New Products & Service UC-1

UC-1 Engineer's Suite
下部工基礎スイート

UC-1製品のスイート版。クラウド対応、BIM/CIM機能強化

計算・CAD統合
3D配筋対応
計算・CAD統合
3D配筋対応

●新規価格 製品構成

Ver.3の改定内容

下部工基礎スイート(部分係数法・H29道示対応)の「橋脚の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」、及び「橋台の設計・3D配筋(部分係数法・H29道示対応)」とのリアルタイム連動機能を有した新製品、「3Dパラメトリックツール橋梁下部工」をリリースしました。今回は、「3Dパラメトリックツール橋梁下部工」と、橋脚の設計、橋台の設計との連動機能についてご紹介します。

2023年BIM/CIMの原則適用に向けて

国土交通省は、2023年までに詳細設計から施工までのBIM/CIM全般の活用を目指しています。BIM/CIMを活用するにあたっては、3Dモデルを基本に考えることになりますが、作成される3Dモデルは、概略設計より決定したモデルとならなければ意味はありません。

3Dパラメトリックツールは、簡単な操作で3Dモデルを生成することを目的として開発されています。「3Dパラメトリックツール橋梁下部工」では、下部工基礎スイートにバンドルされている橋脚の設計、及び橋台の設計と連動することができ、概略設計に基づいた3Dモデルを容易に生成することが可能です。詳細設計時にも、連動を維持したまま設計条件の変更や再設計が可能で、改めて入力を行う必要がないため、作業の効率化を図ることができます。

3Dパラメトリックツールのリアルタイム連動機能

本製品では、橋脚と橋台の3Dモデルをパラメトリック入力により、簡単に生成することができます。生成された3Dモデルは、U C -1製品とリアルタイム連動し、UC-1製品上での形状の変更は、随時3Dパラメトリックツール側へも反映されます。

また、UC-1製品上で配筋や荷重等を設定いただくことで、構造計算や計算書の作成まで行うことができ、図面作成機能を用いれば、自動生成される構造一般図や配筋図の出力を行うことも可能となります。

図1 形状選択画面


図2 パラメータ入力画面

図3 橋脚の設計と基礎の設計との連動

図4 橋台の設計との連動

おわりに

現在、3Dパラメトリックツールは橋梁下部工の他、土工をご用意しております。土工では仮設土工スイートの「BOXカルバートの設計・3D配筋」、及び「擁壁の設計・3D配筋」と連動することができます。さらに、水工スイートの「柔構造樋門の設計・3D配筋」と連動することのできる、3Dパラメトリックツール水工のリリースも予定しております。そのほか、3Dモデルの生成をより容易に行えるよう、入力方法の改善も随時行ってまいります。どうぞご期待ください。


(Up&Coming '21 春の号掲載)

LOADING