製品詳細価格/購入サンプル画面ユーザ紹介/評価・Q&A

  プログラム概要

本製品は、JH設計要領第五集「遮音壁設置要領」に準拠し、遮音壁の設計計算を行なうプログラムです。

本製品で設計可能な構造形式は、支柱形式として直壁タイプ、張出しタイプ、先端分岐部タイプ、基礎形式として鋼管杭基礎、直接基礎、高欄天端取付け、高欄側面取付けのそれぞれに対応可能です。

遮音板の種類としてはコンクリート板、金属板、アクリル板等を用意し、それぞれ任意サイズを登録追加可能としています。
  関連情報
新製品紹介

3D PDF出力例

  プログラムの機能と特長

  ■支柱形式
・支柱の形式は、直壁タイプ、張出しタイプ(直線+円弧)、先端分岐型タイプを可能としています。
・支柱部材はH形鋼とし、任意サイズを自由に登録追加可能です。
・支柱断面は断面変化(継手の設置)が可能で、遮音壁高さの大きな場合にも経済設計を可能としています。
・直線部および円弧部の構造寸法は任意入力が可能で、大型遮音壁の設計にも対応可能です。

▲直壁タイプ ▲張出しタイプ

■基礎形式
・基礎の形式は、鋼管杭基礎、直接基礎、高欄取付けを可能としています。
・土工部としては盛土斜面部、保護路肩部、盛土築堤部を、橋梁部としては高欄天端取付け、高欄側面取付けを選択可能です。
・杭基礎の設計では、水平方向の安定照査、杭体応力度照査を行います。
・直接基礎の設計では、地盤の鉛直支持力、転倒および滑動に対する安定照査を行います。
・直接基礎の支柱埋込み部の補強鉄筋量算出が可能です。
・高欄取付けでは、アンカーボルトの設計を行ないます。


▲基礎形式と設置場所の種類

■遮音板
・遮音板の種類としては、コンクリート板、金属板、アクリル板(透光型パネル)、透光性遮音板などを用意しています。
・設計者にて任意サイズを自由に登録追加可能としています。
・盛土部からの土圧作用に対して、遮音版とは別に土留め板を設置可能としています。


▲基準値(遮音壁)

■荷重の扱い
・遮音壁の設計では、死荷重、風荷重、土圧を考慮し、支柱付根位置の断面力が最も不利になるように荷重載荷させるものとします。
・衝突荷重については考慮せず、地震の影響についても風荷重が地震の影響に対して卓越することからこれを省略しています。

 
▲風荷重の載荷 ▲荷重条件入力画面 

■落下防止索の安定照査

▲落下防止索条件入力画面
Page Top PageTop
  ■支柱の埋込み長の自動計算機能
・鋼管杭基礎、直接基礎に関する入力で"埋込み長"に支柱の基礎への埋込み長を入力し、計算を実行すると基礎のコンクリートに発生する支圧応力度を設計要領 5-6-3 杭基礎部で記述されている式にて算出します。
・計算書には、入力した支柱の基礎への埋込み長と支圧応力度の照査結果が出力されます。
・支圧応力度が許容支圧応力度以下となるような支柱の埋込み長を自動算出することも可能です。

■回折による騒音レベル低減量の分布図出力機能
単独設計機能としてNEXCO設計要領 H 21.7 図2-5 回折による補正量のチャート(p.5)に基いて騒音源と受音点の位置等を指定することにより受音点における遮音壁による騒音レベル低減量の推定を行うことが可能す。
また、受音点周辺の騒音レベル低減量の分布図を出力することが可能です。


▲騒音レベル低減量分布図のイメージ
Page Top PageTop

  適用基準及び参考文献

  • 設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領 NEXCO 平成27年7月
  • 設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領 NEXCO 平成25年7月
  • 設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領 NEXCO 平成6年4月
  • 設計要領第五集 交通管理施設等編 遮音壁設計要領 NEXCO 平成11年12月
  • 遮音壁標準設計図集 日本道路公団 平成11年12月
  • 道路橋示方書・同解説(IV) 下部構造編 日本道路協会 平成14年3月
Page Top PageTop

FORUM8