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  プログラム概要

「道路管理施設等設計指針(案) 道路管理施設等設計要領(案)」、「下水道施設計画・設計指針と解説」を主たる適用基準とした「ポンプ容量の計算」を支援するプログラムです。

  関連情報
新製品紹介

  プログラムの機能と特長

■基本条件
  1. 検討ケース、基本条件を表形式で入力します。
  2. 各検討ケースの吐出し量Qは、全吐出し量ΣQとポンプの設置台数、予備台数から自動計算を行います。
  3. ポンプの(設置台数−予備台数)を実際の駆動台数とし、以降の入力・計算に反映します。
  4. 「基本条件」画面確定後、第1ケース目のポンプの設置状態を、メイン画面にグラフィカルに描画します。

■設計条件
  1. 各検討ケースにおける設計条件を、表形式で入力します。
  2. 吐出し量Q、吸込み口の流速Vより、ポンプ口径D(計算値)の自動計算を行い、参考値として表示します。

■仮揚程
  1. 各検討ケースにおける仮揚程を、表形式で入力します。

■軸動力
  1. スピンボックスにより検討ケースを切り替えて、各検討ケースにおける軸動力を入力します。
    ※吸込み実揚程とキャビテーションの照査は、キャビテーションの照査を行う場合のみ入力してください。
      キャビテーションの照査を行うか否か、また、キャビテーションの照査に関する入力は軸動力画面で指定可能です。

■性能検討
  1. スピンボックスにより検討ケースを切り替えて、各検討ケースにおける性能検討(選定図)を入力します。
    ※性能検討は、選定図を作成する場合のみ入力してください。

■ポンプ選定
  1. ポンプ選定は、直接入力により指定します。
  2. ポンプ選定の参考値として、各ケースにおける吐出し量Q、ポンプ口径D、仮全揚程H、原動機出力Pを表形式で表示します。
  3. 「選定」確定後、選定ケースにおけるポンプの設置状態を、メイン画面にグラフィカルに描画します。

■揚程
  1. 実揚程haは直接入力より指定します。
  2. 損失水頭Σhは、表形式で入力します。
  3. 残留速度水頭h0は、損失係数f、残留速度v0の入力から自動計算します。
  4. 高揚程ポンプの回転速度と吸込み性能の検討

■結果確認
  1. 結果確認画面では、各検討ケース、選定ケースの計算結果・照査結果を確認することができます。
  2. 各検討ケースの計算結果はスピンボックスで制御されており、スピンボックスNoの変更により各検討ケースの計算結果を確認することができます。
  3. 総括表では、選定ケースにおける計算結果を確認することができます。全体の照査判定は、管内の流速Vpの照査、キャビテーションの照査より照査判定を行っています。
  4. 検討ケース詳細では、各検討ケースにおける計算結果を確認することができます。全体の照査判定は、キャビテーションの照査(選定ケースの場合は、キャビテーションの照査と管内の流速Vpの照査)より照査判定を行っています。

■適用範囲
  1. 「ポンプ容量の計算」として、「ポンプ口径Dの照査」、「仮揚程計算」、「軸動力Lの計算」、「原動機出力Pの計算」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」を検討ケース毎にサポートし、「ポンプの性能検討」で選定したポンプに対して「配管口径Dpの照査」、「管内の流速Vpの照査」、「揚程計算」、「軸動力Lの計算」、「原動機出力Pの計算」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」をサポートします。
  2. ポンプ容量計算の検討ケースは10ケースまでとし、各ケースにおけるポンプの設置台数は10台までとします。
  3. 「ポンプ口径D」は、「下水道施設計画・設計指針と解説」に記述している式より算出します。
  4. 「仮揚程計算」は、「実揚程ha」、「吸込み及び吐出し管・弁類の損失水頭Σh」、「吐出し管末端の残留速度水頭h0」から「仮全揚程H」を算出します。
  5. 「ポンプの回転数N」、「ポンプの比速度Ns」は、「計算/直接入力」が指定可能です。
  6. 各検討ケースの仮計算における、「軸動力L」、「原動機出力P」、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」は、「仮全揚程H」を用いて計算を行います。
  7. 「軸動力L」、「原動機出力P」は、「kW/PS」単位を指定して算出することが可能です。
  8. 「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」における「ポンプが必要とする有効吸込み水頭Hsv」は、「下水道施設計画・設計指針と解説」、「水理公式集」に記述している式より、何れかを指定して算出することが可能です。
  9. 「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」は、各検討ケースについて「行う/行わない」の指定が可能です。
  10. 「性能検討」は、選定図を直接入力して作成することが可能です。
  11. 「ポンプ選定」は、入力した検討ケースより、最終的に採用する検討ケース番号を指定します。
  12. 「配管口径Dp」は、「下水道施設計画・設計指針と解説」に記述している式より、「管内の流速Vp(最小値)」と「管内流速Vp(最大値)」の場合の「配管口径Dp」を算出します。
  13. 「配管口径Dp(入力値)」と、「配管口径Dp(最小値)(計算値)」、「配管口径Dp(最大値)(計算値)」との比較照査を行います。
  14. 「管内の流速Vp」は、「管内の流量Qp」、「配管口径Dp(入力値)」より算出します。
  15. 「管内の流速Vp(計算値)」と、「管内の流速Vp(最小値)(入力値)」、「管内の流速Vp(最大値)(入力値)」との比較照査を行います。
  16. 「揚程計算」は、「ポンプ選定」で採用した検討ケースを用い「実揚程ha」、「吸込み及び吐出し管・弁類の損失水頭Σh」、「吐出し管末端の残留速度水頭h0」から「全揚程H」を算出します。
  17. 「揚程計算」の「吸込み及び吐出し管・弁類の損失水頭Σh」は、「道路管理施設等設計要領・指針(案)」と「下水道施設計画・設計指針と解説」に記述している「吸込み管、放流、曲管、直管、拡がり管、T字管、樋管、逆止弁、フラップ弁、スルース弁、バタフライ弁」に加え、「任意の損失水頭」から指定可能です。
  18. 選定したポンプに対して、計算した「全揚程H」を用いて、再度、「軸動力L」、「原動機出力P」の計算を行い、「吸込み実揚程とキャビテーションの照査」を行います。
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  適用基準及び参考文献

参考文献
  • 「道路管理施設等設計指針(案) 道路管理施設等設計要領(案)」 社団法人 日本建設機械化協会 (平成15年7月)
  • 「下水道施設計画・設計指針と解説 前編 2001年版」 社団法人 日本下水道協会 (平成13年5月)
  • 「水理公式集」 社団法人 土木学会 (昭和60年版) (第6刷 平成5年2月)
  • 「下水道雨水調整池技術基準(案) 解説と計算例」 社団法人 日本下水道協会 (昭和59年11月)
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