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Vol.10
本連載では、主な機能や関連情報をピックアップて紹介していきます。Shade3Dは、高精度のモデリング、レイアウト、カメラ、光源、レンダリング、アニメーションなど建築パースやインテリアデザイン、プロダクトデザインに必要な機能を搭載し、UC-win/Roadのモデリングツールとして活用が可能です。
https://shade3d.jp/
形状を作成しても光がなければ真っ暗なイメージのままです。Shade3Dではオブジェクトとして各種光源の作成を行い、モデリングしたシーンに現実と同じように照らすことができます。オブジェクト以外にも背景を光源として扱うIBL(Image Based Lighting)や緯度経度日時を指定して太陽光のシミュレーションを行うこともできます。
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図面に配置する7種類の光源
● 点光源
配置位置から全方向を均一に照らします。電球などの表現に多く使用されます。
![](./image/uc132/shade3d-02.png)
● スポットライト
配置位置から指定方向に向けて円錐状に照らします。
![](./image/uc132/shade3d-03.png)
● 平行光源
配置位置から指定方向に向けて円筒状に照らします。
![](./image/uc132/shade3d-04.png)
● 配光
配光光源(IESデータ)を扱う光源を配置します。任意の配光光源データを割り当てて使用します。
![](./image/uc132/shade3d-05.png)
● 環境光
配置する位置とは関係なくシーンの環境光を表現します。
![](./image/uc132/shade3d-06.png)
● 線光源
配置した線光源と同じ形で照らします。蛍光灯やネオン管のような表現に多く使用されます。
![](./image/uc132/shade3d-07.png)
● 面光源
配置した面の形で指定方向に照らします。シーン作りに多く使用され、スタジオ撮影のソフトボックスのように使用できます。
![](./image/uc132/shade3d-08.png)
イメージを使用した光源(IBL)
背景に設定した画像を光源として使用します。広いレンジを持ったHDRIを使用することで、よりリアルな表現が可能となります。
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光芒を描くボリュームライト
各種光源のボリュームライト属性をオンにすることで窓や雲間から差し込む光芒の表現を行えます。
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太陽光を表現する無限遠光源
平行光源と同じようにさらに広域を照らす無限遠光源は無限遠光源パレットから使用します。天空球による光源位置の指定や色、明るさや環境光、影などの設定を行います。無限遠光源も複数作成することができます。
太陽光のシミュレーション
フィジカルスカイを使用することで緯度経度で指定した場所の指定日時の太陽光の状態をシミュレーションすることができます。時間に合わせて太陽光の色は自動で変化し、開始と終了の日時を指定してアニメーションファイルを作成することができます。
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東京12月1日太陽光シミュレーション結果/8時
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![](./image/uc132/shade3d-14.png)
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上:10時/中央:14時/下:18時
(Up&Coming '21 新年号掲載)