New Products & Service | シミュレーション |
道路事業・公共事業における合意形成を支援する3次元リアルタイムVRソフトウェアパッケージ |
●新規価格
Ultimate:1,892,000円(税抜 1,720,000円)
Driving Sim:1,210,000円(税抜 1,100,000円)
Advanced:968,000円(税抜 880,000円)
Standard:660,000円(税抜 600,000円)
CIM Lite:528,000円(税抜 480,000円)
●リリース2024年7月
UC-win/Road・VRセミナー | |||
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ランプ作成の強化
現在、道路ネットワークをモデリングする時、本線道路と別の道路を接続するため、道路間にランプを作成する機能があります。これは本線道路から別の道路に接続するオフランプと、別の道路から本線道路に接続するオンランプがあります。一般的なランプ形式の左側接続に対応しています。
今回このランプ接続を拡張して、車線の右側(右側走行の地域では左側)にもランプを接続できるようになりました。道路構造令では、第1種道路の高速自動車国道、及び自動車専用道路と第2種道路の都市高速道路の場合は、他の道路との接続をランプにて接続しなければいけません。ランプの接続の種類は2種類あり、左折型と右折型となっています。このうち右折型は特殊な扱いとなっており、日本では右側車線ほど高速で車が通過するため、都市内高速道路のように土地利用
の制約がある場合やジャンクションで大量かつ高速で車をさばく場合に使用します。
このランプ接続の種類は断面変化点の編集画面で設定することができます。ランプ位置パラメータで該当車線のランプ種類を外側・内側からを指定します。外側は左折型、内側は右折型になります。
図1 断面変化点の編集画面と平面図のランプ接続マーカー |
図2 オンランプとオフランプの様子 |
道路端部についても同様に右側接続することができます。このとき道路終端部には断面変化点はありませんので、終端部の接続設定は終端に一番近い断面変化点の設定が適用されます。断面変化点が始端に1個しかない場合は終点に同じ設定が適用されます。異なる設定を行いたい場合は終端側に1個ダミーの断面変化点を追加して同じ断面設定にして、接続パラメータを別途設定してください。
右側ランプ設定を行うことで、首都高速周辺等のランプモデリングが簡潔にできます。また今回以降の開発になりますが、このランプ線形のカーブに関する強化も行う予定で、より自然な表現が可能になりますのでご活用いただければ幸いです。
SDK 機能拡張(Python)
Python APIにて、HUD(バーチャルディスプレイ)プラグイン機能へ対応する機能拡張を行います。
Python APIで、バーチャルディスプレイの追加/削除、表示/非表示、ソース(単色、画像、カメラ)生成/切替、位置などの設定情報の制御、OpenGLでのバーチャルディスプレイ描画の実装が可能となります。
UC-win/Roadのシミュレーション情報を取得し、条件判定などを行いながらシミュレーションと完全に同期したHUDシステムの構築が可能です。
HUD(バーチャルディスプレイ)では、ユーザが作成するスクリプトによって自由な図形、画像などを描画することができます。OpenGLでのバーチャルディスプレイへの自由な描画ができるため柔軟性が高く、高度なHUDシミュレーションと検討が可能となります。
また、これまでPythonスクリプト実行にはUC-win/Road SDKライセンスが必須でしたが、SDKライセンスがなくてもRDファイルに保存されたPythonスクリプトを実行できるようになりました。
フリービューアー版やプレゼンテーション版などで納品する際にも、Pythonスクリプト開発者がスクリプトを含むRDファイルを提供することで、納品先でもPythonスクリプト実行が可能です。
SDKライセンスを持つPythonスクリプト開発者はPython APIでスクリプトを実装した後、必要なスクリプトをすべてUC-win/Roadへ読み込みした状態でRDファイルを保存することで、スクリプトを梱包したRDファイルを作成することができます。
これに関連する機能としてPythonスクリプト管理画面にて、リボンUIのスクリプトリストへの表示/非表示の設定が可能となりました。リボンUIのスクリプトリストへ表示したくないスクリプトをチェックOFFにして、リボンUIのリスト上で非表示とすることが可能です。
(Up&Coming '24 盛夏号掲載) |
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