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  Q&A (製品評価や導入の際に役立つQ&Aです)

1.計算

Q1−1. 粗度状況の変化を考慮することは可能か
A1−1. 可能です。本製品は「建設省河川砂防技術基準(案)同解説 調査編」に準拠した平均流速公式レベル1/1a/2/2a/3に対応しています。このうちレベル1以外では、複数の粗度係数を指定できます。
Q1−2. 死水域、干渉効果を考慮することが可能か
A1−2. 可能です。本製品は平均流速公式レベル3に対応していますので、死水域および複断面間の流速差による干渉効果を考慮した計算を行うことができます。なお、本製品では「死水域」を「樹木群」と表現しています。  
Q1−3. Q式流下能力のH-Q式グラフの表示方法に、H-QとH-√Qがあるのはなぜか
A1−3. H-Qグラフは、横軸を流量Q、縦軸を水位Hとしてグラフを作成します。このグラフから、流量と水位の相関関係を見ることができます。
一方、H-√Qグラフは、横軸を√Q、縦軸を水位Hとしてグラフを作成します。
H-Q式は、Q=a・(H-b)^2 ですので
√Q = √a・H + √a・b
のように、Hと√Qの一次方程式であらわすことができます。H-√Qグラフでは、H-Q式により描かれる線が直線となりますので、H-Q式と不等流のH,Q結果の差をわかりやすく表示することができます。  
 
Q1−4. 不等流の計算が収束しなかった場合などに、収束計算の履歴などを見れないか
A1−4. 直前の水位が算出されていれば、その水位に対する収束計算の誤差をグラフや表で結果画面に表示することができます。
1.不等流の「計算条件」の設定画面の、「収束曲線を作成する」にチェックを入れます。
2.「計算確認」ボタンで結果画面を表示すると、タブ「不等流」の中にタブ「収束曲線」が表示されます。
3.この画面の左上のツリービューの測点断面を選択すると、その測点断面の各水位で不等流の計算誤差がどのように変化したかを見ることができます。
 
Q1−5. 基本条件で指定する「フルード数算出時の水深」の選択は、どの結果に影響するか
A1−5. 水深を計算する場合、「水深=水位標高−河床高標高」として計算します。
通常、「断面最下端」となります。
任意形状などで、断面底面の標高が一定でなく水深の基点となる標高を別途指定したい場合は、直接指定としてください。
 
Q1−6. 矩形の側面(鉛直面)の粗度係数だけを変更可能か?
A1−6. 断面形状が「台形」または「任意形状」の場合に可能です。平均流速公式を、レベル1a、レベル2、またはレベル3としてください。台形の場合は側面、底面ごとの粗度係数を、任意形状の場合は座標ごとの粗度係数を指定できます(面ごと、または座標ごとの粗度係数を指定しなかった場合(0.000の場合)は、区間で指定した粗度係数で計算します)。

2.表示

Q2−1. 入力、出力の数値の桁数を変更することは可能か
A2−1. 可能です。メニュー「オプション|表示項目の設定」のタブ「小数点桁数」で、該当する値の桁数を指定して下さい。ただし桁数を大きくした場合、結果画面、計算書で数値を範囲内に表示できなくなる場合がありますので予めご了承下さい。
ここで指定した値はレジストリに保存されますので、次回起動時も有効となります。

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