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バーチャルショールームシステム Ver.2 ●新規価格 500,000円 ●リリース 2020年12月 |
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前回のUP&Coming 131号で紹介しましたバーチャルショールームシステムを2020年12月にVer.2に更新します。バーチャルショールームのシステムでは、新型コロナのパンデミックの影響により世界各地で始まったオンラインとハイブリッド型の展示会やイベントなどをバーチャル空間で開催できます。またこのシステムは、ウエブアプリケーションとして、誰でもスマホやパソコンから参加できるように開発したシステムです。もちろん、展示内容によって3Dでしか伝わらない情報があれば本システムで解決できます。更には、遠隔でも人をつなげるという目的で、イベントに参加する一員にさせてくれるVR体験システムです。 Ver.2では、以下の通り、多くの新機能を搭載しています。VRデバイスを使用できるようになりました。WebXR Device APIの標準ウエブインターフェースを利用し、ヘッドマウントディスプレイ、スマートフォンやタブレットでのVR体験ができるようになりました。もちろん、VRの没入感で得られる体験の楽しさはありますが、コンテンツに対して使用者の集中力を向上させ、伝わる情報量と理解度を改善する効果も期待できます。また、自分の目の動きに合わせて視点を制御するため、展示目的のほか、教育訓練や各種段取りの検証などにシステムの拡張が可能です。 システムのVer.2は、Progressive Web Application(以降PWA)として開発しましたので、各デバイス、OSに於いてネイティブアプリケーションのように使用できるようになります。PWA対応ブラウザーでは、一旦通常のウエブサイトへアクセスした後、ローカルアプリケーションとしてインストールされます。インストール後は、デスクトップやホーム画面にアイコンが追加され、単なるURLのショートカットではなく、ブラウザーとは別の画面でアプリケーションを立ち上げ、ウエブアプリケーションを意識せずに利用できます(図2)。使用の都度ブラウザーを立ち上げ、お気に入りの中から探して立ち上げるというありがちなパターンの手間が無くなる非常にユーザフレンドリーな仕組みです。 上記以外にも、デスクトップとスマートデバイス用のデータ切換え機能、分かり易いスタート画面、歩行時に使用する接触メッシュの設定を追加しました。 今後は次バージョンに向けて、合意形成とコラボレーション向けの機能、管理者向けのユーザフレンドリーデータ編集機能、ストリーミング技術の導入など、より多くの目的にシステムが使用できる機能を検討してまいります。 |
(Up&Coming '21 新年号掲載) | ||
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