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Maxsurfの新機能 | ||||||||||
トリメッシュ応用機能
トリメッシュは三角面により構成された線形サーフェスで、Maxsurf が滑らかな曲面を生成するために使うNURBサーフェスとは異なり、船体形状を決めるもではなく、与えられた点群をすばやく再現して面を作ったり、NURBSの近似面としての位置付けで、排水量等計算、波浪中応答解析、復原力、抵抗推進解析等に適した形状データを提供するものです。 船舶設計の過程で、形状を表すラインやポイントが存在し、リバースエンジニアリングによりそれらのデータから、完全なNURBサーフェスを生成することは、手間と時間が掛かる作業です。NURBサーフェスによる高度な滑らかさは要求されていないことがしばしばあり、トリメッシュの線形サーフェスの精度で十分である解析等が存在するということを認識下さい。 トリメッシュサーフェスの目的は、船舶のサーフェスモデルを表すラインやポイントのデータから、解析に使うための線形サーフェスをすばやく提供することです。トリメッシュの精度は、トリメッシュ生成に使われるデータポイントの数(密度)に依存します。 トリメッシュは線形サーフェスモデルですので、建造工程で必要な形状データを提供するのには適していません。つまり、外板展開やロンジスチフナ配置のような出力が必要な場合、NURBサーフェスによる、高精度なモデリングが必須となります(図1)。
トリメッシュ空間のブール演算 ブール演算はCADの形状モデリングにおいて、体積を持った形状を集合とみなし、複数の形状を和、差、積といった集合演算により組み合わせ、合成された形状を作る演算です。 トリメッシュ形状に応用できるブール演算は
の2つとなります(図2)。
船舶への応用としては、ユニオンは、船体と上部構造物の複数サーフェスを使ったモデルを、単一のトリメッシュで表すような場合(図3)。 インターセクションは、船体内にある、バウンダリーボックスがハルを突き抜けているようなタンクモデルの容積を求めたいような場合に使えます(図4)。
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(Up&Coming '21 新年号掲載) | |||||
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