Q1−1. |
どのような製品? |
A1−1. |
「落石対策便覧に関する参考資料-落石シミュレーション手法の調査研究資料-」で紹介されている質点系シミュレーション手法に基づき、斜面を落下する落石運動の軌道予測と統計解析を行います。
シミュレーション部分は群馬大学工学部の解析プログラムを利用し、弊社でプリポスト部の開発を行っています。また、シミュレーションの結果を用いて対策工の計算を行う「落石対策工の設計計算」が同梱されています。 |
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Q1−2. |
落石シミュレーションの機能は? |
A1−2. |
落石シミュレーションと落石対策工の設計計算のふたつに分けられます。
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【落石シミュレーション】
- 落下開始から停止までの運動計算を指定された試行回で数分実施(モンテカルロシミュレーション) 。
- モンテカルロシミュレーションの結果から、照査点での最大値、最小値、中央値、平均値、標準偏差、歪度、尖度などの基本的な統計量を計算します。
- 落石の到達距離を分析。
- 信頼値の算定に用いる理論分布を決定するための正規性検定が可能。正規分布と対数正規分布の判定が可能で、正規性検定の結果、適合されると判断した理論分布を用いて信頼値を計算。
- 正規性検定は「D'Agostino-Pearson検定(K2-test)」、「Shapiro-Wilk検定(W-test)」、「Anderson-Darling検定(A2-test)」のいずれか、もしくは両方を同時に実施可能。
- 直接指定または正規性検定の結果で採用された理論分布により、指定された信頼係数に応じた信頼値を計算(跳躍量、線速度、通過角度、エネルギーの4種類)
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【落石対策工の設計計算】
下記の2工法をサポート。
- 「ポケット式落石防護網」:
吊ロープ、支柱、金網、ワイヤロープで構成され、上部の入口から、落石が金網に衝突することで運動エネルギーを吸収させる工法です。
- 「高エネルギー吸収柵」:
充填鋼管杭の極めて大きな変形能力とワイヤロープとその支持装置の間での摩擦を利用したエネルギー吸収工法。
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Q1−3. |
他の製品との連携は? |
A1−3. |
OpenMicroSimファイルを介してUC-win/Roadでシミュレーション結果を可視化し3次元で確認できます。 |
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Q1−4. |
対応する適用基準は? |
A1−4. |
「落石対策工設計マニュアル(2002年 理工図書)」 |
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Q1−5. |
製品付属の「地表面形状作成ツール」は、どういう機能か? |
A1−5. |
等高線図(CADファイルや画像ファイルの平面図)から本プログラム用の斜面形状を作成できます。等高線図に対して断面を指定することで、落石シミュレーションで使用できる斜面形状データを容易に作成可能な補助ツールです。 |
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