JH設計要領第五集「遮音壁設置要領」に準拠し、遮音壁の設計計算を行なうプログラム

遮音壁の設計計算 Ver.5

初版リリース:2006.05.19/最新Ver.リリース:2024.07.30

¥187,000(税抜¥170,000)

プログラム概要

本製品は、JH設計要領第五集「遮音壁設置要領」に準拠し、遮音壁の設計計算を行なうプログラムです。

本製品で設計可能な構造形式は、支柱形式として直壁タイプ、張出しタイプ、先端分岐部タイプ、基礎形式として鋼管杭基礎、直接基礎、高欄天端取付け、高欄側面取付けのそれぞれに対応可能です。

遮音板の種類としてはコンクリート板、金属板、アクリル板等を用意し、それぞれ任意サイズを登録追加可能としています。

▲杭基礎タイプ

▲多層地盤杭基礎タイプ

▲高欄取付タイプ

Ver.5.0.0 改訂内容<2024年 7月 30日リリース>NEW

  1. 「設計要領 第五集 遮音壁 令和3年7月」に対応
  2. 土圧強度の計算で上載荷重及び粘着力の考慮に対応
  3. 群杭による水平方向地盤反力係数の低減係数に対応
  4. 直接基礎の地盤反力度照査に対応
  5. 3Dアノテーション及び3Dアトリビュート表示機能に対応

関連情報

◆新製品情報
遮音壁の設計計算 Ver.5(Up&Coming '24 盛夏号掲載)NEW!

プログラムの機能と特長

支柱形式

  • 支柱の形式は、直壁タイプ、張出しタイプ(直線+円弧)、先端分岐型タイプを可能としています。
  • 支柱部材はH形鋼とし、任意サイズを自由に登録追加可能です。
  • 支柱断面は断面変化(継手の設置)が可能で、遮音壁高さの大きな場合にも経済設計を可能としています。
  • 直線部および円弧部の構造寸法は任意入力が可能で、大型遮音壁の設計にも対応可能です。

▲直壁タイプ

▲張出しタイプ

基礎形式

  • 基礎の形式は、鋼管杭基礎、直接基礎、高欄取付けを可能としています。
  • 土工部としては盛土斜面部、保護路肩部、盛土築堤部を、橋梁部としては高欄天端取付け、高欄側面取付けを選択可能です。
  • 杭基礎の設計では、水平方向の安定照査、杭体応力度照査を行います。
  • 直接基礎の設計では、地盤の鉛直支持力、転倒および滑動に対する安定照査を行います。
  • 直接基礎の支柱埋込み部の補強鉄筋量算出が可能です。
  • 高欄取付けでは、アンカーボルトの設計を行ないます。

▲基礎形式と設置場所の種類

遮音板

  • 遮音板の種類としては、コンクリート板、金属板、アクリル板(透光型パネル)、透光性遮音板などを用意しています。
  • 設計者にて任意サイズを自由に登録追加可能としています。
  • 盛土部からの土圧作用に対して、遮音版とは別に土留め板を設置可能としています。

▲基準値(遮音壁)

荷重の扱い

  • 遮音壁の設計では、死荷重、風荷重、土圧を考慮し、支柱付根位置の断面力が最も不利になるように荷重載荷させるものとします。
  • 衝突荷重については考慮せず、地震の影響についても風荷重が地震の影響に対して卓越することからこれを省略しています。

▲風荷重の載荷

▲荷重条件入力画面

落下防止索の安定照査

▲落下防止索条件入力画面

支柱の埋込み長の自動計算機能

  • 鋼管杭基礎、直接基礎に関する入力で"埋込み長"に支柱の基礎への埋込み長を入力し、計算を実行すると基礎のコンクリートに発生する支圧応力度を設計要領 5-6-3 杭基礎部で記述されている式にて算出します。
  • 計算書には、入力した支柱の基礎への埋込み長と支圧応力度の照査結果が出力されます。
  • 支圧応力度が許容支圧応力度以下となるような支柱の埋込み長を自動算出することも可能です。

回折による騒音レベル低減量の分布図出力機能

単独設計機能としてNEXCO設計要領 H 21.7 図2-5 回折による補正量のチャート(p.5)に基いて騒音源と受音点の位置等を指定することにより受音点における遮音壁による騒音レベル低減量の推定を行うことが可能です。
また、受音点周辺の騒音レベル低減量の分布図を出力することが可能です。

▲騒音レベル低減量分布図のイメージ

適用基準及び参考文献

適用基準
設計要領第五集 設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領 NEXCO 令和3年7月
設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領 NEXCO 平成29年7月
設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領 NEXCO 平成28年8月
設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領 NEXCO 平成27年7月
道路橋示方書 道路橋示方書・同解説(IV) 下部構造編 日本道路協会 平成14年3月
設計基準 遮音壁標準設計図集 日本道路公団 平成11年12月

※ 2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。

製品価格

本体価格

価格は税込表示です

■本体価格

製品名

価格

遮音壁の設計計算 Ver.5 ¥187,000(税抜¥170,000)

■フローティングライセンス価格

本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。

製品名

価格

遮音壁の設計計算 Ver.5 ¥74,800(税抜¥68,000)


>>ライセンス形態についての詳細はこちら

サブスクリプションサービス 契約価格


サブスクリプションサービス 契約価格

■サポート内容
・バージョンアップ無償提供  ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX)  ・ダウンロードサービス  ・保守情報配信サービス  

※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。

価格は税込表示です

対象製品 初年度 1年
遮音壁の設計計算 Ver.5 サブスクリプション 無償 ¥74,800(税抜¥68,000)
遮音壁の設計計算 Ver.5 サブスクリプションフローティング ¥104,720(税抜¥95,200)

■遮音壁の設計計算 Ver.4ユーザ様対象のサブスクリプション更新価格について

初回更新に限り、遮音壁の設計計算 Ver.5へのエンハンストおよび旧サブスクリプション契約での更新となります。

エンハンスト費用

:¥29,700(税抜¥27,000)

エンハンスト費用フローティングあり

:¥41,580(税抜¥37,800)

旧サブスクリプション価格

:¥62,920(税抜¥57,200)

旧サブスクリプションフローティング価格

:¥88,088(税抜¥80,080)

レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス価格


■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能

■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能

■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。

※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。

※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。

レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス

価格は税込表示です

■レンタルライセンス

対象製品 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
遮音壁の設計計算 Ver.5 ¥84,150 ¥99,110 ¥121,550

■レンタルフローティングライセンス

対象製品 2ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
遮音壁の設計計算 Ver.5 ¥140,250 ¥166,430 ¥205,700

アカデミー価格


教育関係者、研究者、学生などの教育目的のご利用に向けて、アカデミーライセンスを提供しています。

アカデミー価格

価格は税込表示です

製品名 アカデミー価格
遮音壁の設計計算 Ver.5 ¥149,600(税抜¥136,000)

バージョンアップ開発履歴


バージョンアップ開発履歴

■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。

遮音壁の設計計算 Ver.5
バージョン リリース日 バージョンアップ内容
5.00.00 24/07/30
  1. 「設計要領 第五集 遮音壁 令和3年7月」に対応
  2. 土圧強度の計算で上載荷重及び粘着力の考慮に対応
  3. 群杭による水平方向地盤反力係数の低減係数に対応
  4. 直接基礎の地盤反力度照査に対応
  5. 3Dアノテーション及び3Dアトリビュート表示機能に対応

動作環境


動作環境

OS Windows 10 / 11
CPU OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境
必要メモリ(OSも含む) OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境
必要ディスク容量 約20MB以上(インストール時)
ディスプレイ(画面解像度) 1024×768以上
入力データ拡張子 F7G
ファイル出力 F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、PDF、 JTD、JTDC
画像:3DS
他製品との連動 <保存>
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画面サンプル

▲初期入力

▲杭基礎タイプ

▲多層地盤杭基礎タイプ

▲高欄取付タイプ

▲基本形状

▲荷重条件入力画面

▲落下防止索条件入力画面

▲基礎及び地盤条件

▲基礎及び地盤条件 折線多層地盤線入力

▲支柱取付部の入力

▲結果確認(支柱の応力度結果)

▲結果確認(杭体断面力結果)

▲印刷プレビュー

出力例

▲設計条件

▲支柱の設計

▲杭基礎の設計

PDF出力例(3D PDF対応の3次元モデル挿入)

設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領(H18.4) p.45
1.土工部盛土斜面部の支柱設計計算例を再現したサンプルーデータ

SAMPLE1 (p45支柱)( 20P, 222KB )

設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領(H18.4) p.48
2.杭基礎の設計計算例を再現したサンプルデータ

SAMPLE2 (p48杭基礎)( 18P, 207KB )

設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領(H18.4) p.51
3.橋梁部の支柱及び取付部設計計算例(支柱壁高欄背面取付形式)を再現したサンプルデータ

SAMPLE3 (p51高欄側面取付)( 13P, 196KB )

設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領(H18.4) p.55
4.橋梁部の支柱及び取付部設計計算例(支柱壁高欄天端取付形式)を再現したサンプルデータ

SAMPLE4 (p55高欄天端取付)( 13P, 204KB )

多層地盤杭基礎のサンプルデータ

SAMPLE5 (多層地盤杭基礎)( 20P, 251KB )

直接基礎のサンプルデータ(NEXCO遮音壁標準図集No.17を参考)

SAMPLE6 (直接基礎)( 14P, 187KB )

 

1.適用範囲

平成19年1月版の杭基礎設計便覧には対応しているか?

極限水平支持力Rqの計算のみ杭基礎便覧に準拠しており、この範囲では対応しております。

遮音板の一部に土留め板を設置することは可能か?

遮音板の一部に土留め板をご使用になる場合は、以下の手順にて入力を行ってください。

1.[基準値]メニューの[遮音板]ダイアログにて、ご使用になる土留め板の名称、諸値等を登録します。


2.[遮音壁条件]ダイアログの[直壁部|遮音板|遮音板No.]の入力欄にて登録されました土留め板を指定します。


なお、登録された土留め板は画面下端の「遮音板登録材料表」にて確認可能となっています。

保護路肩の土圧を支柱及び杭天端へ考慮することは可能か?

荷重条件画面で、土圧計算高さの直接入力(=1.000m)、土圧係数計算用傾斜角の直接入力(=0.0度)を入力することで、保護路肩部の土圧が考慮可能となります。

高欄トンボタイプの場合、アンカープレートのチェック及び、樹脂アンカー使用時のチェックには対応しているか?

アンカープレートのチェックに対応しています。また穿孔式アンカーはありますので、樹脂アンカーを穿孔式アンカー材料として最大引張強度などを登録して頂ければ、対応可能です。

荷重条件等、国交省仕様にも変更可能か?

風荷重は任意変更できますので、荷重条件等、国交省仕様にも対応できます。

支柱先端部にノイズリデューサー等の条件追加は可能か?

先端改良型(Yの字型)に対応しています。ノイズリデューサー部分をYの字型にモデル化換算することが可能であれば、対応できます。


2.入力関連

鋼管杭について腐食代を考慮した計算は可能か?

本プログラムは腐食代を考慮した計算はできません。
基準値の鋼管杭の諸数値(A、Z、I等)について、腐食代を考慮した値を入力することによりご対応ください。

土留板には土圧をかけ風荷重は作用させないようにすることは可能か?

土留め板には土圧のみが作用し(土圧作用高さは地表面までの距離)、風荷重は地表面より上の部分に作用します。
風荷重を作用させたくない場合は、風荷重強度を0kN/m2入力することが可能です。

荷重条件の「風荷重」と「土圧」の中にある『内側』と『外側』とは何を基準としているのか。

『内側』と『外側』という表現は、NEXCO設計要領第五集(H18.4)p12の記述をそのまま使用しております。
ここでは車道のある側が内側となりますので、『車道側から外側へ』作用させる場合は「内側→外側」、『外側から車道側へ』作用させる場合は「外側→内側」を選択して下さい。
[荷重条件]ダイアログで「外側→内側」「内側→外側」を選択いただきますと入力画面右側にガイド図が表示されます。 こちらをご参考に入力をお願いいたします。

▲内側→外側

▲外側→内側

土およびコンクリートの単位体積重量を任意で入力可能か?

可能です。

遮音壁の上部に笠木が取り付けられているが、その重量を入力可能か?

荷重条件の画面にて、笠木の単位重量を入力することができます。

遮音板を任意に登録して使うことは可能か?

可能です。遮音板を含む基準値のデータは入力・変更・追加・削除することができます。



 >> サポートページ 遮音壁の設計計算 Q&A集

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