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  プログラム概要

鋼連続桁橋において、既に打設された床版が鋼桁と一体となった合成桁として作用するものとし、その後打設される床版荷重によって引張を受け、床版に有害なひび割れが生じるか否かを判断するための指標として、コンクリート床版の応力度を算定するものです。
  関連情報
新製品紹介

  プログラムの機能と特長

本製品は、「Engineer's Studio®」の計算部を用いた面外解析を行うプログラムです。

■主な機能
  • 断面はI桁と箱桁の2種類に対応
  • 若材齢時におけるヤング係数の考慮が可能
  • ジャッキアップ・ダウンの考慮が可能
  • 架設ステップ毎の 解析結果確認、および報告書形式の出力帳票

本製品は、打設区間や養生期間はトライアルを行うことで決定が出来るようになっております。
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▲メイン画面


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▲箱桁断面の入力画面
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▲架設ステップ:
断面力等の結果確認
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▲解析結果確認画面
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▲計算書

■照査方法等について
若材齢時におけるヤング係数については、JH基準あるいはCEB-FIP Model Code 1990(MC-90)に準拠することが可能です。また、考慮しないとすることも可能となっております。JH基準に準拠する場合は、次式にて考慮します。

Ec(t)=Ke・Ec(28)

ここに
Ec(t):材齢t(日)におけるコンクリートのヤング係数(N/mm2)
Ke:下図参照
Ec(28):材齢28日におけるヤング係数(N/mm2)

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▲材齢t(日)における係数Ke

■引張(圧縮)強度とヤング係数について
床版コンクリートの引張(圧縮)強度と材齢の関係については、道示およびコンクリート標準示方書記載の関係が若材齢時も適用できるものとし、コンクリート標準示方書準拠の場合、次式にて算定します。

 σca(t)=1/3・σck(t)
 σct(t)=0.23・σck2/3

ここに
σca(t):材齢t(日)における圧縮強度(N/mm2)
σct(t):材齢t(日)における引張強度(N/mm2)
σck(t):材齢t(日)におけるコンクリートの設計基準強度(N/mm2)
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  適用範囲

本製品の適用範囲は以下の通りです。
項目  単位 最小値 最大値
支間数 --- 1 9
全支間長 m 1,000 999,999
主桁本数 2 9
格間数 --- 1 99
打設ブロック数 --- 2 99
打設日 0 999

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  適用基準及び参考文献

  • 道路橋示方書・同解説I共通編,平成24年3月,(社)日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説II鋼橋編,平成24年3月,(社)日本道路協会
  • 鋼道路橋施工便覧,昭和60年2月,(社)日本道路協会
  • 鋼構造架設設計施工指針[2012年版],(社)土木学会
  • 2012年制定 コンクリート標準示方書 設計編,(社)土木学会
  • 設計要領第二集,平成2年7月,日本道路公団
  • コンクリート構造物の応力と変形,技報堂

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