鉛直ばね(前背面周面鉛直ばね、側面周面鉛直ばね)が加算されます。
考慮しない場合は、[詳細設定]-[底版]の「底版剛性評価に用いるKvの取扱い」のチェックを外してください。
 
Q19. フーチング照査で、yの入力がありますが、段差がある場合のyの取り方はどう設定すればよいのでしょうか
A19. このyはレベル2地震時の杭頭水平力によるモーメントを計算する時に用います。
常に最も低い位置の底版からの高さを設定してください。
計算実行時に、計算断面の底版下面〜最も低い底版下面を差し引いて用いています。
 
Q20. 橋脚と連動している場合の作用格点は、どのように変更するのでしょうか
A20. 深礎フレームVer.9以降(深礎フレームの設計・3D配筋〜)から、連動時でも作用格点を変更できるようになりました。
[格点座標]画面の「作用格点」を変更してください。
 
Q21. 次のエラーが出ました。対処方法を教えてください。
「ブロック作成エラーが発生しましたX=0.000Y=13.900Alp=135」
A21. 設定している地層線の範囲が小さいため、すべり面と地層線の交点でエラーが出ていると存じます。
すべり面の角度は、90度を超える場合もあり、その場合は、斜面の傾斜角にもよりますが、すべり面はかなり遠方まで到達いたします。
地層線を前方に延長していただくか、すべり面の検索角度を小さくしてください。
すべり面の検索角度は、[詳細設定]-[地盤の塑性化]の「すべり角αの検索範囲」で設定できます。
初期値は、45〜135度となっております。
お送りいただいたデータでは45〜130度としますと計算が流れました。
あまり検索範囲を狭めますと最も厳しいすべり面を探せなくなる場合もございますことをご留意ください。
 
Q22. レベル2地震時照査で、何度計算してもS=0となる
A22. せん断力は、最終荷重まで掛けた時の断面力を用いております。
最終荷重は、次のものをいいます。
1)基礎が降伏しない場合の載荷ステップαi=1.000の時
2)基礎の降伏を許容する場合は、応答変位となる時
3)基礎の降伏を許容しない場合で、[降伏点の修正]で降伏点を設定した時

2)について
レベル2地震時照査はステップ毎の解析結果を変位など一部のデータを除いて保存しておりません。
そのため一度目の計算過程では、応答変位となる載荷ステップは不明ですので、降伏震度が決定した後に、再度レベル2地震時照査を行い、応答変位時の断面力を求める必要がございます。
この時、応答変位より前に基礎が終局してしまいますと、応答変位に達することができないため断面力を求めることができません。
また載荷ステップαi=1.0まで載荷を行いますが、αi=1.0でも応答変位に達しない場合も断面力を求めることができません。

3)について
レベル2地震時照査の実行後に、logP〜logS曲線の変位急増点を求めますが、最終的な降伏点は設計者が設定するようにしております。
レベル2地震時照査はステップ毎の解析結果を変位など一部のデータを除いて保存しておりません。
そのため、設定した降伏点の計算結果を求めるために、[降伏点の修正]で降伏震度を設定後に、再度レベル2地震時照査を実行していただく必要がございます。
 
Q23. 基礎ばね算出で、フーチング前面に土砂がある場合、フーチング前面部分の基礎ばねに含んでいるのでしょうか
A23. ばね値は、底版下面(それぞれの深礎杭杭頭)以深について計算しております。
 
Q24. 段差フーチングの場合、深礎杭と段差フーチングの間の地盤部分は、基礎ばねの算出でのどうように取り扱っていますか
A24. 設定されている地形線から算定しております。
ばね値の計算につきましては、計算書の「地盤の諸条件−地盤反力係数」「地盤の諸条件−支点ばね」をご参照ください。
 
Q25. 段差フーチングで、谷側と山側で非対称な形状・杭配置です。
この状態で、山側から谷側方向へ荷重を載荷した場合と、谷側から山側に荷重を載荷した場合で基礎ばねが同じになりましたがこれは正しいでしょうか。
A25. 基礎ばねの算定では、ばね値は線形ばね(弾性ばね)として取扱い、常に一定のばね値を用います。
基礎ばねは、解析モデルに単位荷重を載荷して変位を求め、(荷重)=(基礎ばね)×(変位)から、基礎ばね値を逆算して算出しております。
従いまして、荷重の載荷方向(-1000 or +1000)が変わりますと、変位の符号も変わりますので、基礎ばねは同じとなります。
 
Q26. 詳細設定の底面せん断抵抗の取扱い(許容応力度法)で、ヘルプでは、設計要領(H24.7)は「1本単位」、深礎基礎設計便覧(H24.4)は「1本/全体で判定」と記載されています。
この記載について、深礎設計便覧ではありましたが、設計要領では該当する記述がありませんでした。
設計要領のどのページに記載されているのか教えていただけないでしょうか?
A26. NEXCO設計要領では、特に記載がありませんので、従来とおり、全ケース、1本ごとに判定を行うものとしております。
なお、上記はスイッチで指定しますので、NEXCO設計要領でも、常時=1本単位、暴風時・地震時=全体の指定に変更もできます。
([詳細設定]-[許容応力度法]画面の「底面せん断抵抗の取扱い(許容応力度法)」)
 
Q27. 深礎杭と底版で両方とも鉄筋材質をSD345を使っており、鉄筋の常時の許容引張応力度を160としていますが、底版のみ許容引張応力度を180とするにはどうすればよいでしょうか
A27. 同じ材質で部材ごとに鉄筋の許容応力度を変えることはできませんが、[基準値]メニューの「鉄筋の許容応力度」で鉄筋材質の名称を変更できますので、使用していない材質の名称を「SD345」に変更し、設定値を160→180とした材質を、フーチングに適用することでご対応をお願いいたします。
 
Q28. 「基本データ」「杭周面摩擦」で「考慮する(XYZ)」にチェックを、「混合土留めを用いる」はチェックをいれないで「詳細設計」では「内部計算(別入力)」にチェックを入れた場合、「混合土留めを用いる」にチェックをいれた場合と一致しますでしょうか
A28. ライナープレートとモルタルライニングの違いは、周面摩擦を考慮できるか否かの他に、有効径Deの取扱いが異なります。
従いまして、ライナープレート部の前面水平ばね値が異なってしまいますので、基礎ばね全体で言えば一致いたしません。

次に周面ばねに限った場合でも、土留め境界位置での取扱いが下記の通り異なりますので一致は致しません。

[混合土留めを用いる=チェックなし]の場合
土留め境界位置で、周面摩擦力上限値設定用のデータの地層境界を1mm上にずらした場合は、下の層の上限値を参照しますので、土留め境界位置の上限値>0となるため、土留め境界位置のばねは取り外されません。
ただし、格点の上側がライナープレート、下側がモルタルライニングという判定も行わないため、ばね値は調整されずその深度のばね値を用います。

[混合土留めを用いる=チェックあり]の場合
土留め境界位置で、周面摩擦力上限値設定用のデータの地層境界を1mm上にずらした場合は、下の層の上限値を参照しますので、土留め境界位置の上限値>0となるため、土留め境界位置のばねは取り外されません。
土留め境界では、モルタルライニング部分のみのばね値を考慮します。
 
Q29. フーチングが無い門形ラーメン式橋脚で、それぞれの柱基部下端作用力を入力してレベル2地震時照査を行いたい
A29. 柱基部作用力はフーチングがある場合に選択できます。
その場合も、柱は1本を想定しております。
そのため、大変申し訳ございませんがお考えの荷重載荷は行うことはできません。
ご了承ください。
また、面外解析の場合は、「底版荷重の取扱い=作用格点に載荷」のみとなり、部材荷重で載荷を選択できない制限がございます。
そのため、任意荷重として杭頭格点に集中荷重として載荷することにも対応しておりません。
 
Q30. 杭側面の周面ばねの取扱いで、「上限値を超えた場合、せん断地盤反力の上限値を荷重として与える」というのが理解できません。
水平方向せん断地盤反力が上限を超えた場合は、上限値を水平荷重として与えているのでしょうか?
鉛直方向せん断地盤反力が上限を超えた場合は、上限値を鉛直荷重として与えているのでしょうか?
A30. 例えば上限値が100の場合、0〜99までは上限値に達していないため、ばねは付いています。
この時、(地盤反力)=(ばね値)×(変位)の関係が成立しています。
変位が大きくなり、地盤反力が100に達した後は、それ以上の反力は発生できませんが、ばねをそのままの状態で解析を行いますと、変位の増加に伴い上限値を超えた反力が生じてしまいます。
そのため、ばねを取り外し、外力として上限値を載荷し、(地盤反力)=(上限値)となるようにします。
 
Q31. タイプUとタイプTはkhpが同じで、khc×2/3よりもkhpが小さいなら、タイプ1とタイプ2の荷重データの柱基部の断面力の入力値は同じになると思うのですがどうでしょうか
A31. レベル2地震時照査の荷重は、柱基部由来のものと、フーチング由来のものがあります。
柱基部由来のものは、C2z・khco、khpに影響しますが、フーチング由来のものは、khgのみに影響します。
ご指摘の通りkhpにより柱基部の荷重が制限される場合は、タイプT、タイプU地震動のC2z・khcoが異なっていても、柱基部荷重はkhp以降は同じとなります。
しかし、khgが異なりますと解析に用いる荷重は異なります。
 
Q32. レベル2地震時照査で、荷重ステツプ0.989にて押込み支持力が上限値に達します。
その時の値は 63463.1>61635.6kN です。
押込み力=63463.1kN、押込み力上限値=61635.6kNのそれぞれの計算方法をお教えください。
A32. 押込み力は深礎基礎をフレームモデルとして解析した結果を用いております。
また、レベル2地震時照査では、荷重増分法を用い、レベル2地震時荷重を細分化して載荷し、その計算結果を積分して断面力、変位を求めております。
底面鉛直反力も同様であり計算過程をご提示することは困難です。ご了承ください。
押込み支持力の上限値は、計算書の「底面の許容鉛直地盤反力度」をご参照ください。
レベル地震時で硬岩の場合は、硬岩の最大地盤反力度qmax×3=2500×3=7500kN/m2と深礎杭のコンクリートの設計基準強度σckの内、小さい方を用いております。
 
Q33. 杭の条件を変えても杭頭付近の水平バネが“0”となりますが、これは地盤が塑性化していることをあらわしているのか、ある条件では“0”として取り扱うようなスイッチがあるのでしょうか
A33. ばね値には、斜面の影響を考慮する場合の補正係数αHθを乗じます。
αHθは、杭前面〜斜面までの水平かぶりLと基礎径Dの比αH(=L/D)<0.5の区間は、0となります。
そのため、その区間のばね値は0となります。
「平成24年版 道路橋示方書 W 解15.5.2」(p.520)をご参考ください。
 
Q34. 橋脚の設計と連動している場合に、「レベル1地震時とレベル2地震時の慣性力の作用方向が異なっています。」というメッセージが出る
A34. 橋脚の設計では、左右や前後の両方同時に計算を行うことができますが、深礎フレームでは、谷側方向への1方向の計算のみとなります。
そのため、橋脚の設計側で、両方向の計算設定がされている場合にはご指摘のメッセージを表示いたします。
深礎フレーム連動時には、谷側方向に特定していただきますようお願いいたします。
 
Q35. レベル2地震時の計算を行ったときに、「全杭終局しました。計算を中止します。」というメッセージが出る場合は、構造的におかしいということか
A35. 全杭が終局曲げモーメントに達した状態ですので、定義上は杭体の剛性が無くなっている状態となります。
そのため解析不可能となります。
基礎としては成り立たない状態となっておりますので、安定を満足しない状態になるかと存じます。
 
Q36. 引き抜き力が出た際の地盤反力度の考え方について教えて下さい。
杭2で地盤反力度が0なっています。引き抜き力が出たからだと思いますが、この様な場合に地盤反力度を0にする考え方についてご教授下さい。
A36. 基礎底面の鉛直ばねKvは、次式で算定しております。
  Kv=kv・A’
※斜面上の深礎基礎設計施工便覧(H24.4) 式V.2.51(p.121)
ここで、A’は、基礎底面の有効載荷面積ですので、基礎底面が浮上り切りますとA’=0となり、基礎底面の鉛直ばねKv=0となります。
鉛直ばねが無くなりますので、鉛直地盤反力度も0となります。
 
Q37. 橋台連動時の底版照査で、深礎フレームと橋台のどちらが正しいのか
A37. 杭反力と底版自重は同じですが、前趾上の上載土砂や後趾上の裏込め土・土圧などの設定が同じではない場合があります。
深礎フレームではそれらの条件は連動していませんので入力値になっています。
そのため橋台側の設定通りの底版照査としては、橋台側の計算結果になります。
 
Q38. ヘルプの製品概要の対象構造物で、ラーメン構造(b)のレベル2地震時は「−」となっており適用外のようですが、計算を実行することができました
A38. ラーメン構造の場合のレベル2地震時照査を行う場合でも、本製品では、深礎杭のみをレベル2地震時照査の対象部材としております。
そのためラーメン部材は常に弾性部材としての取扱いとなります。
計算自体は可能ですが、上記の理由により「−」としております。
 
Q39. 橋軸直角方向に段差を付けたフーチングで、杭本数を2×2=4本としています。
自動でフレームを作成した場合、X軸はフーチング中心、Y軸は低い方(下段)の杭頭位置(フーチング下面)が原点になっていると思いますが、画面上では、上段杭頭位置が原点として表示されています。
フーチング下面を設計地盤面として地層線を入力する場合、1層目のY座標は、下段列は0、上段列は杭頭の比高差を足した値(段差が2.5mあったら、0+2.5=2.5)で良いでしょうか。
それとも、画面上の描画と整合が取れるようにするのでしょうか。
若しくは、段差によりフーチング下面に比高差があったとしても1層目のY座標は0として良いのでしょうか。
A39. Y座標は、いずれも、低い方の底版下面を0としております。
フーチング厚が異なるため、フーチング中心高は異なっておりますが、柱基部(竪壁基部)高は同じ高さになっております。
地層線は、現在の入力対象杭列を基準に表示しております。そのため入力対象杭列ではない杭列では地層がずれて表示されます。
地層線の入力は、フーチング形状にかかわらず、各深礎杭の前面・杭頭(底版下面)をX=0、Y=0とした座標で設定するようになっております。杭位置が決まりますと杭に紐づいて地層線もスライドいたします。
 
Q40. 地層線の設定で、折れ点を2点設けたい場合は直線地層線では設定できないのか
A40. 折れ点が2点以上有る場合は直線地層線では入力できません。
「折れ線地層線」にて入力を行ってください。
 
Q41. [基本データ]画面の水平震度はどこで使いますか
A41. 杭の突出部の慣性力の算定や、「底版荷重の取扱い=部材荷重で載荷」で荷重を自動生成する場合のフーチングの慣性力算定時に参照します(変動作用時用)。
「底版荷重の取扱い=部材荷重で載荷」の荷重自動生成時の橋台裏込め土の慣性力は、「構造寸法/橋台背面データ」−「橋台背面データ」の水平震度を用います。
 
Q42. 段差フーチングの段差部の照査で、段差部付け根位置を照査位置としているが、部材高が、段差部付け根位置の幅にならない
A42. 段差部のテーパー部の勾配を考慮して、1:3以上の場合は、1:3とした時の幅を用いています。
「斜面上の深礎基礎設計施工便覧(平成24年4月)」図-参.10.8(p.264)をご参考ください。
 
Q43. 杭本体の断面力の軸力が0になるのはどういう状態か
A43. 条件にも依るかと存じますが、次のような場合は0となります。
面内解析で、2本以上の杭が配置されている時に、加力方向と反対側の杭は引抜き側となります。
この時、完全に浮上ってしまった場合は、フーチングからぶら下がっている状態になるため、軸力が0になります。
 
Q44. 「基礎は降伏するが損傷はそれ以上進展しないと判断される」というコメントが表示されています。
これはOKなのかNGなのか。
A44. 基礎の塑性化を考慮しているか否かでOK/NGが変わります。
基礎の塑性化を考慮しない場合では、基礎が降伏した時点でNG判定となります。
基礎の塑性化を考慮している場合は、基礎の降伏後に塑性率を求め、許容塑性率以下であることでOK判定となります。
この時に、降伏震度が応答変位算出用水平震度以上である場合は、基礎にはこれ以上の荷重はかかりませんので、「これ以上進展しない」ということになります。この場合は、応答変位=降伏変位とし、塑性率は1.0になりますので、許容塑性率は満足することになります。
 
Q45. 橋台なのでレベル2地震時照査を行いたくないがどうすればよいか
A45. レベル2地震時照査は、「計算実行」メニューで表示される「計算選択」画面の計算実行対象から「レベル2地震時」を意図的に指定して行います。
また、連動時で、橋台の設計の計算実行時にレベル2地震時は計算実行されません。
そのため、「レベル2地震時照査を行いたくない」場合は、「計算選択」画面で、レベル2地震時を計算実行対象として選択しないことで実現できます。
※具体的な操作としましては「計算選択」画面で、「許容応力度法のみ」を選択してください。
 
Q46. 「塑性化を考慮した照査」を行いたいのですが、出来ません。何が原因でしょうか?
A46. 次の設定をご確認ください。
(1)[詳細設定]-[レベル2]の「レベル2地震時照査で降伏を許容する=チェック」となっているか。
(2)[荷重ケース(レベル2地震時)]-[設計方向2]-[基本条件]の「基礎の塑性化=許容する」となっているか。
 
Q47. すべり角の範囲の出展はありますか?
45〜135はどのような意味を持つのでしょうか?
A47. 現在の設計要領には記載はありませんが、H18版p.4-79には(0<α<180度)とあります。
角度を変えながら抵抗力が最小となるピーク値を探しますが、すべり角1度など小さい角度で決定したり、180度は真下になり計算不可となりますので、実用範囲として45〜135度としております。
 
Q48. 橋台の設計をバージョンアップしたら、深礎フレームと連動できなくなった
A48. 連動製品は、相互にバージョン管理を行っております。
そのため連動対象の製品がバージョンアップした場合は、対応した連動定義ファイルの更新が必要です。
橋台の設計のバージョンアップ後にリリースされる保守版では、対応した連動定義ファイルに更新されておりますので、そちらをお使いください。
 
Q49. 底版照査で、「骨組み解析結果を用いて照査」を選択できない
A49. [基本データ]-[計算条件]画面の「底版荷重の取扱い=部材荷重で載荷」としてください。
 
Q50. 片持ち梁解析と骨組み解析の違いを教えて下さい
A50. 片持ちばり解析は、底版を竪壁(柱)付け根位置から張出した部材として取扱い、底版自重・上載荷重・杭反力を、片持ち梁に作用する荷重として断面力を求めます。
骨組み解析は、底版と杭からなるラーメン構造に、底版自重・上載土など、各部材に作用する荷重を、その部材に載荷して解析を行い、底版照査位置に発生する断面力を用いて断面照査を行います。
杭より外側では、片持ち梁と一致しますが、杭間ではモーメントの出方が複雑になります。
「斜面上の深礎基礎設計施工便覧(H24.4)」では、ラーメン構造として解析する場合でも、片持ち梁としても解析するのがよいという旨の記述がございます。
 
Q51. 杭径が異なる杭が混在した場合の計算はできますか
A51. 同じ杭径のみとなります。
 
Q52. 杭反力を、杭基礎ではK1〜K4などから計算していますが、深礎フレームではどのように計算していますか。
A52. 深礎フレームでは、底版、杭、地盤から骨組モデルを作成し、骨組み解析を行う事で断面力を算出し、杭頭位置の断面力から杭頭反力を求めています。
そのため杭基礎のようなK1〜K4は用いておりません。
 
Q53. 谷側に荷重を掛けているのに山側に変位が出ます。
A53. 前面地盤が塑性化した場合には、塑性化した深度の水平ばねを取り外し、塑性化後の抵抗力を山側に載荷します。
塑性化後の抵抗力は、塑性化前の地盤反力の上限値と同等以下ですので、通常の場合はこの荷重により山側に変位することはありません。
しかしながら深度の深い地盤が弱い場合など、深い深度が先に塑性化する場合があります。
深礎基礎の計算では地盤の塑性化は、必ず地表面側から連続して行いますので、このような場合は、塑性化していない地表面側の地盤を強制的に塑性化させます。
本来は、地盤反力と同等な塑性化後抵抗力を載荷するため問題ありませんが、まだ地盤反力が上限値に達していない状態で塑性化後抵抗力を載荷するため、その時の塑性化後抵抗力は地盤反力より大きな荷重を載荷することになります。
上記が原因で山側に大きな荷重が載荷されることにより、山側に変位する場合があります。
 
Q54. 水平ばねの格点間隔を変更すると計算結果が変わりましたが何故でしょうか。
A54. 深礎基礎の地盤ばねは、深礎杭に設けた格点、格点ばね(集中ばね)として設定しています。
そのため格点間隔により計算結果に影響が生じます。
杭が十分長い場合は影響の度合いは小さいですが、杭長が短い場合にはその影響は顕著に出る場合があります。
格点間隔は0.5mが標準となっております。
深礎フレームでは、格点間隔を、1.0m、0.5m、0.25mから選択できます。
 
Q55. 底版を骨組解析する場合のレベル2地震時で、任意のステップ時に載荷されている水平荷重を求める方法はありますか。
A55. 計算書の「安定計算(レベル2地震時)−照査結果」の作用力で、αi=1.000時の全水平力と全鉛直が出力されています。
この数値に目的のステップαiを乗じることで求めることができます。
ただし固定荷重はαiに関わらず一定であること、荷重属性の変動1は、C2z・khco・αi>khpとなる範囲では、khpを用いていますのでご注意ください。
 
Q56. 周面摩擦を考慮する場合の周面ばねksvbはどのようにモデル化していますか。
A56. 杭図心に、ksvbを設けております。
大口径深礎杭の場合など連成ばねを考慮する場合は、杭図心位置に回転ばねを設けております。
 
Q57. 周面摩擦を考慮する場合の周面ばねksvbの連成ばねはどのように求めていますか。
A57. 次式で算定しております。
回転ばねKsry= Ksv・De/2
ここで、
 Ksv:鉛直ばね
 De:杭の有効径(De=0.8D)



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