Vol.
22

本連載では、主な機能や関連情報をピックアップして紹介していきます。Shade3Dは、高精度のモデリング、レイアウト、カメラ、光源、レンダリング、アニメーションなど建築パースやインテリアデザイン、プロダクトデザインに必要な機能を搭載し、UC-win/Roadのモデリングツールとして活用が可能です。
https://shade3d.jp/
Shade3Dに搭載されている2つのマテリアルタイプ「Shade3Dマテリアル」と「PBRマテリアル」

Professionalグレードにのみ搭載されている「PBRマテリアル」は他ソフトとの互換性が高く、広い範囲で使用されているマテリアル形式です。物理法則に基づいた計算を行うことにより、Shade3Dオリジナルの「Shade3Dマテリアル」よりも少ないパラメータの設定でリアルな表現を行うことができます。

物理に縛られない自由な表現が可能な「Shade3Dマテリアル」と組み合わせることでファンタジーからフォトリアル、またそれらが混在した世界まで多彩な表現が可能となっています。

・左:Shade3Dマテリアル 右:PBRマテリアル

Ver.24.0で「PBRマテリアル」に搭載された「シーン」と「クリアコート」パラメータ

「シーン」はベルベットをはじめとした布類の表面の質感を表現するパラメータで、「クリアコート」はニスやワックスなど、表面のコーティングを表現するパラメータとなります。
共に「glTF」ファイル形式での入出力に対応しており、メタバースでの表現力の向上に利用することができます。

● ボーンの軸表示

それぞれのボーンにはXYZ軸の方向が軸ごとの色で表示されます。

● 「シーン」パラメータ

「強度」と「カラー」、「ラフネス」からなり、それぞれを調整して布の表面の表現を行えます。

・形状別にシーンのカラーとベースカラー、強度とラフネスを調整

● 「クリアコート」パラメータ

「強度」と「ラフネス」からなり、それぞれを調整してニス塗りやワックスのかかった表面の表現を行えます。

・形状別にクリアコートの強度とラフネスを調整

「Shade3Dマテリアル」と「PBRマテリアル」でのガラスや水面、反射の設定

「PBRマテリアル」では物理的な設定が行われるため、単純な設定でリアルな「透明」や「反射」の設定を行えます。「Shade3Dマテリアル」では「反射」、「透明」、「フレネル」を利用することで、リアルな表現や、物理的に正しい水面やガラスの反射を表現することができます。

・「反射」+「フレネル」の設定
「反射」のみでは一様な反射率が「フレネル」により角度で変化が入り、リアルな質感となります。PBRマテリアルではこの調整は不要です。
・左から Shade3D:反射のみ、反射+フレネル、PBR:スペキュラ

・「透明」+「フレネル」の設定
透明体の場合は「フレネル」を「1.0」で固定し、「透明度」と「屈折率」の調整で視点による反射の変化を正しく表現することができます。

「glTF」形式での入出力

Shade3D Ver.24.0以降ではPBRマテリアルの「シーン」、「クリアコート」の設定に対応している他、「透明度」、「屈折率」、「スペキュラ」、「発光の強度」の設定にも対応しました。
また、テクスチャマッピングで「KTX2形式」の画像を利用でき、テクスチャマッピングへの「スムーズ」、「タイリング」の設定の反映にも対応しました。

・透明度
・WebのglTF Viewerで不透明、αマスク、αブレンド、透明度を表示

・屈折率、スペキュラ
・WebのglTF Viewerで屈折率による光沢、反射の変化を表示

・発光の強度
・WebのglTF Viewerで発光の強度によるブルーム効果の変化を表示

・シーン
・WebのglTF Viewerでシーン設定の変化を表示

・クリアコート
・WebのglTF Viewerでクリアコート設定の変化を表示



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(Up&Coming '24 新年号掲載)
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