製品詳細価格/購入サンプル画面ユーザ紹介/評価・Q&A

  プログラム概要

「洪水吐の設計計算」は、土地改良事業設計指針「ため池整備」を主たる適用基準とし、洪水吐の構造設計計算をサポートする
プログラムです。

  関連情報
新製品紹介
  洪水吐の設計計算 Ver.3.0.0 <2017年 10月 3日リリース> NEW

  1. 常時のみの計算に対応
  2. 水理:基準値(降雨強度式)ファイルに対応(各都道府県の降雨強度式を製品に付随)
  3. 土圧計算強化拡張(背面土砂指定、モーメント換算、台形盛土荷重の等分布載荷重換算、柔構造樋門 設計の手引きの換算載荷重に対応)
  4. 応力度計算強化(底版の着目点位置における曲げ応力度自動抽出に対応)
  5. 必要鉄筋量の比較対応
  6. 出力、ヘルプに基準書追記

  プログラムの機能と特長
ライン
■機能
  • 設計断面は、「流入部」、「導流部」、「減勢部」の最大3断面を同時に設計可能
  • 設計洪水流量の計算を行い、各設計断面の側壁高(余裕高)を水理計算より算出し寸法データへ取得することが可能
  • 洪水吐形式は、「開水路左右対称型」、「開水路左右非対称型」、「重力擁壁型」、「逆T擁壁型」をサポート
  • 洪水吐形式が開水路型の場合は、対策工の「底版に突起を付ける」、「背面土砂を考慮する」を指定することが可能
  • 荷重は背後地側および貯水池側の土圧、静水圧、動水圧等を考慮して、安定計算、断面力計算、部材の許容応力度法照査に対応
    荷重の初期値データとして、「常時満水時」「設計洪水時」「緊急放流時」「地震時満水時」の4ケースを設計
  • 主鉄筋には、異形鉄筋と丸鋼鉄筋の何れかを選択することが可能
  • 主鉄筋の配筋段数は、上下、左右それぞれに2段まで配筋することが可能
  • 任意荷重は、最大10ケース(1ケース内最大20荷重)の鉛直荷重(集中、分布)、水平荷重(集中、分布)、モーメント荷重を指定可能
  • 土圧算定に用いる地表面に載荷する荷重は、上載荷重、雪荷重、 その他荷重として指定することが可能
    任意荷重では鉛直荷重(集中、分布)、水平荷重(集中、 分布)、モーメント荷重を指定可能
  • 安定計算は浮き上がり、転倒、滑動、地盤反力度に対する検討に対応。また、突起を考慮した滑動照査も可能
    安定計算において、貯水池側の抵抗力は、次のように考慮しています。
    1. 貯水池側の土圧を載荷せずに滑動照査を行い、照査結果がOKのとき、この状態で安定計算を行います。
    2. 滑動照査がOUTの場合、水平反力を算出し、また、受働土圧力の範囲内であることを確認した上でこの水平反力を載荷した状態で安定計算を行います。
  • 断面力は、FRAME解析により算出
    全形状ともU型形状の骨組を作成し、荷重は側壁(貯水池側、背後地側)用の組み合わせケース、底版用の組み合わせケースをそれぞれ作成して設計断面力を算出
▲設計条件入力画面
▲形状寸法入力画面
▲土砂形状 入力画面
   
▲土圧   ▲静水圧
     
▲浮力(揚圧力)   ▲動水圧 
  • 部材照査は、許容応力度法にて以下の計算を行います
    1. コンクリート、鉄筋の曲げ応力度照査
    2. 必要鉄筋量計算
    3. 抵抗モーメント計算
    4. コンクリートの最大せん断応力度照査
    5. コンクリートの平均せん断応力度照査
    6. 必要斜引張鉄筋量計算
    7. 付着応力度の計算
  • テルツァーギによる許容最大地盤反力度算出が可能
  • 3D表示により、実際の構造物の外見を確認可能
▲3Dモデル表示


■特長
荷重の初期値データとして、「常時満水時」、「設計洪水時」、「緊急放流時」、「地震時満水時」の4ケースを設けています。
荷重ケースデータの初期値として新規作成時(荷重入力画面において一度も[確定]されていない場合)に限りの以下のルールに従い常時3ケース、地震時1ケースを設けています。

地表面

  • 貯水池側の高さ・・・底版高+貯水池側壁高/2
  • 背後地側の高さ・・・底版高+背後地側壁高

荷重ケースの水位高さ

  • 常時1ケース・・・荷重名称を常時満水と指定します。
    内水:なし(0.0)
    貯水池側外水位:底版高+貯水池側側壁高
    背後地側外水位:貯水池側外水位と同値
  • 常時2ケース・・・荷重名称を設計洪水時と指定します。
    内水:貯水池側側壁高-0.1(m)
    貯水池側外水位:底版高+貯水池側側壁高+0.3(m)
    背後地側外水位:貯水池側外水位と同値
  • 常時3ケース・・・荷重名称を緊急放流時と指定します。
    内水:なし(0.0)
    貯水池側外水位:底版高+貯水池側側壁高/2
    背後地側外水位:底版高+貯水池側側壁高
  • 地震時1ケース・・・荷重名称を地震時満水時と指定します。
    常時1ケースと同値を指定します。

■入結果確認・計算書出力

安定計算
検討ケースごとに合否を明確にした安定計算結果を一覧表示します。

断面力計算
断面力計算(FRAME)結果の断面力を断面図およびHTML表示形式で確認することができます。

部材照査
部材照査結果を総括表形式および部位(側壁、底版)ごとにHTML表示形式で確認できます。

Page Top PageTop

  適用基準及び参考文献

参考文献
  • 土地改良事業設計指針「ため池整備」 平成18年2月 農林水産省農村振興局整備部設計課監修
    社団法人 農業土木学会発行
  • 土地改良事業設計指針「ため池整備」 平成27年5月 農林水産省農村振興局整備部課監修
    公益社団法人 農業農村工学会発行
  • 土地改良事業計画設計基準 設計「水路工」基準書 技術書 平成13年2月 農林水産省農村振興局
  • 道路橋示方書・同解説 I 共通編  平成14年 3月 (社)日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 IV 下部構造編  平成14年 3月 (社)日本道路協会
  • 道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編 平成14年 3月 (社)日本道路協会
  • 道路土工 擁壁工指針 平成11年3月 (社)日本道路協会
  • 防災調節池等技術基準(案) 解説と設計実例 社団法人 日本河川協会
  • 下水道雨水調整池技術指針(案) 解説と計算例 昭和59年 社団法人 日本下水道協会
  • 下水道施工計画・設計指針と解説 前編 2001年版 社団法人 日本下水道協会
Page Top PageTop

FORUM8