水路用・通路用PCボックスカルバートの設計計算プログラム
初版リリース:2009.12.28/最新Ver.リリース:2020.07.31
3DA
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道路下に埋設される水路用および通路用に広く利用されるPCボックスカルバートの設計をサポートするプログラム。
                               対象とするPCボックスカルバートは、頂版、底版はPC鋼棒を使用したポストテンション方式のプレストレストコンクリート部材(以下、PC部材)、側壁は鉄筋コンクリート部材(以下、RC部材)となります。
主な仕様
形状:単ボックスで標準形/インバート形
ハンチ:上下それぞれにおいて寸法指定可(ハンチ無しも可)

▲ハンチの入力
土被り:舗装厚、盛土厚それぞれ入力可
地盤:多層地盤に対応
基礎:直接基礎のみ
基礎:PC鋼棒は下表のものを予め用意。また任意のものも直接入力可
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水位:
外水位、内水位とも最大5ケース設定可
荷重
| 死荷重 | 鉛直土圧、水平土圧、路面荷重、水圧、揚圧力、任意死荷重 | 
| 活荷重 | 輪荷重、分布荷重(土被り4m以上時)、任意活荷重 | 
| 地震荷重 | 地震荷重の向きは、左向き、右向きを選択可能 地盤変位荷重(地震時土圧)、躯体慣性力、周面せん断力も考慮、地震時任意荷重 | 
計算内容
1連PCボックスカルバートの断面方向の計算を行います。
| 計算内容 | 対象となる部材 | 
| 応力度照査 | PC,RC | 
| 引張鉄筋量照査 | PC | 
| 破壊安全度照査 | PC,RC | 
また、レベル2地震時の検討を行う場合、耐力照査(PC部材,RC部材)も行います。
・リラクセーションによるPC鋼棒の引張応力度の減少量Δσpγ
・コンクリートのクリープおよび乾燥収縮によるPC鋼棒の引張応力度の減少量Δσpψ
を算出し、プレストレッシング直後の引張応力度σptから減じたPC鋼棒の有効引張応力度σpeを算出します。

・常時(死荷重作用時) : フルプレストレスの設計(曲げ引張応力度を許容しない)
・常時(設計荷重作用時) : パーシャルプレストレスの設計

PC部材について、次の荷重の組合せに対して引張応力を計算し、引張鉄筋量を照査します。
荷重の組合せ
1.35×(死荷重+活荷重)
引張鉄筋量は、下式のAs1, As2のいずれか大きい方とし、使用鉄筋量がこれ以上か照査します。

終局荷重時に用いる荷重の組合せは以下の3種のうち、計算結果の大きいものの組合せを用いることとし、
荷重の組合せ
1) 1.3×死荷重 + 2.5×活荷重
2) 1.0×死荷重 + 2.5×活荷重
3) 1.7×(死荷重 + 活荷重)
各部材が保有する破壊抵抗曲げモーメントMuと終局荷重時に作用する曲げモーメントMdについて、Mu/Md≧1の条件を満足するか検討します。
なお、Muの算出についてRC部材は常に軸力を考慮して算出しますが、PC部材は軸力の考慮/無視のいずれも可能とし、軸力無視時は終局つり合い鋼材比≧引張鋼材比の条件を満足するか検討します。
| (社)日本道路協会 | 道路土工 カルバート工指針(平成21年度版) 平成22年3月 道路橋示方書・同解説 Ⅰ共通編 平成14年3月 道路橋示方書・同解説 Ⅲコンクリート橋編 平成14年3月 道路橋示方書・同解説 Ⅳ下部構造編 平成14年3月 | 
| (社)日本道路協会 | 共同溝設計指針 昭和61年3月 駐車場設計・施工指針 同解説 平成4年11月 | 
| (公社)日本下水道協会 | 下水道施設の耐震対策指針と解説-2014年版- 平成26年5月 下水道施設の耐震対策指針と解説-2006年版- 平成18年8月 下水道施設耐震計算例-管路施設編-前編 2015年版 平成27年6月 下水道施設耐震計算例-管路施設編-後編 2001年版 平成13年4月 | 
※ 2021年4月からの消費税総額表示義務化に伴い、価格表記を「税抜」から「税込」へ移行いたします。
本体価格
価格は税込表示です
| 製品名 | 価 格 | 
|---|---|
| PCボックスカルバートの設計計算 Ver.3 | ¥179,300(税抜¥163,000) | 
■フローティングライセンス価格
本体価格の40%を追加いただくことで、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能となります。
| 製品名 | 価格 | 
|---|---|
| PCボックスカルバートの設計計算 Ver.3 | ¥71,720(税抜¥65,200) | 
| 製品名 | アカデミー価格 | 
|---|---|
| PCボックスカルバートの設計計算 Ver.3 | ¥143,440(税抜¥130,400) | 
サブスクリプションサービス 契約価格
                                    ■サポート内容
                                    ・バージョンアップ無償提供  ・電話問合せテクニカルサポート
                                    ・問合せサポート(電子メール、FAX)  ・ダウンロードサービス  ・保守情報配信サービス    
                                  
※ライセンス管理コスト削減、製品ご利用形態ニーズ多様化への対応を充実させることを目的として、従来の保守・サポート形態からより便利な、「サブスクリプションサービス」へ順次移行いたします(2016年4月1日~)。
価格は税込表示です
| 対象製品 | 初年度 | 1年 | 
|---|---|---|
| サブスクリプション(PCボックスカルバートの設計計算 Ver.3) | 無償 | ¥71,720(税抜¥65,200) | 
| サブスクリプション(PCボックスカルバートの設計計算 Ver.3 フローティング) | ¥100,408(税抜¥91,280) | 
■レンタルライセンス:短期間での利用により、低廉な価格でのライセンス利用が可能
■レンタルフローティングライセンス:ライセンスの認証をWeb経由で受ければ、誰でも、どこでも、どのPCでも製品の利用が可能
■レンタルアクセス:既に購入済みの製品の利用ライセンス数を増やす事が可能です。事前契約により、レンタルライセンス期間(1ヵ月~3ヵ月)の単位で自動的にライセンスが付与されます。利用実績に応じて後日請求いたします。事前申込価格として、レンタルライセンス価格の15%引きとなります。ユーザ情報ページにてお申込みいただけます。
※サービス強化、利便性向上を図る目的で「レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス」を2007年9月3日より提供を開始しました。
※レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス開始後の期間変更は出来ません。期間延長の場合は再申込となります。
レンタルライセンス/レンタルフローティングライセンス
価格は税込表示です
■レンタルライセンス
| 対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 
|---|---|---|---|
| PCボックスカルバートの設計計算 Ver.3 | ¥80,685 | ¥95,029 | ¥116,545 | 
■レンタルフローティングライセンス
| 対象製品 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 
|---|---|---|---|
| PCボックスカルバートの設計計算 Ver.3 | ¥134,475 | ¥159,577 | ¥197,230 | 
バージョンアップ開発履歴
■バージョンアップ、リビジョンアップ(無償保守)の主な内容を一覧にしています。
								旧版改訂、リバイバル版リリース時などの場合にご参考ください。
| PCボックスカルバートの設計計算 Ver.3 | ||
| バージョン | リリース日 | バージョンアップ内容 | 
|---|---|---|
| 3.00.00 | 20/07/31 | 
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動作環境
| OS | Windows 10 / 11 | 
|---|---|
| CPU | Intel Coreシリーズおよび完全互換のあるCPU | 
| 必要メモリ(OSも含む) | OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境 | 
| 必要ディスク容量 | 約60MB以上必要(推奨100MB以上) | 
| ディスプレイ(画面解像度) | 1024×768以上 | 
| 入力データ拡張子 | F9C | 
| ファイル出力 | HTML、3DS F8出力編集ツール対応:TXT、HTM、 PPF、DOC、 DOCX、XLSX、XLS、PDF、 JTD、JTDC | 
| 他製品との連動 | <保存> UC-win/Road(3DS、VRML) SI対応版 F8旧製品データ($o1) | 
製品購入/お問い合わせ窓口
■FORUM8 オーダーページで購入
製品購入 - オーダーページ にて、バージョンアップ・新規製品・各種サービスの御見積作成・申込・決済ができます。
クレジット利用や、分割払いシステムでの購入も可能です。
ご質問は、バージョンアップセンタ(vc@forum8.co.jp)までお気軽にお問い合わせ下さい。
| ▼標準形計算 出力例 ( 55P, 1,806KB )  | ▼インバート形計算 出力例 ( 55P, 1,737KB )  | 
対象とするPCボックスカルバートは、頂版、底版はPC鋼棒を使用したポストテンション方式のプレストレストコンクリート部材、側壁は鉄筋コンクリート部材となります。
形状:単ボックスの標準形・インバート形
地盤:多層地盤に対応
基礎:直接基礎のみ
 
                             地震時の検討は、「共同溝設計指針」、「駐車場設計施工指針」、「下水道施設の耐震対策指針」を参照し応答変位法により地震荷重を算出し、レベル1地震時は許容応力度法、レベル2地震時は限界状態設計法による耐力照査により検討します。
 
                                              
                                            
                                            ▲地震時バネ入力画面
対象とするPCボックスカルバートは、頂版、底版はPC鋼棒を使用したポストテンション方式のプレストレストコンクリート部材、側壁は鉄筋コンクリート部材となります。
 
                                              
                                            
                                            ▲多層地盤入力画面
| (社)日本道路協会 | 道路土工 カルバート工指針(平成21年度版) 平成22年3月 道路橋示方書・同解説 Ⅰ共通編 平成14年3月 道路橋示方書・同解説 Ⅲコンクリート橋編 平成14年3月 道路橋示方書・同解説 Ⅳ下部構造編 平成14年3月 | 
| (社)日本道路協会 | 共同溝設計指針 昭和61年3月 駐車場設計・施工指針 同解説 平成4年11月 | 
| (公社)日本下水道協会 | 下水道施設の耐震対策指針と解説-2014年版- 平成26年5月 下水道施設の耐震対策指針と解説-2006年版- 平成18年8月 下水道施設耐震計算例-管路施設編-前編 2015年版 平成27年6月 下水道施設耐震計算例-管路施設編-後編 2001年版 平成13年4月 | 

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