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UC-win/Road Ver.17.1 道路事業・公共事業における合意形成を支援する3次元リアルタイムVRソフトウェアパッケージ

UC-win/Road・VRセミナー

日時 ： 2024年1月25日（木） 09：30～16：30 会場 ： 福岡営業所・各会場（TV会議）／オンライン 参加費 ： インタラクティブ　¥19,800（税抜¥18,000） 　　　　　ライブ　¥9,900（税抜¥9,000）

地形編集機能の改善

UC-win/Road Ver.17.1では、3Dシーン上での地形編集を容易にする地形編集機能の改善を行います。これにより、道路と道路の間で発生するような切土の重なりを解消する場合や、道路の法面に合わせるような細かい地形の編集が容易になります。
　これまで細かい地形を表現するための地形パッチを編集する場合、一つの方法としては、地形パッチ編集画面で編集することが可能でした。または、3Dシーン上でも地形パッチの点を選択して標高を変更することができました。
　Ver17.1では、これらの編集に加えて地形を編集するための機能として、3Dシーン上での地形編集機能を拡張します。そのうちの機能の一つが領域（ゾーン）を選択して、標高点を選択する機能です。

 

　クリックで選択したい地形範囲を囲うことにより、その内部の標高点をまとめて選択することが可能になります。この機能では地形パッチの標高点のみでなく、地形グリッドの標高点も選択できます。選択した標高点はまとめてマウスドラッグや数値入力で高さを変更することが可能です。また、地形パッチの標高点の場合はこれまでできなかった地形パッチ内での平面方向の移動もマウスドラッグを使用して可能となります。
　また、これまで標高点の追加は地形パッチ編集画面でのみ行うことが可能でしたが、Ver.17.1では3Dシーン上での地形パッチの標高点の追加、削除が、シーン上をクリックして行えるようになります。これにより、例えば道路に合わせて地形の編集を行いたい場合は、3Dシーン上の道路の法面の表示に合わせて標高点を追加するような使い方が可能になります。

 

　地形編集後は道路平面図を開かなくても、リボンメニューから道路の再生成処理を呼び出すことが出来るようになります。道路平面図での道路再生成処理で行っている処理と比べて、道路を編集していない場合に不必要な処理を省いて道路の再生成を行うため、大きな待ち時間を必要とすることなく、編集した地形に対して、道路の法面がどのように生成されるのかを確認することが可能です。
　これらの地形編集機能の改善により、複数の道路が関係するような部分での細かい地形の編集を行いたい場合、Ver.17.1はこれまでよりも簡単に作業することができ、結果の確認もスムーズに行うことが出来るようになりますので、これまで以上に現況に合うようなデータを作成したい場合の操作負担が小さくなることが期待できます。

SDK機能拡張（C++,Python）

　C++ API、Python APIにて、HUD（バーチャルディスプレー）プラグイン、Quest Riftプラグインの機能へ対応する機能拡張を行います。
　HUD（バーチャルディスプレー）関連では、バーチャルディスプレイの追加・削除、表示・非表示、各種設定情報の制御、OpenGLでのバーチャルディスプレイ描画処理の実装が可能となります。Quest Rift関連では、HMDの状態（Questの機種、HMDの姿勢、トラッキング状態）、HMD描画の詳細情報（画角、HMDから目のズレ）の取得、OpenGLでのシーン描画、HUD描画処理の実装が可能となります。
　HUD（バーチャルディスプレイ）では、建機や自動車などのHUD研究開発及び教育訓練システムで、ユーザーが作成するプログラムによって自由な図形、画像などを描画することができます。 UC-win/Roadのシミュレーション情報を取得し、条件判定などを行いながら、シミュレーションと完全に同期したHUDシステムの構築が可能です。 プログラムから画像やOpenGLによる自由な描画ができるため柔軟性が高く、高度なHUDシミュレーションと検討が可能になります。

(Up&Coming '24 新年号掲載)

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