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矢板式河川護岸の設計・3DCAD

河川護岸の設計に特化した自立式矢板の設計計算プログラム

3DA対応
電子納品
3D PDF

●新規価格 308,000円(税抜 280,000円)

 


●リリース2024年12月26日

製品概要

本製品は河川護岸における自立式矢板の設計計算プログラムです。鋼矢板、鋼管矢板、コンクリート矢板に対応し、「災害復旧工事の設計要領」や「河川構造物の耐震性能照査指針」に準拠した検討を行うことができます。


今回、これまで販売していた「矢板式河川護岸の設計計算」に下記機能を追加し、「矢板式河川護岸の設計・3DCAD」として新たにリリースしました。追加した主な機能について紹介いたします。


・図面作成機能を追加
・「自立式鋼矢板擁壁 設計マニュアル(平成29年3月)」に対応
・全体安定(円弧すべり)の検討に対応

図1 矢板式河川護岸

図面作成機能

本版では新たに図面作成機能を追加しました。入力された矢板の平面図、断面図、正面図、数量表の作図を行います。

 

図2 図面生成例(ハット型鋼矢板)


「自立式鋼矢板擁壁 設計マニュアル(平成29年3月)」(一般社団法人 鋼管杭・鋼矢板技術協会)に対応

本製品の対応は表1の通りです。レベル2地震時ケースにつきましては、バイリニア型の地盤ばねを考慮した弾塑性法に対応しております。動解法につきましては本製品で対応しておりませんが、当社UC-1「地盤の動的有効応力解析(UWLC)」ではFEMによる2次元動的解析が可能です。


表1 本製品の対応


全体安定(円弧すべり)の検討に対応

全体安定の検討では、図3のように矢板を含む地盤全体が崩壊に至るかを検討します。全体安定性が不足する場合には、基本的な計画の見直し、あるいはこの安定を満足するための対策について検討する必要があります。


本プログラムでは、すべり円中心が格子範囲内にある不特定多数のすべりに対する臨界面(最小安全率)の計算を縦横メッシュの格子上で行ない、その中で最小安全率となるすべり円を抽出する処理を行います。全体安定の計算データは当社UC-1「斜面の安定計算」用のデータとしてエクスポートすることができますので、同製品を活用することによって、より詳細な検討や対策工の検討等を行うこともできます。


         

図3 全体安定(円弧すべり)

図4 全体安定の検討結果画面


(Up&Coming '25 新年号掲載)

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