フォーラムエイトは2019年8月9日にSDGsミッションを公開し、ソフトウェア開発を通したSDGs貢献についての方針と活動内容を発表しました。さらに、デジタルツインを展開するWebプラットフォームシステムF8VPS(フォーラムエイト・バーチャルプラットフォームシステム)や完全クラウドのUC-1 Cloud自動設計の開発・提供などに伴い、SDGsミッションの内容を順次更新・拡張しています。 第12回 「デジタルツイン技術、VRCGソフトで住み続けられるまちづくりに貢献」 SDGsのゴール11「住み続けられるまちづくりを」は、現在、気候変動などの問題もあり、世界的にも特に重要性が増している課題であるといえます。このゴールには「包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する」という宣言に基づき、10の個別目標(ターゲット)が設定されています。
フォーラムエイトでは、デジタルシティ/デジタル田園都市の実現を支援するデジタルツイン技術、VRCGソフト、開発環境の提供、システムサービスと技術サービスの提供を通して、これらの課題の解決に貢献しています。PLATEAUなどの3D都市モデルを活用したUC-win/RoadのVRシミュレーション基盤により、環境配慮や災害対策などの観点も計画段階で組み込んだ総合的なまちづくりが可能です。 都市への人口集中や高齢化・過疎化が原因となる課題(11.1/11.3)については、WebVRプラットフォームF8VPSによるメタバースでバーチャルオフィス・教育・医療・店舗などの構築を支援できます。 交通安全・持続可能な輸送システムの課題(11.2)については、VRやシミュレータを高度活用して、安全運転装置や自動運転に関する研究開発基盤提供、カーシェアリングシステムの計画検討など、市民のモビリティの開発・改善やクルマの環境対策に貢献しています。 災害についての課題(11.5/11.b)では、津波・洪水・土石流などの解析結果をデジタルツイン内で可視化し、災害対策や避難訓練、3DVRハザードマップサービスなどで活用しています。 CO2削減に関わる課題(11.6)については、建物エネルギー解析や環境熱エネルギー解析、騒音解析、多様な環境解析の可視化に対応。SmartGrid実験地域における充電場所探索のドライブシミュレータの開発や、太陽光パネル反射シミュレーションなどでも実際に活用されています。 世界文化遺産・自然遺産の保護・保全に関する課題(11.4)では、F8VPSやXR技術などにより地域経済の活性化と観光振興を支援。既存の観光都市のリニューアルプロジェクトや、観光資源化のシミュレーションなどの事例があります。
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