Q1−1. |
別のBridge Systemに移動するときの確認ウィンドウに「キャンセル」がないが? |
A1−1. |
win/RCではCancelを設ける事が難しく設けていません。T&WuはRCと揃えているためCancelを設けていません。 |
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Q1−2. |
バネ値にマイナスの値を入力する方法は? |
A1−2. |
ばねの連成項の符号については計算座標系と関係します。ユーザーに座標系を意識させないよう全て正の値で入力し内部で使用座標系(橋軸方向解析座標系、直角方向解析座標系)に合わせて符号の処理をしてあります。 |
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Q1−3. |
バネ値の入力例は? |
A1−3. |
設計例(※)のバネ値は以下のように入力します。
Longitudinal:
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Horizontal(X) |
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− |
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spring |
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− |
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Ass |
Vertical(Y) |
− |
spring |
− |
Kv*n |
Rotation(θ) |
− |
spring |
− |
Arr |
xy |
− |
0 |
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xm |
− |
Asr |
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ym |
− |
0 |
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Transverse:
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Horizontal(X) |
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− |
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spring |
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− |
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Arr |
Vertical(Y) |
− |
Fixed |
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Z |
− |
spring |
− |
Ass |
xy |
− |
0 |
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xz |
− |
Asr |
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yz |
− |
0 |
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(*)道路橋の耐震設計に関する資料(平成9年3月、 (社)日本道路協会)
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Q1−4. |
SuperstructureのDimensionでNumber of Spanの入力がキーで入力できないが? |
A1−4. |
仕様です。対応できません。右側の上下のボタンを使用して入力してください。 |
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Q1−5. |
SuperStructures、SubStructuresのCut&Copyができないか? |
A1−5. |
仕様です。対応できません。 |
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Q1−6. |
縦断勾配をつけるには? |
A1−6. |
縦断図の始点(左側の点)または終点(右側の点)にカーソルを置き左クリックし、設定したい点までドラッグします。このとき、線形の定義範囲が橋梁全体をカバーするようにしてください。 |
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Q1−7. |
縦断勾配は必ず定義しなければならないか? |
A1−7. |
ケースに依りますが、縦断勾配の影響は大きくないので、定義しなくても精度のよい計算が可能です。仮に下部構造の底面位置が同一レベルにある場合について縦断勾配を定義する場合と定義しない場合について説明します。
縦断勾配を定義する場合:上部構造は縦断勾配に応じた折れ線のはりとして定義されます。
縦断勾配を定義しない場合:上部構造は水平なはりとして定義され、下部構造の底面は縦断勾配と逆の線形になります。
縦断勾配を定義する場合は、必ず橋梁全体を含むようにして下さい。定義されていない部分の高さは0になります。 |
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Q1−8. |
入力データ出力の橋梁名称はどこで変更するのか? |
A1−8. |
橋梁の入力→全般→特記事項 で入力された文字列が、橋梁名称として出力されます。 |
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Q1−9. |
1基下部構造計算のみを行いたい場合の入力方法。 |
A1−9. |
以下の留意点をご確認下さい。
本製品は上部工、下部工の形状入力を一連の「橋梁」システムとして入力していただく仕様となっており、一基下部工の設計の際も同様の必要があります。
デフォルト(既定値)のままで結構ですので、ダミーの上部工を設けて下さい。
(1) 上部工の入力
上部工の入力画面で、「新規骨組み入力」を押していただき、任意の名前を付けて確定して下さい。以上により、上部工の入力画面のリストに今名前をつけたものが追加されますので、それを選んだ状態で「確定」ボタンを押して下さい。
(2) 支承条件の入力
「モデリング→支承条件の入力」 は入力する必要はありません。
「下部工の入力→下部工→1基下部構造→支承」で設定された値が使用されますので、支承条件はこちらに入力して下さい。
(3) 下部工の入力
「下部工の入力→下部工→1基下部構造」と「下部工の入力→データ」の項目は必要な入力ですので正しい値をセットして下さい。「下部工の位置・ライン位置」の項目は初期値で問題ありません。
以上を入力後、モデリング→計算 を実行して下さい。解析結果の一覧(1基下部構造)にて結果の確認が出来ます。
※なお、Ver2.00.01より「下部工の入力→1基下部構造→計算フラグ」の入力が追加となり、チェックされた項目についてのみ、1基下部構造の計算を行う仕様としておりますのでご注意ください。
また、橋梁モデル上に1個所でも未設定の下部工があった場合、計算を実行すると以下のメッセージが表示されますが、設定された下部工の1基下部構造の計算結果は参照・出力が可能です。
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Q1−10. |
ロッキングピアの取り扱いについて |
A1−10. |
橋軸方向を可動支承としてモデル化をする事になります。
入力方法としては、「モデリング|支承条件の入力|橋軸方向」を可動とします。
この場合、フレーム解析による下部工上端のせん断力(F)は0となります。
但し、下部工に作用する慣性力(H)については0とはせずに、下記の計算式で算出します。
保耐法の計算においては、この慣性力から逆算した値(1/2Rd)を分担重量(Wu)とし、震度法の計算においては保耐法との整合性を取るために(1/2Rd)の値を分担重量(Wu)としています。
震度法 H = Fs・Rd
但し、単純桁の場合は Fs・Rd ≦ 1/2・Kh・W
連続桁の場合は Fs・Rd ≦ Kh・Rd
保耐法 H = Khe・Rd・1/2
ここに、
Kh: 設計水平震度
Khe: 等価水平震度
Rd: 上部工死荷重反力
Fs: 支承が可動の場合の静摩擦係数
W: 単純桁の全死荷重
詳しくは、ヘルプの「計算論理および照査の方法−複数下部構造−下部構造に作用する慣性力の算出方法」をご参照下さい。 |
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Q1−11. |
支承条件入力のhは、何に使うのか? |
A1−11. |
支承条件のhは、支承の位置を調整する場合に使用します。
hを変更した場合、フレームモデルが変わりますので、計算結果に影響致します。通常は0をご入力下さい。
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Q1−12. |
複数下部構造の場合、死荷重反力の入力画面がないが、内部計算を行っているのか。 |
A1−12. |
複数下部構造計算に使用される、鉛直死荷重反力は「上部工の入力|データ|重量」で入力します。
但し、上部工形状入力をご使用の場合、自動で計算された死荷重反力がセットされ、直接編集する事はできません。自動計算された値ではなく任意の死荷重反力を使用したい場合は、「上部工の複写」機能で「新規骨組入力」のデータとして複製していただき、そちらを変更する方法が簡単だと思われます。この場合、複製されたデータは「新規骨組入力」のデータです。形状入力での編集は反映しませんのでご注意下さい。 |
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Q1−13. |
隣接上部工の影響を反映させるには、隣接構造の上部工と下部工を全てモデル化するしかないのか? |
A1−13. |
基本的には、全ての橋梁についてモデル化をしていただく必要があります。
但し、支承条件によっては、下記方法で正解に近い値を得ることができると考えます。
■支承条件がバネ以外で隣接橋の支承条件が固定だった場合
「UC-1 震度算出」の「隣接上部工重量」と同様の方法で、上部工(掛け違い側)の端部格点重量に隣接上部工重量を加算していただく事で解析する事ができます。
■バネ支承−バネ支承で連結される場合
隣り合う上部構造からの反力がほぼ等しいのであれば、連続桁一連を単独で取り出して、掛け違い橋脚の剛性を基礎を含めて剛性と質量を1/2として評価することにより正解に近い値を求めることができます。(この手法は「道路橋の免震設計法マニュアル(案)」で用いられているものです。)
※上記方法の適用が妥当かどうかの判断は設計者に委ねられます。 |
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Q1−14. |
上部工を新規骨組み入力とした場合「上部工の入力→重量→質点の重量」で質点の重量にはどのような数値を入力すればいいのか? |
A1−14. |
上部工の重量を格点集中荷重としてご入力下さい。
集中荷重への変換方法としましては、以下の様にお考えいただければ良いと思います。
(1) 領域に載荷される荷重の合計を格点Aへ
(2) B領域に載荷される荷重の合計を格点Bへ
Cの領域に載荷される荷重の合計を格点Cへ
ご入力下さい。 |