道路橋示方書に準じた土木構造物のフーチングの断面照査プログラム
初版リリース:2017.09.29/最新Ver.リリース:2018.02.20
初版リリース :2010.04.30/最新Ver.リリース:2012.05.14
土木構造物のフーチングの断面照査プログラム。
杭基礎、直接基礎のフーチングを対象としており、常時、暴風時及びレベル1地震時の許容応力度法照査、レベル2地震時の保有水平耐力法による照査を行います。また、骨組み解析による連続フーチングの柱間の照査、円形フーチングの照査にも対応しています。
公益社団法人 日本道路協会より平成29年11月に発刊された道路橋示方書・同解説を参考に、フーチングの断面照査にも対応しております。
プログラムの機能と特長
計算内容
道路橋示方書に規定された照査断面におけるフーチング自重、上載土重量、浮力、杭反力(杭基礎)や地盤反力度(直接基礎)による断面力を算定します。
基礎形式 | 杭基礎、直接基礎 |
設計対象 | 新設設計、既設設計(旧基準版のみ)、補強設計(旧基準版のみ) |
フーチング形状 | 矩形(両方向テーパに対応)、円形(直接基礎は許容応力度法照査のみ) |
柱形状 | 矩形、円形、小判形 |
柱本数 | 1~4 |
多柱式の検討 | 柱間照査(FRAME解析による断面力算出)に対応 |
載荷荷重 | 杭反力(任意指定)、地盤反力(内部計算)、過載荷重(常時、レベル1地震時)、任意荷重(鉛直方向集中荷重、分布荷重、モーメント荷重/側面の水平荷重) |
杭列数 | 1~100 |
杭反力 | 直接指定 |
地盤反力度 | 内部計算 |
鉄筋 | 異形棒鋼、丸鋼(旧基準版のみ) |
・常時、暴風時及びレベル1地震時では、曲げ応力度、せん断応力度に対する許容応力度法照査を行います。
・合わせて、必要鉄筋量の確認も可能です。
・レベル2地震時では曲げ耐力照査、はりとしてのせん断耐力照査、版としてのせん断耐力照査を行います。
・常時、レベル1地震時における最小鉄筋量照査(設定によりレベル2地震時も可能)、レベル2地震時の釣合鉄筋量照査を行います。
・杭基礎、直接基礎ともに、フーチングの剛体判定を行うことができます。
円形フーチングの計算
・単柱橋脚を対象として、円形フーチングの照査に対応しています。
・フーチング主鉄筋は、通常の矩形フーチングと同様、橋軸方向、橋軸直角方向に格子状に配置される形式を想定しています。
・直接基礎の基礎底面の地盤反力度による断面力は、円形形状を考慮した計算を行います。
・多柱式としての検討及び直接基礎のレベル2地震時照査には対応しておりません。
適用範囲(部分係数法・H29道示対)
基礎形式 | 杭基礎、直接基礎 |
設計対象 | 新設 |
フーチング形状 | 形(両方向テーパに対応)、円形(直接基礎は永続/変動照査のみ) |
柱形状 | 矩形、円形、小判形 |
柱本数 | 1~4 |
多柱式の検討 | 柱間照査(FRAME解析による断面力算出)に対応 |
載荷荷重 | 杭反力(任意指定)、地盤反力(内部計算)、過載荷重(永続/変動)、 任意荷重(鉛直方向集中荷重、分布荷重/側面の水平荷重、モーメント荷重) |
杭列数 | 1~100 |
杭反力 | 直接指定 |
地盤反力度 | プログラム内部計算 |
鉄筋 | 異形棒鋼 |
部分係数(部分係数法・H29道示対)
各作用に荷重係数及び組合せ係数を考慮します。本製品で係数を考慮するのは、自重,土砂重量,過載荷重,その他荷重です。安定計算や柱,上部工計算を行いませんので、フーチング下面の作用力,柱基部断面力,杭反力については、予め係数を考慮した値を直接指定して頂くことになります。過載荷重やその他荷重については、作用種別(D,L,EQ,CO等)を自由に設定することができます。抵抗係数,調査・解析係数,部材・構造係数は、各照査毎に指定,変更することが可能です。
断面照査(部分係数法・H29道示対)
・曲げ及びせん断に対して耐久性能、耐荷性能(限界状態1,限界状態3)の照査を行います。
・杭基礎の偶発(レベル2地震動)時は版としてのせん断照査も行います。
以下は断面照査内容の一例です。これらの照査結果は、計算確認画面で曲げ、せん断毎にまとめて表示しており視認性を高めています。
・曲げモーメント≦部材降伏に対する制限値(耐荷性能、限界状態1)
・曲げモーメント≦部材破壊に対する制限値(耐荷性能、限界状態3)
・せん断力≦斜引張破壊に対する制限値(耐荷性能、限界状態3)
道路橋示方書 | 道路橋示方書 I 共通編 平成29年 (公社)日本道路協会 道路橋示方書 III コンクリート橋・コンクリート部材編 平成29年 (公社)日本道路協会 道路橋示方書 IV 下部構造編 平成29年 (公社)日本道路協会 道路橋示方書 V 耐震設計編 平成29年 (公社)日本道路協会 道路橋示方書・同解説(平成24年3月) 社団法人 日本道路協会 |
設計計算 | 杭基礎設計便覧(平成19年1月) 社団法人日本道路協会 |
道路橋のフーチングの設計を行うプログラムです。
杭基礎、直接基礎のフーチングを対象としており、常時、暴風時及びレベル1地震時の許容応力度法照査、レベル2地震時の保有水平耐力法による照査を行います。また、「既設道路橋基礎の補強に関する参考資料」に準じたフーチングの補強設計や、骨組み解析による連続フーチングの柱間の照査、円形フーチングの照査にも対応しています。
プログラムの機能と特長
計算内容
道路橋示方書に規定された照査断面におけるフーチング自重、上載土重量、浮力、杭反力(杭基礎)や地盤反力度(直接基礎)による断面力を算定します。
基礎形式 | 杭基礎、直接基礎 |
設計対象 | 新設設計、既設設計(旧基準版のみ)、補強設計(旧基準版のみ) |
フーチング形状 | 矩形(両方向テーパに対応)、円形(直接基礎は許容応力度法照査のみ) |
柱形状 | 矩形、円形、小判形 |
柱本数 | 1~4 |
多柱式の検討 | 柱間照査(FRAME解析による断面力算出)に対応 |
載荷荷重 | 杭反力(任意指定)、地盤反力(内部計算)、過載荷重(常時、レベル1地震時)、任意荷重(鉛直方向集中荷重、分布荷重、モーメント荷重/側面の水平荷重) |
杭列数 | 1~100 |
杭反力 | 直接指定 |
地盤反力度 | 内部計算 |
鉄筋 | 異形棒鋼、丸鋼(旧基準版のみ) |
・常時、暴風時及びレベル1地震時では、曲げ応力度、せん断応力度に対する許容応力度法照査を行います。
・合わせて、必要鉄筋量の確認も可能です。
・レベル2地震時では曲げ耐力照査、はりとしてのせん断耐力照査、版としてのせん断耐力照査を行います。
・常時、レベル1地震時における最小鉄筋量照査(設定によりレベル2地震時も可能)、レベル2地震時の釣合鉄筋量照査を行います。
・杭基礎、直接基礎ともに、フーチングの剛体判定を行うことができます。
フーチングの補強設計
・フーチングの拡幅および上面増厚を行った場合の補強設計に対応しています。
・杭基礎では、「既設道路橋基礎の補強に関する参考資料」に準じた増し杭工法を想定しており、常時、暴風時及びレベル1地震時では、既設死荷重時の残留応力を評価した照査を行います。
円形フーチングの計算
・単柱橋脚を対象として、円形フーチングの照査に対応しています。
・フーチング主鉄筋は、通常の矩形フーチングと同様、橋軸方向、橋軸直角方向に格子状に配置される形式を想定しています。
・直接基礎の基礎底面の地盤反力度による断面力は、円形形状を考慮した計算を行います。
・多柱式としての検討及び直接基礎のレベル2地震時照査には対応しておりません。
道路橋示方書 | 道路橋示方書・同解説(平成24年3月) 社団法人 日本道路協会 |
設計計算 | 既設道路橋基礎の補強に関する参考資料(平成12年2月) 社団法人 日本道路協会 杭基礎設計便覧(平成19年1月) 社団法人日本道路協会 |
※ 2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。
本体価格
価格は税込表示です
■本体価格
製品名 |
価格 |
---|---|
フーチングの設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2 | ¥85,800(税抜 ¥78,000) |
フーチングの設計計算(旧基準) Ver.2 | ¥60,060(税抜 ¥54,600) |
◾「平成24年道示対応版」です。 本製品では、平成14年道路橋示方書の基準は扱えません。 ただし、他の基準類は基本的にそのまま継承いたします。 |
■フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。
製品名 |
価格 |
---|---|
フーチングの設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2 | ¥34,320(税抜 ¥31,200) |
フーチングの設計計算(旧基準) Ver.2 | ¥24,024(税抜 ¥21,840) |
フォーラムエイト・ポイント・バンク(FPB) 交換ポイント
「フォーラムエイト・ポイント・バンク(FPB)」は、ご購入時に購入金額に応じたポイントを登録ユーザ情報のポイントバンクに加算し、次回以降の購入時にポイントに応じた割引または、随時特別景品に交換するユーザ向けの優待サービスです。
製品名 | 交換ポイント数 |
---|---|
フーチングの設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2 | 46,800ポイント |
フーチングの設計計算(旧基準) Ver.2 | 32,760ポイント |
サブスクリプションサービス 契約価格
■サポート内容
・バージョンアップ無償提供 ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX) ・ダウンロードサービス ・保守情報配信サービス
※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。
価格は税込表示です
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
サブスクリプション(フーチングの設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2) | 無償 | ¥34,320(税抜 ¥31,200) |
サブスクリプション(フーチングの設計計算(旧基準) Ver.2) | ¥24,024(税抜 ¥21,840) | |
サブスクリプション(フーチングの設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2 フローティング) | ¥48,048(税抜 ¥43,680) | |
サブスクリプション(フーチングの設計計算(旧基準) Ver.2 フローティング) | ¥33,633(税抜 ¥30,576) |
■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能
■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能
■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。
※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。
※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。
レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス
価格は税込表示です
■レンタルライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
フーチングの設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2 | ¥43,758 | ¥51,480 | ¥63,492 |
フーチングの設計計算(旧基準) Ver.2 | ¥30,630 | ¥36,036 | ¥44,444 |
■レンタルフローティングライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
フーチングの設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2 | ¥73,788 | ¥87,516 | ¥108,108 |
フーチングの設計計算(旧基準) Ver.2 | ¥51,651 | ¥61,261 | ¥75,675 |
製品名 | アカデミー価格 |
---|---|
フーチングの設計計算(部分係数法・H29道示対応) Ver.2 | ¥68,640(税抜 ¥62,400) |
フーチングの設計計算(旧基準) Ver.2 | ¥48,048(税抜 ¥43,680) |
バージョンアップ開発履歴
■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。
フーチングの設計計算(部分係数法・H29道示対応) | ||
バージョン | リリース日 | バージョンアップ内容 |
---|---|---|
2.0.0 | 18/02/20 |
|
フーチングの設計計算 Ver.2 | ||
バージョン | リリース日 | バージョンアップ内容 |
---|---|---|
2.00.00 | 12/05/14 |
|
1.99.00 (Ver.2 暫定版) |
12/04/13 |
|
動作環境
OS | Windows 10 / 11 | |
---|---|---|
CPU | Intel Coreシリーズおよび完全互換のあるCPU | |
必要メモリ(OSも含む) | OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境 | |
必要ディスク容量 | 約30MB | |
ディスプレイ(画面解像度) | 1024×768以上 | |
入力データ 拡張子 |
部分係数法・H29道示対応版 | PFT |
旧基準版 | F4G, F5F | |
ファイル出力 | F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、XLSX、XLS、PDF、 JTD、JTDC | |
他製品との連動 | 部分係数法・H29道示対応版 | 基礎の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) 橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応) |
旧基準版 | <インポート> 基礎の設計・3D配筋(旧基準) 橋脚の設計・3D配筋(旧基準) ラーメン橋脚の設計計算(旧基準) |
製品購入/お問い合わせ窓口
■FORUM8 オーダーページで購入
製品購入 - オーダーページ にて、バージョンアップ・新規製品・各種サービスの御見積作成・申込・決済ができます。
クレジット利用や、分割払いシステムでの購入も可能です。
ご質問は、バージョンアップセンタ(vc@forum8.co.jp)までお気軽にお問い合わせ下さい。
可能です。
但し、杭反力を算出する機能はありませんので、別途算出された杭反力を入力してください。
できません。
本プログラムでは断面照査のみ可能となっています。
できません。
本プログラムではフーチングの断面照査のみ可能となっています。
平成24年道示対応オプションで照査可能となります。
杭基礎の場合、増し杭工法による杭基礎補強を行った場合の照査にも対応しており、既設杭、増し杭の荷重分担を評価した照査を行います。
本プログラムでは杭反力を計算する機能がありませんので、杭反力が既知であれば可能です。
円形フーチングの地盤反力は以下のように算出しています。
■浮上りが生じないとき
qmax、qmin = VB/AB ± |MB・a|/IB
ここに、
VB:基礎底面に作用する鉛直力
AB:基礎底面の全面積
MB:基礎底面に作用するモーメント
a:基礎幅の1/2(半径)
IB:基礎底面の断面二次モーメント
■浮上りが生じるとき
qmax:分布幅を仮定し、作用力と地盤反力とが釣合うよう収束計算を行っています。
上記のように扱っていることから、計算過程を出力することができず、現行では、結果のみの出力を行っています。ご了承ください。
道路橋示方書の直接基礎の設計では、一般に、
・橋軸方向
・橋軸直角方向
に着目し、これらの1方向に荷重を載荷したときに生じる地盤反力度に対してフーチングの検討を行いますが、本プログラムにおいても、このように検討しております。
可能です。「荷重」-「作用力、その他荷重」-「杭反力」で入力いただけます。
尚、杭基礎としての設計は杭反力を直接入力することでのみ対応可能です。自動計算することはできませんのでご注意下さい。
柱付け根位置では既設部柱があるため補強部の上側主鉄筋が断ち切られていると考えます。
そのため、有効幅から柱部分を除いた範囲に配置されているものと計算します。
「柱部の定着鉄筋を考慮する」は柱部に突き当たる鉄筋も考慮する場合にチェックし、鉄筋を設定して下さい。
平成24年道示対応オプションで選択可能となります。
入力は可能です。
但し、任意荷重は断面照査のみに用います。直接基礎のフーチング下面の作用力には考慮されません。
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