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  Q&A (製品評価や導入の際に役立つQ&Aです)

1.適用範囲、制約条件

Q1−1. 弊社製品「擁壁の設計・3D配筋」と異なっている計算手法は?
A1−1. 本製品と弊社製品「擁壁の設計・3D配筋」との計算手法の大きな違いは以下の箇所となります。

■逆T擁壁型と重力式擁壁型の断面力の算出方法
「洪水吐の設計計算」においては、洪水吐形式「逆T擁壁型と重力式擁壁型」をU型FRAMEとしてモデル化して断面力を算出していますが、「擁壁の設計・3D配筋」においては、背後地側と貯水池側の接合部にて2つのモデル化が必要となります。

■応力度照査
「洪水吐の設計計算」においては、抵抗モーメントの計算をサポートしておりますが、「擁壁の設計・3D配筋」においては抵抗モーメントの計算はサポートしておりません。

■補足
本製品は「土地改良事業設計指針「ため池整備」平成18年2月」を主たる基準書として、洪水吐の設計計算に限定した簡素な入力仕様としていますので、擁壁(洪水吐)等の構造計算を熟知していない方にも簡単にモデル化、設計計算できるようにしております。
例えば本製品においては、洪水吐形式、開水路の対策方法等を選択するとその形式に合わせ形状寸法を入力することができ、また、荷重データについても基準書に記述している常時3ケース、地震時1ケースを初期値データとして設けております。

一方、「擁壁の設計・3D配筋」は、色々なモデルの設計に対応できるような製品となっており、本製品と比較すると、洪水吐のモデル作成にやや手間がかかります。

 
Q1−2. 土地改良基準での水路の計算を実施いたしますが、洪水吐の設計計算で同等の計算が可能でしょうか?
A1−2. 可能です。基本条件入力画面の「開水路型の対策」スイッチを「突起を設置する」に指定し、形状寸法入力画面にて突起の位置、寸法を入力します。
 

2.入力

Q2−1. 開水路の対策で突起を設けモデル化することが可能か?
A2−1. 可能です。
基本条件入力画面の「開水路型の対策」スイッチを「突起を設置する」に指定して下さい。
形状寸法入力画面にて突起の位置、寸法を入力して頂きたいと存じます。
 
Q2−2. 開水路の対策で背面土重を考慮することができるが、このモデルで張り出し幅Lを無視することはできるか?
A2−2. 背面土砂を考慮する場合には、L(張り出し幅)の入力が必ず必要となります。無視したい場合には、対策なしに変更するか、張り出し幅に最小値を入力することで対応してください。
 

 >> サポートページ 洪水吐の設計計算 Q&A集

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