プログラム概要
AdvanceConcreteは、図面作成および部材リストならびにNCファイルを自動作成する3Dソフトウェアで、構造設計や詳細設計技術者のために開発されました。これを使用することで飛躍的に生産性が向上し、修正作業を減らすことが可能です。
AdvanceConcreteを使用して、構造物と鉄筋要素の拡張ライブラリを使用してAutoCAD®に提供され、作成ツール・寸法作成・シンボルおよび自動レイアウト機能を使うことにより、全ての建築図面が生成され、設計段階の作業効率を上げることが可能です。
初心者でも高度な3Dモデルやそれに関連する図面については、3D図面を作成する方が2D図面を作成するよりも速く作成し、管理・修正することが可能です。
AdvanceConcreteはGRAITEC構造BIMソリューションの1つで、Autodesk RevitやIFC互換アプリケーションとのデータ交換が可能です。
▲コルベイユのプロジェクト(フランス)
BECOFER設計局
(モントロー・フォー・ヨンヌ/フランス)
▲リエージュ裁判所の増築工事の一部(ベルギー) TPF 建設設計局
▲EBS / “L’Imperial” 集合住宅
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関連情報
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関連製品
IM&VR - BIM/CIMによる建築土木設計ソリューション
('12.12.06掲載)
PDFカタログ
(24P, 6,058KB)
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プログラムの機能と特長
■設計者・建設会社など、協業者間の情報交換を最適化
設計者のドラフトから構造物のモデルを起こすことも、一からモデリングを行うことも容易に行えます。AutoCAD®で線分を描くのと同じようにスラブ、梁、柱、壁、基礎、階段、開口部などのモデルを作成でき、作成したモデルからすべての構造物と鉄筋図面を自動的に生成します。また、Advance Designと連携して、全体安定解析から鉄筋設定まで、各種の構造解析が行えます。
■使いやすいモデリング機能で作業効率が向上
モデルはすべての構造物、鉄筋図面、リストに必要な要素なので、モデリングは正確で、効率的かつ速くなくてはなりません。
AdvanceConcreteには、スラブ、梁、柱、 壁、階段、基礎、開口部など、属性が付加された豊富なオブジェクトライブラリが用意されているため、モデリングの作業を容易に行うことができます。ツールバーから目的の要素を選んで配置するだけで、直感的にモデリングが行えます。
AdvanceConcreteを使用すると、AutoCAD®での作業性が向上します。
平面図で構造物を描き、指定された高さを使用して、断面図と鳥瞰図をAdvanceConcreteの3次元空間に作成します。
多数の自動化された機能もまた利用可能です。フーチングの生成、スロープの位置、屋根と階段、レベルの複製、要素コピー/ペーストなど。要素の重複、構造物の衝突チェック、開口部修正はこの高性能なソフトウェアで簡単に実行されます。
■各種図面の自動作成機能でワークフローを最適化
3Dモデルから平面図、全体図または部分断面図、立面図などの各種図面を自動で生成します。部材へのナンバリングと寸法記入を自動で行うツールによって、ワークフローは大幅に向上し、図面作成処理が最適化されます。3Dモデルに加えられた変更は、プロジェクトにおけるすべての図面で自動更新されるため、作図にかける時間が節約できます。
■鉄筋生成における生産性が大幅に向上
パラメトリック鉄筋
鉄筋本数、鉄筋径、かぶり、鉄筋間隔を指定することで、任意の鉄筋のスタイルをすべての構造要素に関連付け、必要な鉄筋と視覚要素を含んだビューを作成します。
鉄筋ケージは型枠に適応し、修正に応じて更新されます。梁、柱、壁、フーチング、エレベータ・ケージ、階段などの鉄筋も自動生成されます。
▲TPF建設設計局
“Les jardin de la Source” - アパートの一部
鉄筋図
鉄筋ライブラリ(直線、長方形、ピンまたは丸鋼など)により、2Dでの鉄筋構造図面の作成が可能となります。かぶり、鉄筋径、鉄筋曲げ半径などを正確にコントロール、さらに、骨組みの外形線を描き、トリミングを最適化します。鉄筋ケージ3Dビューアにより、鉄筋配置の制御と干渉のチェックが行えます。ラベル、曲げ詳細、 特殊寸法など、さまざまなツールが用意されており、部材リストも3Dモデルから自動的に作成され、自動更新されます。生産性の大幅な向上とエラーリスクの低減が可能となります。
■ADVANCE DESIGNでモデルの安定性を制御
AdvanceConcreteはGRAITEC Advance CAD/デザインパッケージソフトの一部です。
このモジュラー機能に徹したソリューションによって、初期の構造物の概念から最終的なデザインと成果品出力までのスムーズなワークフローが得られます。
このソフトウェアは統合BIM技術
(※)
であり、重複入力と余分な仕事を取り除くことによってかなりの時間が節約できます。
例えば、AdvanceConcreteはAdvance Designで修正されたすべての修正点(セクションの最適化、新規構造要素など)をリアルタイムで検索でき、自動で図面を更新できます。
(※)
GRAITEC Advanceソフトウェアすべてに含まれているGTCテクノロジーにより、データ同期が行えます。
コラボレーション
設計者、設計局、建設会社間の情報交換を最適化
AdvanceConcreteはAutoCAD®との完全統合を通して情報共有や情報交換を最適化します。
AdvanceConcreteのデータベース技術により、同時に複数のユーザーが作業できる環境が提供されます。
Graitecの高度なBIM技術により、Autodesk Revitシリーズ(Autodesk Revit Architecture / Autodesk Revit Structure)との連携が可能です。
AutoCAD®とのデータ交換が可能です。設計者によって提供されるDWGファイルを開いて、強力な変換ツールを使って、線分とポリラインを構造物へ変換します。スラブ、梁、柱、壁などが作成されます。
Autodesk Architectural Desktop(R)(ADT)とのデータ交換が可能です。AdvanceConcreteは構造物を直接認識します。
建設会社とのデータ交換が可能です。AdvanceConcreteのAutoCAD®互換性のDWG図面を送信するだけです。
AdvanceConcreteはGRAITEC構造BIMソリューションの1つで、構造解析と設計から詳細図作成と施工まで、すべての構造設計プロセスを自動化します。
100% AutoCAD®
AutoCAD®とともに作業することによって、柔軟で確実な業界基準のソフトウェア・プラットフォームが保証されます。
広く確立されたユーザーベース、より短い学習曲線、成果品への迅速な統合とプロジェクトパートナー間のスムーズなファイル交換(DWGファイル)を通じて、ランニングコストとリスクを減らせます。
技術的な観点から、Advanceは最新で最も強力なAutoCAD®開発技術を使用しています。
オブジェクト ARX
この技術により、すべての基本機能をサポートする高機能オブジェクトの互換性が保証されます(拡大、トリム、延長、コピー、移動)。
▲リエージュ裁判所の増築工事の一部
(ベルギー)TPF 建設設計局
図面内容
マウスを数回クリックすれば、図面が作成されます。
自動用紙余白機能により製図に要する時間を大幅に短縮し、AutoCAD®に関連した図面印刷の作業効率を大幅に向上します。
用紙フォーマットを選択し、高機能タイトルブロックを挿入し、Windows(R) 標準機能を使用して、適切な縮尺で図面をドラッグアンドドロップします。
テキスト(すなわち、ラベルと寸法)がAdvanceConcreteかAutoCAD®で作成されたものかどうかに関係なく、GRAITECソフトウェアは自動的に適当な印刷スケールに文字フォントサイズを適合させます。
作業の流れ
線を引いて、または建築案からAdvanceConcrete構造物をモデル化します。
AutoCAD®線分を描くのと同じように、スラブ、梁、柱、壁、基礎、階段、開口部を作成します。
1.平面図(2D)で建物モデルを作成
2.パラメトリック鉄筋を定義
3.型枠図面を作成
4.断面図を作成
5.鉄筋図面を作成
6.レイアウトを作成
7.Advance Designに接続して解析
モデルからすべての構造物と鉄筋図面を自動的に作成し、最終のレイアウトを用意します。
Advance Designとの瞬時の接続により、全体安定解析から鉄筋設定まで複数の構造解析が行えます。
開発元 : GRAITEC社
http://www.graitec.com/En/index.asp
FORUM8提携海外企業紹介 GRAITEC社
GRAITEC社 プレスリリース 2009年 9月 15日 「GRAITEC Advance パッケージソフト : 2010バージョンを発売」
(PDF、259KB)
AutoCAD®は、Autodesk社の商標です。
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