Q1−1−1. |
サンプルデータBLUESCM.Apirにおける震度法の荷重ケースでは3ケース入力されているが、柱の検討結果において橋軸方向の中に地震時(直角方向)が入ってくるのはなぜ? |
A1−1−1. |
サンプルデータでは常時,地震時(橋軸方向),地震時(橋軸直角方向)の3ケースを入力しています。
このデータで設計を行いますと、地震の方向によらず、両方向の計算をし結果として表示します。
これは円形柱の場合合成断面力で計算するため両方向が必要になるためですが、不要とお感じの際には出力時に必要な方向が選択できますので、選択してご利用下さい。 |
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Q1−1−2. |
震度法、保耐法を1fileのデータとして扱えるか。また、入力の共通項にて切り替えを行えば各計算が行えるか。 |
A1−1−2. |
現仕様では個々にデータを必要としており、基本設定で変更をするだけでは保耐法、震度法の計算は出来ません。
全てのデータを入力されておれば、設計は可能です。同じファイルで行う際には両データの入力を必要としますので、確認の上各データを入力して下さい。
なお、杭の地震時保有水平耐力については別途計算が必要です。 |
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Q1−1−3. |
DOS版データを読み込んで計算するとエラーが発生する。 |
A1−1−3. |
DOSデータとして選択できる拡張子は、ファイル→開く→ファイルの種類で、柱以降*.cid 梁*.bipファイルが選択可能です。此処では代表ファイル名称だけを表示しているため、このファイルのみを読み込まれた際に以後の設計時にエラーや入力不足のメッセージが発生します。
DOS版ではこのファイル以外に必要なデータを別ファイル化しておりましたのでファイル読み込み時には、この代表ファイルだけではなく全てのファイルが必要です。
お手数ですが、DOS版でのデータファイルをディレクトリごとコピーしておき、同じフォルダ内に格納してから読込み時に、この代表ファイルを選択して読み込み下さい。 |
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Q1−1−4. |
画面中での構造物の向きは?また設計時の→印の意味は? |
A1−1−4. |
画面を見て左の図(橋軸方向)に於いて 左が若番 右が老番方向、右の図(直角方向)が左が矩形左側(逆は右)を表しています。
helpの 計算理論及び小差の方法→震度法における安定計算及び柱、フーチングの設計→方向及び符号→作用力の方向にも図で説明をしておりますので合わせて確認下さい。
ここでは画面終点側=老い番側を表していますがメイン画面で表示するのは起点側(若番側)から見た図を表していますので
保有耐力法照査における→の意味は
橋軸方向↓ |
:老番側引張り |
橋軸方向↑ |
:弱番側引張り |
直角方向← |
:右側引張り |
直角方向→ |
:左側引張り |
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Q1−1−5. |
震度法と保耐法の鉄筋入力を分けているのはなぜか? |
A1−1−5. |
矩形断面の場合、鉄筋データを共通にしていないのは、以下の理由によります。
保有耐力法の場合、側面鉄筋を含めてすべての鉄筋を考慮するのが一般的です
(耐震設計ソフトウェアに関する研究委員会報告書などから一般的と思われます)。
それに対して、震度法の矩形断面の場合は、道路橋示方書−下部構造編202ページ図−解6.4.4のように計算している為、解析時に利用する鉄筋の考え方が異なります。
その為、鉄筋入力も両方法で異なるものとして分けています。 |
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Q1−1−6. |
製品を起動したところ『com serverが古いため・・』と警告メッセージが出ます。新しくする方法は? |
A1−1−6. |
お手数をお掛け致しますが現在橋脚forwinはver2.55となっております。
お手数ですがご所有の統合CD-ROMより製品を更新いたしておりますので、最新版を弊社ホームページサイトよりご入手いただけないでしょうか。
この際、ご利用マシンのアプリケーションの追加と削除により、UC−1SERVERを削除頂き、橋脚旧版の削除後製品をインストール後、起動して下さい。
この起動時に、COMSERVERのインストールメッセージが表示されますので、このメッセージに従い以後の作業を御願いいたします。
上記にて製品更新を完了します。 |
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Q1−1−7. |
水の単位系変換時の係数が10となっているが? |
A1−1−7. |
本来水圧が作用する場合や、浮力を揚圧力で考慮する場合には、従来単位の1.0tf/m3を9.81kN/m3
に変換するのが、正しいと思われます。
しかし、橋脚forwinでは、浮力でしか扱っていない為、 現在の変換時には10kN/m3
としております。
「SI単位系移行に関する参考資料」にも、特にこの点に付きましては記載が無いため、どちらにするか、変換時に判断してお使い頂きますよう御願いいたします。 |