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大阪大学大学院准教授 福田 知弘 | ||||||
プロフィール 1971年兵庫県加古川市生まれ。大阪大学准教授,博士(工学)。環境設計情報学が専門。CAADRIA(Computer Aided Architectural Design R esearch In Asia)国際学会 フェロー、日本建築学会 情報システム技術委員会 幹事、NPO法人もうひとつの旅クラブ 理事など。著書に、VRプレゼンテーションと新しい街づくり(共著)、はじめての環境デザイン学(共著)、夢のVR世紀(監修)など。ふくだぶろーぐは、http://fukudablog.hatenablog.com/ | ||||||
アンコール・トムアンコール・ワットが造営された12世紀頃、王朝は最盛期を迎え、その大きさは防衛上の限界となった。そこで、ジャヤヴァルマン7世は、アンコール・ワット造営から半世紀後、アンコール・トム(3㎞×3㎞)と呼ぶ城砦都市を建設した。トムは大きいという意味。その中心に位置するのがバイヨン寺院である【図11】。 アンコール・ワットが「天空の楽園」をテーマとしたヒンドゥー寺院であるのに対し、バイヨンは「王国の救済」をテーマとした大乗仏教寺院である。
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(Up&Coming '19 春の号掲載) |
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