Q3−1. |
レベル2地震時の各部材の耐力照査で、破壊モードの判定を行っているか? |
A3−1. |
レベル2地震時の照査結果としては、曲げ耐力の照査と、せん断耐力の照査の2つがあり、下記のとおりとしています。
- 曲げ耐力の照査
γi・Md/Mud ≦1.0 にてOK、NGを判定
- せん断耐力の照査
M≦My の場合(塑性ヒンジを生じない場合)
γi・Vd/Vyd ≦1.0 にてOK、NGを判定
M>Myの場合(塑性ヒンジを生じる場合)
γi・Vmu/Vyd<=1.0 ->曲げ破壊先行の判定
Vyd/Vmy>=2.0にてOK,NG判定
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Q3−2. |
慣性力の方向を変えて検討する必要があるか? |
A3−2. |
一池構造で、構造、荷重ともに対称であれば、マイナス方向の検討は不要と考えられます。
二池構造で、片側満水、片側空虚の場合には、プラス方向とマイナス方向で結果が異なりますので、検討すべきであると考えます。 |
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Q3−3. |
耐震壁はどの様に計算に反映されているのか? |
A3−3. |
耐震壁は、通常のフレームモデル(頂版−側壁−底版から構成される骨組)に、壁エレメントとしてモデル化した部材(Iの字型をした部材)の4隅を通常のフレームモデルの隅角部に二重格点で結合し、骨組み解析を行う仕組みとしております。 |
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Q3−4. |
既存の配水池に対して、レベル1、レベル2地震時に対応しているかの判定ができるか? |
A3−4. |
できます。新規入力扱いにて、材料の設計基準強度、鉄筋の丸鋼、構造寸法など必要な条件を入力し、計算実行し、計算結果を判断して耐震判断するという手順でお願い致します。 |
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Q3−5. |
応答変位法による検討時に、地震時の躯体慣性力は考慮されているか。 |
A3−5. |
はい、考慮しています。頂版、側壁、底版、隔壁、迂流壁などの自重に設計水平震度を掛けて荷重を算出し、フレーム解析を行っています。 |