柔構造樋門の設計・3D配筋 Ver.17 バージョン更新内容

2024年 11月 12日 更新

Ver.17.00.00更新日:'24.01.31

要望対応

  • 入力
    • 本体縦方向、本体横方向、門柱、胸壁、翼壁-入力画面「材料」の適用基準に「河川砂防技術基準」(国土交通省 河川砂防技術基準 設計編 技術資料 第1章第8節 樋門 令和3年3月版)を設定できるように対応しました。
    • 本体縦方向-入力画面「沈下量計算|沈下量」にて、函体左端からの距離の間隔が1(mm)以下の箇所がある場合に、エラーとするように対応しました。
    • 本体縦方向-入力画面「地震時沈下・水平分布」および「地震時沈下・水平分布(レベル2)」にて、函体左端からの距離の間隔が0.01(m)以下の箇所がある場合に、確認のメッセージを表示するように対応しました。
    • 本体縦方向-剛支持モデル、かつ盛土荷重(鉛直土圧)を自動載荷しない場合、入力画面「組合せ荷重」確定時に、組合せ荷重ケースに任意荷重が組み合わされていないケースがあれば確認のメッセージを表示するように改善しました。
    • 本体横方向-入力画面「荷重」のタブ「活荷重」の活荷重生成において、「車輪1載荷位置」に「分布端部左側側壁」、「分布端部右側側壁」を選択できるように対応しました。
  • 入力、計算
    • 本体縦方向-入力画面「基本条件」のタブ「基本条件1」に「剛支持時の盛土荷重」を設け、直接支持の剛支持において盛土荷重(鉛直土圧)を自動載荷できるように対応しました。
    • 本体縦方向-直接支持の剛支持において、盛土荷重(鉛直土圧)を自動載荷する場合に、任意盛土荷重を自動載荷できるように対応しました。入力画面「組合せ荷重」で、「任意盛土荷重」を組合せ荷重ケースに含めることで計算に考慮されます。
    • 本体縦方向-入力画面「基本条件」のタブ「基本条件2」に「鉛直土圧係数の算定条件」を設け、盛土荷重(鉛直土圧)の生成時に「柔構造樋門設計の手引き」p.48 表1-3-4に応じた鉛直土圧係数αを考慮できるように対応しました。
    • 本体縦方向-入力画面「水位・土質」のタブ「土質」の層区分について、圧密時間の計算を行わない場合は「粘性両面層」、「粘性上面層」、「粘性下面層」を「粘性土層」に統一して表示するように対応しました。
    • 本体縦方向-RC巻立函体において、応力度照査用のT型寸法を自動設定できるように対応しました。
    • 本体縦方向-RC巻立函体において、頂版内側、および底版内側の鉄筋本数0本、または鉄筋量0.0(mm2)の入力を許可し、1段配筋(外側のみの配筋入力)を行えるように対応しました。
    • 本体横方向-函体形状がRC巻立函体の場合に、頂版内側、および底版内側にて鉄筋量が全て0.0(mm2)となる入力を許可し、1段配筋(外側のみの配筋入力)を行えるように対応しました。
  • 入力、計算書
    • 一般事項の入力を設け、設計モデルについてタイトル、コメント等の入力と計算書への出力に対応しました。
    • 本体縦方向-沈下量直接入力時、継手位置の沈下量が入力されていない場合に、入力画面「キャンバー盛土」、および計算書の「本体縦方向の計算(縦方向の計算)|荷重|地盤変位荷重(沈下、側方変位)」において継手位置の沈下量に線形補間した値を表示・出力するように改善しました。
  • 入力、計算書、ヘルプ
    • PC函体の表記について、プレストレストコンクリート函体であることを示すように改善しました。
  • 計算
    • 本体縦方向-杭支持の剛支持モデルの常時・L1計算において、函体に作用する鉛直荷重として任意盛土荷重を載荷できるように対応しました。
  • 計算書
    • 本体縦方向-計算書に盛土荷重、および任意盛土荷重の生成の詳細を出力できるように対応しました。
    • 本体縦方向-入力画面「組合せ荷重」で割増係数を変更した場合、割増係数を反映した荷重値を出力できるように対応しました。
    • 本体縦方向-計算書の堤体形状図に、門柱、胸壁、翼壁を描画できるように対応しました。
  • サンプルデータ
    • 各サンプルデータにおいて、門柱の常時・L1の柱部の鉄筋本数の入力値を見直しました。
  • その他
    • 各結果確認画面において、表示位置と大きさを保持できるように対応しました。
    • 製品起動時にショートカットのプロパティの「実行時の大きさ」の設定を反映するように対応しました。

不具合対応

  • 計算
    • 本体縦方向-杭支持モデルの函体に作用する鉛直荷重に使用する盛土荷重(鉛直土圧)の計算が、直接支持モデル時の盛土荷重の生成時の計算と異なる場合があったため修正しました。
    • 本体縦方向-杭支持モデルの杭の水平方向地盤バネの上限値PHUについて、最前列杭にならない杭の1/2の低減方法に誤りがあったため修正しました。
    • 本体縦方向-杭支持モデルの常時・L1計算において、入力画面「組合せ荷重」で固定荷重以外の荷重に割増係数を設定した場合、設定した係数を計算に正しく反映しない場合があったため修正しました。
    • 翼壁-U型翼壁の場合に、側壁に載荷した鉛直方向の任意荷重が逆方向に載荷されていたため修正しました。
  • 図面
    • 図面生成時に川表側翼壁の側壁配力筋でエラーが発生する場合があった点を修正しました。
  • ヘルプ
    • 「操作方法|メニューの操作|入力|本体縦方向|任意盛土荷重」の注意事項の記載が誤っていたため修正しました。

ヘルプの修正(変更)内容

  • 「概要」→「バージョンアップ及び改良点」→「Ver.17.0.X」
  • 「概要」→「プログラムの機能概要」→「適用基準及び参考文献」
  • 「操作方法」→「メイン画面」→「メイン画面の構成」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「基準値」→「基本条件の初期値」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「設計モデル」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「基本条件」→「基本条件」→「基本条件1」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「基本条件」→「基本条件」→「基本条件2」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「材料」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「堤防盛土」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「任意盛土荷重」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「水位・土質」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「スパン・ブロック」→「ブロック・断面」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「沈下量」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「地震時沈下・水平分布」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「地震時沈下・水平分布(レベル2)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「鉄筋配筋」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「任意荷重」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「組合せ荷重」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「堤防盛土、任意盛土荷重→任意荷重自動生成」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「計算条件(杭支持)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体横方向」→「材料(本体横方向)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体横方向」→「鉄筋(本体横方向)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体横方向」→「活荷重(本体横方向)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「門柱」→「材料(門柱)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「胸壁(川表/川裏)」→「材料(胸壁)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「翼壁(川表/川裏)」→「材料(翼壁)」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「オプション」→「表示項目の設定」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「本体縦方向の設計(直接支持)」→「断面力及び変位の計算」→「FRAME解析モデル」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「本体縦方向の設計(杭支持)」→「断面力及び変位の計算」→「解析モデル(杭支持)」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「本体縦方向の設計(杭支持)」→「本体縦方向 レベル2断面照査」→「弾塑性フレーム梁解析」→「モデル化について(杭支持)」
  • 「Q&A」→「翼壁の設計(Q&A)」

Ver.17.00.01更新日:'24.02.14

不具合対応

  • 出力
    • 本体縦方向-杭支持モデルの複数の地震時組合せ荷重ケースと連動荷重ケースを指定し、かつ平常時・地震時の重ね合わせを行う場合に、本体縦方向計算書の「FRAME荷重」出力時にエラーが発生する場合があったため、修正しました。
    • 胸壁計算書のたて壁の計算において、主働土圧の土圧強度の計算式の記号に誤りがあったため修正しました。

ヘルプの修正(変更)内容

  • 「概要」→「バージョンアップ及び改良点」→「Ver.17.0.X」
  • 「Q&A」→「本体縦方向の設計(Q&A)」

Ver.17.00.02更新日:'24.03.08

不具合対応

  • 計算
    • 翼壁-本体縦方向連動荷重の計算において、堤防保護部の奥行き長が連動荷重の計算に正しく反映されない場合があったため、修正しました。
  • 出力
    • 本体縦方向-翼壁一体化モデルにおいて、本体縦方向計算書の「本体縦方向の計算(地盤沈下量および地盤の側方変位量)|即時沈下量|沈下量一覧」の沈下量を正しく出力しない場合があったため、修正しました。

ヘルプの修正(変更)内容

  • 「概要」→「バージョンアップ及び改良点」→「Ver.17.0.X」

Ver.17.00.03更新日:'24.05.02

要望対応

  • ヘルプ
    • 以下のヘルプの本体縦方向レベル2地震動計算時の中断ボタンの説明を改善しました。
      「計算理論及び照査の方法」→「本体縦方向の設計(直接支持)」→「本体縦方向 レベル2断面照査」→「断面力及び変位の計算」→「計算方法」
      「計算理論及び照査の方法」→「本体縦方向の設計(杭支持)」→「本体縦方向 レベル2断面照査」→「断面力及び変位の計算」→「計算方法(杭支持レベル2)」

不具合対応

  • 入力
    • 入力、計算の操作を繰り返すと強制終了する場合があったため、対策を行いました。
  • 出力
    • 本体縦方向-レベル2地震動照査結果のレベル2-1とレベル2-2の両方を出力する場合に、本体縦方向L2計算書の「地盤反力係数|水平方向せん断地盤反力係数|水平方向地盤反力図」のレベル2-1の水平反力Rxにレベル2-2の値を出力していたため、修正しました。
    • 本体縦方向-レベル2地震動照査結果のレベル2-1とレベル2-2の両方を出力する場合に、本体縦方向L2計算書の「解析モデル|地震時沈下・水平分布」のレベル2-1の地震時沈下量の沈下図と地震時水平沈下量の水平変位図に、レベル2-2の図を出力していたため、修正しました。

ヘルプの修正(変更)内容

  • 「概要」→「バージョンアップ及び改良点」→「Ver.17.0.X」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「本体縦方向の設計(直接支持)」→「本体縦方向 レベル2断面照査」→「断面力及び変位の計算」→「計算方法」
  • 「計算理論及び照査の方法」→「本体縦方向の設計(杭支持)」→「本体縦方向 レベル2断面照査」→「断面力及び変位の計算」→「計算方法(杭支持レベル2)」
  • 「Q&A」→「本体縦方向の設計(Q&A)」

Ver.17.00.04更新日:'24.08.01

不具合対応

  • 入力
    • 本体縦方向-沈下量計算後に剛支持モデルへ変更した際、「盛土基準点から函体左端までのX方向距離」の座標変換が行われない場合があったため、修正しました。
    • 本体縦方向-入力画面「函体・継手|連動荷重」の表に荷重を入力すると、画面確定時にエラーとなる場合があったため、修正しました。
  • 計算
    • 本体縦方向L2-しゃ水壁の水平方向地盤反力の上限値計算時の層厚を正しく計算しない場合があったため、修正しました。
    • 本体縦方向-地盤反力係数計算時に等分布荷重数チェックが行われていたため、修正しました。
    • 本体縦方向-即時沈下量算出用の堤防盛土分割を横方向にスライスする機能において、スライスできずエラーが発生する場合があったため、修正しました。
    • 本体縦方向-杭支持モデルにて、沈下量計算時の算出点位置に杭の位置を正しく設定しない場合があり、この影響で沈下量計算後に動作が不安定になることがあったため、修正しました。
  • 表示、出力
    • 門柱-レベル2照査結果の操作台の詳細一覧表の項目名を「初降伏曲げモーメントMy0」とすべきところを「終局曲げモーメントMu」としていたため、修正しました。
    • 門柱-レベル2照査結果のタブ「横方向|詳細|塑性ヒンジ候補点」に、不要な結果タブが表示される場合があったため、修正しました。
  • 出力
    • 翼壁-U型底版張出しモデルの場合、翼壁計算書の「川表翼壁、川裏翼壁の計算|断面力の計算|FRAME荷重」にて、「右側壁」の格点集中荷重の部位を「底版」としていた場合があったため、修正しました。

ヘルプの修正(変更)内容

  • 「概要」→「バージョンアップ及び改良点」→「Ver.17.0.X」
  • 「Q&A」→「モデル化について(Q&A)」
  • 「Q&A」→「本体縦方向の設計(Q&A)」

Ver.17.00.05更新日:'24.10.30

要望対応

  • 入力、出力、ヘルプ
    • 本体縦方向-入力画面「条件|基本条件」のタブ「基本条件|基本条件2」の「鉛直方向バネの取り扱い」を、「地盤バネの取り扱い」に名称を変更しました。
  • ヘルプ
    • 以下の沈下量・水平変位量の直接入力画面のヘルプに、入力の符号についての説明を追加しました。
      「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「沈下量」
      「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「地震時沈下・水平分布」
      「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「地震時沈下・水平分布(レベル2オプション)」

不具合対応

  • 入力
    • 本体縦方向-入力画面「地層|水位・土質」のタブ「水位」において、水位線≦地表面となるかのチェックが正しく行われない場合があったため、修正しました。
  • 計算
    • 本体縦方向-杭支持モデルの常時・L1計算において、鉛直方向地盤反力係数の計算を正しく反映しない場合があったため、修正しました。
    • 本体縦方向-地表面>函体天端で盛土荷重を自動載荷するモデルの常時・L1計算において、盛土荷重が計算に考慮されない場合があったため、修正しました。
    • 胸壁、翼壁-背面土砂の段差形状に対して、背面土重を正しく計算しない場合があったため修正しました。
  • 出力
    • 門柱-L2計算書の「横方向|破壊形態の判定および地震時保有水平耐力」のせん断耐力の出力において、不適切な表現があったため、修正しました。
    • 本体縦方向-地表面>函体天端で盛土荷重を自動載荷するモデルにおいて、常時・L1、L2計算書の「函体に作用する鉛直荷重」を出力しない場合があったため、修正しました。

ヘルプの修正(変更)内容

  • 「概要」→「バージョンアップ及び改良点」→「Ver.17.0.X」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「基本条件」→「基本条件2」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「沈下量」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「地震時沈下・水平分布」
  • 「操作方法」→「メニューの操作」→「入力」→「本体縦方向」→「地震時沈下・水平分布(レベル2オプション)」
  • 「操作方法」→「計算ツールバー」→「結果確認」→「本体縦方向(直接支持)」→「本体縦方向計算結果確認(空洞化解析)」
  • 「Q&A」→「本体横方向の設計(Q&A)」

Ver.17.00.06更新日:'24.11.12

要望対応

  • 出力
    • 胸壁、翼壁-入力画面「考え方|考え方」のタブ「地震時土圧」にて「主働土圧の土圧係数算定方法」で「道路橋示方書・同解説 Ⅴ耐震設計編(修正物部・岡部)」以外を選択した場合、計算書の「設計条件|材料」で残留強度とピーク強度を出力しないように対応しました。
    • 本体縦方向-常時・L1計算書の設計条件の連動荷重、およびL2計算書の解析条件の連動荷重について、「荷重は計算値を使用」のコメントを表示するように対応しました。

不具合対応

  • 計算
    • 門柱L1固有周期算定に管理橋慣性力が反映されない場合があったため、修正しました。

ヘルプの修正(変更)内容

  • 「概要」→「バージョンアップ及び改良点」→「Ver.17.0.X」

更新履歴バックナンバー

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