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  プログラム概要

本プログラムは、高さ2250mm〜3000mmのハニカムボックスを用いた雨水地下貯留施設(雨水貯留槽)の設計計算を行うプログラムです。

雨水貯留槽は、単体のプレキャストコンクリート製品であるハニカムボックスと外周の側壁パネルで構成され、金具で連結されています。
※高さが2000mmまでのハニカムボックスにつきましては、「ハニカムボックスの設計計算」にて検討が可能です。

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  プログラムの機能と特長

■機能
  1. 設計計算は、常時、レベル1(L1)地震時、レベル2(L2)地震時の安定計算および断面照査を行います。

  2. 地震時の設計計算は、震度法(L1)と応答変位法(L1、L2)のいずれかを選択して検討することができます。


    ▲基本データ

  3. 安定計算は、常時の場合は活荷重、地震時の場合はL1、L2地震動を対象に震度法を用いた地震力に対して構造物全体の安定性を検討します。

  4. 安定計算に、中空な地下構造物として浮力に対する安定計算を加えています。
    • 安定計算 滑動 転倒 地盤反力度 支持力 浮力
      常時
      レベル1地震時
      レベル2地震時

  5. 断面力を算定するのに地盤をバネ、雨水貯留槽を骨組みモデルに置き換えフレーム解析を行います。

  6. フレーム解析の荷重条件として、安定計算に考慮した荷重に加え水平土圧、水圧等の断面に作用する荷重を考慮します。
フレーム解析の基本荷重ケース
No. 荷重種類 No. 荷重種類
1 死荷重 2 上載土圧
3 活荷重(スパン中央) 4 活荷重(軸中心)
5 常時水平土圧(地下水なし) 6 常時水平土圧(地下水あり)
7 内水自重(底板) 8 内水圧(側壁)
9 浮力 10 地震時動水圧(レベル1)
11 地震時動水圧(レベル2) 12 地震時土圧(レベル1)
13 地震時土圧(レベル2) 14 地震時慣性力(レベル1)
15 地震時慣性力(レベル2) 16 地震時上載土慣性力(レベル1)
17 地震時上載土慣性力(レベル2) 18 震度法による地震時土圧(レベル1)
19 地震時周面せん断力(レベル1) 20 地震時周面せん断力(レベル2)

フレーム解析の組合せ荷重ケース
震度法
荷重条件
基本No.
組合せ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 14 16 18
常時   内水
なし
Case1            
Case2            
内水
なし
Case3                  
Case4                  
地震時 内水
あり
Case5    
内水
なし
Case6            
△:選択

応答変位法
荷重
条件
基本
No.
組合せ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 19 20




Case
1
                       
Case
2
                       



Case
3
                           
Case
4
                           





Case
5
           
Case
6
                 
Case
7
               
Case
8
                 



Case
9
                   
Case
10
                       
Case
11
                       
Case
12
                       

  1. 震度法による地震時土圧は、物部・岡部式により地震時土圧係数を求め、上載圧に掛けて算出します。

  2. 応答変位法による地震時土圧は、応答変位法による地盤変位と地盤変形特性に基づく地盤バネを掛けた積を外力として考慮します。

  3. 断面照査は、常時およびL1地震時は許容応力度法、L2レベル2地震時は限界状態設計法を用いて検討します。


■特長
  1. 2250タイプ、2500タイプ、2750タイプ、3000タイプのそれぞれについて、一般用と軽荷重用(鉛直荷重30kN/m2以下)の全8タイプを検討することが可能です。

  2. 単体のハニカムボックスと側壁に用いるパネルは部材の登録データとして形状寸法等のデータが用意されており、必要に応じて編集が可能です。


    ▲ハニカムボックスの登録

  3. ハニカムボックスを平面的に配置する割付けを、基本データで方向別に個数を入力することで行うことができます。

  4. モデルの確認を、基本データおよび地層データにあるメニューを選択し、画面表示することが可能です。


    ▲モデルの確認

  5. 地震時の設計震度は、標準設計震度と地域区分を入力し、地盤種別は地層データによってプログラム内部で種別を判別し、計算します。

  6. 水平土圧を算定する場合は、地層データの入力値を用います。

  7. 鉛直土圧算定には、別途、貯留槽直上の埋め戻し土や舗装について荷重データとして入力することができます。
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  適用基準及び参考文献

参考文献
  • 日本下水道協会、下水道施設の耐震対策指針と解説(2014年度版)
  • 日本下水道協会、下水道施設耐震計算例−処理場・ポンプ場編−(2002年版)
  • 日本水道協会、水道施設耐震工法指針・解説(2009年版)
  • 日本道路協会 道路橋示方書(IV)・(V) 平成14年3月
  • 日本道路協会 道路土工カルバート工指針 平成11年3月
  • 土木学会、コンクリート標準示方書2007年版
  • 「技術評価認定書」松岡コンクリート工業
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