補強土壁の内的安定の検討、外的安定の検討、全体安定の検討を行うプログラム
初版リリース:2012.01.31/最新Ver.リリース:2021.12.27
「補強土壁の設計計算」は、盛土材料中に鋼帯等の補強材を挿入することにより盛土全体の安定性を高める土構造物『補強土壁』の、内的安定、外的安定、全体安定の検討を行うプログラムです。
機能概要
「帯状鋼材工法」、「ジオテキスタイル工法」、「多数アンカー工法」、「二重壁ジオテキスタイル工法」による設計に対応しています。
内的安定に対する検討、外的安定に対する検討、全体安定に対する検討に対応しています。
また帯状鋼材工法、多数アンカー工法では、基礎フーチングの安定検討に対応しています。
対応工法
二重壁ジオテキスタイル工法において、地震時には外壁と補強領域は一体的に挙動します。そのため外的安定計算に用いる仮想擁壁の考え方を拡張し、壁面材と排水層を考慮して検討できるように対応しました。仮想擁壁形状算定時に、外壁と壁面排水層を含めた底版幅で重量を算定します。
多数アンカー工法において、載荷荷重の考慮方法を拡張し、複数パターンの荷重を考慮できるように対応しました。載荷荷重ケース毎に、各段のタイバー位置に作用する載荷荷重を個別に算出し、壁面に作用する土圧の算出時に、それぞれ算出された載荷荷重の合計値を用いて増分を算定します。
補強土壁天端上の防護柵基礎
道路に適用される補強土壁では、一般的に車両や通行者の安全のため路肩に防護柵を設置します。本製品では壁面の上部の笠コンクリートの直上に、支柱のための独立防護柵基礎を設置した場合の検討に対応しました。
型独立防護柵基礎の検討が可能です。また補強土壁の設計では、防護柵基礎による地盤反力や衝突荷重を考慮した部材の安全性の照査を行えます。
▲補強土壁天端上の防護柵基礎
内的安定の検討
外的安定の検討
全体安定の検討
(財)土木研究センター | (財)土木研究センター 補強土(テールアルメ)壁工法 設計・施工マニュアル 第3回改訂版 平成15年11月 (財)土木研究センター 補強土(テールアルメ)壁工法 設計・施工マニュアル 第4回改訂版 平成26年 8月 (財)土木研究センター ジオテキスタイルを用いた補強土の設計・施工マニュアル 改訂版 平成12年 2月 (財)土木研究センター ジオテキスタイルを用いた補強土の設計・施工マニュアル 第二回改訂版 平成25年12月 (財)土木研究センター 多数アンカー式補強土壁工法 設計・施工マニュアル 第3版 平成14年10月 追記(コンクリート製壁面材規格および補強材規格) 平成24年 4月 (財)土木研究センター 多数アンカー式補強土壁工法 設計・施工マニュアル 第4版 平成26年 8月 (財)土木研究センター アデムウォール(補強土壁)工法 設計・施工マニュアル 平成26年 9月 |
(社)日本道路協会 | (社)日本道路協会、道路土工 擁壁工指針 平成11年 3月 (社)日本道路協会、道路土工 擁壁工指針 平成24年 7月 (社)日本道路協会、道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編 平成24年 3月 |
震度法、保有耐力法による計算、部材の設計をサポートし、詳細設計レベルで様々な基礎形式・工法の検討が行えます。地層・作用力データを共有し、3面図表示によるデータ確認、図をまじえた結果表示、[基準値]機能をサポート。各基礎工の設計調書、異種基礎の比較表の出力が可能。杭基礎では、鋼管ソイルセメント杭を含む13種の杭種に対応。各種工法をサポートし、補強設計(増し杭)にも対応。
機能 | Lite | Standard | Advanced | |
---|---|---|---|---|
計算 | 液状化の判定 | ○ | ○ | ○ |
直接基礎 | ○ | ○ | ○ | |
杭基礎 | ○ | ○ | ○ | |
ケーソン基礎 | - | ○ | ○ | |
鋼管矢板基礎 | - | ○ | ○ | |
地中連続壁基礎 | - | ○ | ○ | |
CAD | 杭基礎 | ○ | ○ | ○ |
直接基礎 | - | - | ○ | |
その他 | ESエクスポート(杭基礎) | - | - | ○ |
▲ 製品構成別対応機能
関連情報
»バックナンバー杭基礎
杭基礎
直接基礎
直接基礎
鋼管矢板基礎
鋼管矢板基礎
地中連続壁基礎
地中連続壁基礎
ケーソン基礎
ケーソン基礎
図面作成:杭基礎(Lite以上)
図面作成:杭基礎(Lite以上)
図面作成:直接基礎(Advanced)
図面作成:直接基礎(Advanced)
・道路橋示方書・同解説 I 共通編/III コンクリート橋編/IV 下部構造編、V 耐震設計編 H24年3月 日本道路協会
・設計要領 第2集 1章 計画、4章 基礎構造、5章 下部構造 H18年4月 東・中・西日本高速道路株式会社
・杭基礎設計便覧 H27年3月、H19年1月、H4年10月 日本道路協会
・鋼管矢板基礎設計施工便覧 H9年12月 日本道路協会
・道路橋の耐震設計に関する資料 H9年3月 日本道路協会
・道路橋の耐震設計に関する資料 -PCラーメン橋・RCアーチ橋・PC斜π橋・地中連続壁基礎・深礎基礎等の設計計算例- H10年1月 日本道路協会
・既設道路橋基礎の補強に関する参考資料 H12年2月 日本道路協会
・鋼管矢板基礎 -その設計と施工- H11年10月 鋼管杭協会
・杭基礎の計算法とその解説 1987年1月 土質工学会
・杭・ケーソン・鋼管矢板および地中連続壁基礎の設計計算例 2000年2月 山海堂 岡原美知夫他
・土木研究所資料第1175号 矢板式基礎の設計法 (その1) S52年2月、(その2) S52年6月、(その3) S52年3月 建設省土木研究所
・わかりやすいケーソン基礎の計画と設計 H10年11月 総合土木研究所
・鋼管杭基礎の設計と施工 道路橋示方書(H14年3月版) 改訂対策 H14年4月 鋼管杭協会
・STマイクロパイル工法 設計・施工マニュアル(案) 2000年5月 NIJ研究所
・SPマイクロパイル設計・施工マニュアル(案) H20年11月 エスティーエンジニアリング(株)
・既設基礎の耐震補強技術の開発に関する共同研究報告書(その3)、高耐力マイクロパイル工法(6冊分の2)、
STマイクロパイル工法(6冊分の3)、 ねじ込み式マイクロパイル工法(6冊分の4)設計・施工マニュアル
H14年9月 独立行政法人 土木研究所、(財)先端建設技術センター
・大型地下構造物ケーソン設計マニュアル H13年8月 日本圧気技術研究所
・道路技術基準図書のSI単位系移行に関する参考資料 第1巻-交通工学・橋梁編- H14年11月 日本道路協会
・一般土木工法・技術審査証明報告書 ガンテツパイル(鋼管ソイルセメント杭工法) H12年3月、HYSC杭(鋼管ソイルセメント杭工法) H12年12月 国土開発技術研究センター
※2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。
本体価格
価格は税込表示です
■本体価格
製品名 | 価 格 |
補強土壁の設計計算 Ver.7 | ¥286,000(税抜¥260,000) |
■フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。
製品名 | 価 格 |
補強土壁の設計計算 Ver.7 | ¥114,400(税抜¥104,000) |
サブスクリプションサービス 契約価格
■サポート内容
・バージョンアップ無償提供 ・電話問合せテクニカルサポート
・問合せサポート(電子メール、FAX) ・ダウンロードサービス ・保守情報配信サービス
※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。
価格は税込表示です
対象製品 | 初年度 | 1年 |
---|---|---|
補強土壁の設計計算 Ver.7 サブスクリプション | 無償 | ¥114,400(税抜¥104,000) |
補強土壁の設計計算 Ver.7 サブスクリプションフローティング | ¥160,160(税抜¥145,600) |
■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能
■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能
■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。
※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。
※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。
レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス
価格は税込表示です
■レンタルライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
補強土壁の設計計算 Ver.7 | ¥128,700 | ¥151,580 | ¥185,900 |
■レンタルフローティングライセンス
対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
---|---|---|---|
補強土壁の設計計算 Ver.7 | ¥214,500 | ¥254,540 | ¥314,600 |
製品名 | アカデミー価格 |
---|---|
補強土壁の設計計算 Ver.7 | ¥228,800(税抜¥208,000) |
バージョンアップ開発履歴
■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。
補強土壁の設計計算 Ver.7 | ||
バージョン | リリース日 | 主なバージョンアップ内容 |
7.0.0 | 21/12/27 |
|
動作環境
OS | Windows 10 / 11 |
---|---|
CPU | Intel Coreシリーズおよび完全互換のあるCPU |
必要メモリ(OSも含む) | OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境 |
必要ディスク容量 | 約40MB以上必要(インストール時及び実行時含む) |
ディスプレイ(画面解像度) | 1024×768以上推奨 |
入力データ拡張子 | F6E |
ファイル出力 | HTML F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、PDF、 JTD、JTDC、XLSX、XLS |
他製品との連動 | <保存>斜面の安定計算 |
製品購入/お問い合わせ窓口
■FORUM8 オーダーページで購入
製品購入 - オーダーページ にて、バージョンアップ・新規製品・各種サービスの御見積作成・申込・決済ができます。
クレジット利用や、分割払いシステムでの購入も可能です。
ご質問は、バージョンアップセンタ(vc@forum8.co.jp)までお気軽にお問い合わせ下さい。
補強効果を考慮した、地盤全体のすべり破壊の検討を行うことができます。
また、弊社「斜面の安定計算」の入力データを保存する機能も備えています。
保存したファイルは斜面の安定計算Ver.8以降で利用可能です。
可能です。
基本条件画面の「照査対象」で「地震時」をチェックしてください。
可能です。
「荷重」-「土圧」画面の「基本条件」で、内部算出か直接指定を選択することができます。
決定断面確認時に直接入力することができます。
土圧を考慮しない高さを設定したデータでは、土圧力は小さくなります。
しかしながら、作用高さは高くなりますので、条件によっては転倒モーメントが大きくなることがあります。
この時、土圧を全体に作用させたデータよりも危険な結果となる場合があります。
テールアルメ工法時の円弧すべり照査に際しては、補強領域内に見かけの粘着力が存在するものとして計算を行います。
見かけの粘着力は補強材(ストリップ)の引張強さ、鉛直・水平間隔等により決まります。
「計算確認」-「全体安定(詳細)」-「格子点安全率」で、格子点の各位置の安全率を確認できます。
メイン画面上部の「基準値」-「設計用設定値」内のジオテキスタイルタブ内の表で追加が可能です。
入力の「材料」-「部材」内で追加した部材を選択してください。
テールアルメ工法,多数アンカー工法では、基礎フーチングの安定性の検討を行うことができます。
基本条件画面の「基礎フーチング」-「安定検討を行う」にチェックをいれ、基礎及び土圧入力画面で基礎フーチングの照査に関するデータを設定してください。
多数アンカー工法の場合の笠石高は、壁高Hと壁面材高より決定できるため、内部算出のみとなっています。
壁高Hを変更することで笠石高も変更されますのでご確認ください。
衝突荷重は、1ブロックで受け持つ衝突荷重を設定してください。
可能です。
オプションメニューの「表示項目の設定」で変更してください。
平成29年版道路橋示方書発刊から現在に至るまで、道路土工や水工関連などの関連基準の改定が行われていないため対応しておりません。
改定後、道路橋示方書と同内容の照査内容についての記載があれば、その時点で対応する予定としています。
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