はじめに
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デジタルサイネージは表示や通信にコンピュータを用いた電子広告媒体です。通信機能により遠距離からリアルタイムに制御したり、常に新しい情報を取得・表示することができます。広告などの映像はいつでも自由に入れ替えることができ、設置場所でポスターを張り替えるといった作業は不要です。
また、コンピュータで制御しているため、状況に応じて自動で表示する広告を変更したり、ディスプレイ内のレイアウトを変更したりすることもできます。
フォーラムエイトでは、赤外線深度センサによるマルチクラスタデジタルサイネージシステムを提供しています。
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■ ムービー掲載
- AirDriving & UC-win/Road システム紹介・実演ムービー ('12.02.13掲載)
- AirDriving & RoboCar システム紹介・実演ムービー ('12.01.06掲載)
- 東京ゲームショウ2011出展 UC-win Road Air Driving 実演ムービー ('11.09.29掲載)
■ プレスリリース
■ 報道
下記サイト・報道機関より、6Kサイネージ・リアルタイムVRなどの紹介記事が掲載されました。
Ustream報道
- Hollo world(J-WAVE) 東京ゲームショウ2011 6Kサイネージ・リアルタイムVR (2011/09/15)
- 夕焼け寺ちゃん活動中(文化放送) 東京ゲームショウ2011 6Kサイネージ・リアルタイムVR (2011/09/16)
■ 新製品紹介
■ 最新デバイス情報
■ 関連サービス
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サービスの概要と特長
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デジタルサイネージは通常のディスプレイの他、マルチディスプレイシステム、マルチメディアステーションのような情報端末、壁面ディスプレイなど、さまざまな媒体で使われます。マルチディスプレイシステムの場合、1つの映像を全モニタに拡大して表示したり、ディスプレイごとにそれぞれ異なる映像を流すなど、表示方法を切り換えることで効果的な表示を行えます。
異なる位置にあるデジタルサイネージをまとめて操作・管理することもでき、多くの場所で同じ広告を流すことや、表示内容を連動させることも簡単にできます。ALSOKのAn9-PRなどロボットと組み合わせることで、自律移動する広告媒体も実現されています。
また、設置場所や時間帯による広告の切り替えや、緊急速報を受信し周囲へ伝えるなど、自由に制御できることから効果的な広告表示が期待できます。現在は道案内やニュースなど、広告以外にもさまざまな用途で用いられています。
インタラクティブ・デジタルサイネージとは、人間の動きに合わせて映像や表示するコンテンツを変化させる、インタラクティブに操作が可能なデジタルサイネージシステムのことです。タッチパネルやRGBカメラなどのセンサを用いて人間の動きを検知し、動きに合わせて表示内容を変化させます。
広告であれば詳細な情報を表示し、ムービーであれば風や振動など特殊効果を加えます。
実際に使用されている例として、ITTOCAN社のREACTが挙げられます(図1)。REACTはRGBカメラをセンサとした空間演出ビデオインスタレーションの描画エンジンです。人間がカメラの前を歩いたり、手を振ったりすることで、映像に動きに合わせた特殊効果を加えます。
また、PC内蔵ディスプレイを用いてクラスタシステムを構成しており、複数の画面に渡って表示を行うことが可能となっています。
Intel社のインテルデジタルサイネージ・エンドキャップも、インタラクティブ・デジタルサイネージの1つです(図2)。インテルデジタルサイネージ・エンドキャップは、RGBカメラと赤外線深度センサを用いたショッピング端末です。顔認識技術を利用することで、人の顔から性別や年齢を推定し、その人に合わせた商品を表示します。
また、赤外線深度センサを使い人の動きを検出することで、画面に触れることなく商品の選択や購入を行うことができます。
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■図1(上) ITTOCAN社 REACT
(デジタルサイネージジャパン2011展示ブース) |
■図2(右) Intel社デジタルサイネージ・エンドキャップ
(デジタルサイネージジャパン2011展示ブース) |
※デジタルサイネージジャパン2011
URL:http://www.f2ff.jp/dsj/ |
赤外線深度センサによるマルチクラスタデジタルサイネージシステム |
フォーラムエイトでは、赤外線深度センサによるマルチクラスタデジタルサイネージシステムを提供しています。
マルチ画面の6Kディスプレイと赤外線深度センサを利用したインタラクティブ操作(双方向的)のデジタルサイネージシステム。
ジェスチャーやモーションを使った直観的な操作が可能です。
現在は、本社ショールームに6画面クラスタサイネージを設置しています。
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■図4 赤外線深度センサによる
マルチクラスタデジタルサイネージシステム概要 |
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■図3 6画面クラスタサイネージ |
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■図5 表示イメージ |
本システムはジェスチャーインターフェースとモーションキャプチャの機能を使い、インタラクティブに操作できます。
入力には赤外線深度センサのXtion PROを使用します。直観的な操作によるインタラクティブサイネージは、従来のデジタルサイネージと比較して、より高い集客効果が見込めます。マルチクラスタシステムとUC-win/Roadのクラスタ機能を使ったリアルタイムVRシミュレーション、スパコンクラウド®を使ったCGレンダリングサービスなど、コンテンツ関連のサービスも取り扱っています。
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▲マルチクラスタシステムにより、6画面を同期 |
▲スパコンクラウド®による6KCGレンダリングムービー |
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ジェスチャーインターフェース利用例:AirDriving |
AirDrivingはハンドルレスドライビングシステムです。UC-win/Roadで作成したVR空間を、モーションとジェスチャーを使い走行します。ユーザーの動きは赤外線深度センサから取得します。ハンドルを回す、アクセル、ブレーキペダルを踏むといった、実際の車と同じ動きで運転できます。ジェスチャーを使ってドライブ、リバースのギアチェンジも可能です。デジタルサイネージシステムでは、AirDrivingのように、コンテンツ操作にモーションキャプチャ、ジェスチャーインターフェースを使うことで、直観的な操作を可能にします。AirDrivingを使った展示システムは本社ショールームや展示会場にてご好評頂いております。
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▲6KデジタルサイネージAirDriving
(東京ゲームショウ2011) |
▲AirDrivingインターフェース |
- ステアリング操作(ニュートラル状態からの右折・左折)
アクセル、ブレーキの操作はKinect™から両手までの距離を基に求めており、ニュートラル状態から前後に動かすことで操作する。両手を実際のステアリングと同じように回転させることでステアリング操作が行える。実際の車と同様に腕を回転させ右折・左折が可能。
- アクセル操作
ニュートラル状態から両手を前に突き出すことで行う。アクセル量は前に突き出す距離が長いほど大きくなる。
- ブレーキ操作
ブレーキ操作はニュートラル状態から両手を手前に引くことで行う。ブレーキ量は手前に引く距離が長いほど大きくなる。
- ハンドルの舵角の向きと量の検出
前に突き出した右手拳と左手拳の位置関係から、右折、左折の向きと、舵角をアナログ値として検出します。
検出量を緑色から赤色に変化するバーとして表示します。赤くなるほど、制御量が多いことを意味します。
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▲直進 |
▲右折:右に切るほど、
右方に赤いバーが伸びる |
▲左折:左に切るほど、
左方に赤いバーが伸びる |
- アクセルとブレーキの識別
右足つま先の、左右に開く角度の検出により行います。
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▲アクセルポジション |
▲ブレーキポジション |
- アクセル、ブレーキの踏込量の検出
●アクセル
アクセルの踏込量をつま先の位置からアナログ値として検出します。アクセルの場合、検出結果が上向きに表示されます。
●ブレーキ
ブレーキの踏込量をつま先の位置からアナログ値として検出します。ブレーキの場合、検出結果が下向きに表示されます。
赤外線深度センサは、赤外線を使い空間の距離を測定します。左側のレンズからレーザーを射出、右側のレンズで反射光の歪みを読取ります。本システムでは、赤外線深度センサにはXtion
PRO(ASUSR)を使用します。他に、Xtion PRO LIVE(ASUSR)や、Kinect(MicrosoftR)も使用可能です。
いずれの赤外線深度センサもPrimeSense.の技術を使用しており、同じように扱うことができます。
赤外線深度センサを用いることで、直観的な操作が可能となります。また、マルチクラスタシステムの利用により、6画面を同期して表示します。赤外線深度センサはディスプレイ下部に設置します。赤外線深度センサを用いることで、ディスプレイや端末に触れることなく直観的に操作することができます。
Kinect(TM)センサ |
XtionPRO |
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■図6 赤外線深度センサ(Kinect(TM)、XtionPRO)
■図7 Kinect(TM)赤外線深度センサ
XtionPROは赤外線深度センサのみ搭載しており、システムを小型化することができます。Kinect(TM)センサは赤外線深度センサの他にカメラとマイクを搭載しており、音声などを交えて操作できます。
8DOF DSと同様のマルチクラスタシステムを使用 |
マルチクラスタシステムには、超大型DSシステム8DOF(8Cluster Driving Simulator)と同様のものを使用します(図8)。マルチクラスタシステムでは、複数のマシンを用いて映像を生成するため、高負荷な画像処理を行う場合でも高フレームレートを維持できます。また、表示方法などについては制御用のマシンから設定することが可能で、個別のマシンに触れる必要はありません。
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■図8 8DOFマルチディスプレイシステム |
本社ショールームに設置している6画面クラスタサイネージでは、操作などの動きを記録するため、ディスプレイ上部にRGBカメラを設置しています。また、RGBカメラより取得した情報は、開発へフィードバックすることで、操作性の向上などへつなげることになっています(※1)。
※1)データの取得・使用はあらかじめ許可を頂けた場合のみ行っています。 |
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関連サービス
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POV-Rayにより作成した高精細な動画ファイルを提供するサービス。スパコンを利用することで現実的に実現不可能な高精細な動画ファイルの提供が可能。また、POV-Rayを利用しているため、UC-win/Roadで出力後にスクリプトファイルをエディタ等で修正することが可能です。
■ 6KデジタルサイネージCGムービー作成
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▲UC-win/RoadCGムービ作成例 「灯台と島のドライビングモデル」 |
▲灯台と島のドライビングモデル |
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