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  プログラム概要

「ウェルポイント工法便覧」(社)日本ウェルポイント協会編、2007年7月に準拠し、ウェルポイント工法及びディープウェル工法の設計計算を行うプログラムです。

  関連情報
新製品紹介

  プログラムの機能と特長

ウェルポイント工法とは、ウェルポイントと称するストレーナーを持った吸水管に揚水管を取り付けた小さな井戸を、基礎の周囲に多数打ち込んで小さな真空井戸のカーテンを作り、掘削領域など必要な区域の揚水をする工法です。
ディープウェル(深井戸)工法は地盤が砂、砂利層で透水性が高く、1か所の井戸で広範囲に地下水位を下げたい場合や透水性の非常に低い掘削床面の下に高い水圧を持った地下水帯があり、この水圧による掘削床面のヒービングを防止するため、地下水帯の減圧を計る場合に用います。

■ディープウェル工法 ■ウェルポイント工法 ■揚水量の算定モデル例

■機能概要

項目 内容
工法 ウェルポイント工法/ディープウェル工法
計算式 井戸公式/スリット公式(ウェルポイント工法)
地盤 水平多層 (20層まで)
井戸の配置 作図システムで任意形状
出力 揚水量、ポンプの選定、透水線図、断面図

■適用範囲

  • 掘削形状 グリッド(格子)の点を結んだ任意形状を設定できます。
  • 井戸形式 : 完全/不完全貫入井戸
    透水層を貫入した井戸もしくは途中までの井戸の両方に対応します。
  • 地層状態 : 自由/被圧地下水透水層が被圧を受けていない場合と受けている場合の両方に対応します。
  • 経過時間 : 定常状態に対応します。
  • 揚水量計算 : 単一井戸/群井
    任意地点の水位低下量は群井の式で計算します。
  • 透水係数が異なる多層に対して平均透水係数(層厚による加重平均)を用います。
  • 等水線図(コンタ図)による確認機能
  • 井戸の等間隔による自動配置が可能です。
  • 井戸の片側配置が可能です。
  • 非平衡理論に基づくタイス式(非定常式)に対応しています。

■入力画面

計算条件などのデータを対話形式で入力します。
井戸の平面配置は掘削線、ヘッダーパイプとともに簡易なCADの機能により作図して入力可能です。
計画水位低下量の初期値セット機能によって設定値確認のための画面往来が不要となり、シームレスな設定が可能です。


■計算書

計算結果をまとめた結果一覧と設計条件等詳細な内容を含んだ結果詳細を用意しています。
また、平面図に井戸の配置と低下した水位を示す等水線図(コンタ図など)および横断面の画面表示し、計算書に印刷することができます。
画面でプレビューした内容を画面、プリンタに出力します。出力箇所の指定、章節番号およびタイトルの編集を行うことができます。

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  適用基準及び参考文献

適用基準
  • 「ウエルポイント工法便覧」 (社)日本ウエルポイント協会編 2007年7月
参考文献
  • 「土木工事 仮設計画ガイドブック(II)」 (社)全日本建設技術協会 平成10年1月
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