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  プログラム概要

「直杭式横桟橋の設計計算」は、次の基準書類を参考とした桟橋の計算を行うプログラムです。
  • 港湾の施設の技術上の基準・同解説(平成19年7月)
  • 漁港基準(上・下) 2003年版
  • 港湾構造物設計事例集(平成19年3月)
  • 漁港・漁場構造物設計計算例(平成16年)
  • 鋼管杭−その設計と施工(平成21年4月)
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  プログラムの機能と特長

■概要
港湾基準及び漁港・漁場基準を参考に、主に桟橋の性能照査(杭の応力に関する照査、杭の支持力に関する照査)の解析をサポートします。
杭の応力度照査、杭の支持力照査以外も杭頭部の照査、負の周面摩擦力の照査を行います。横桟橋の計算では、上部工と基礎全体でモデル化し、横方向地盤反力係数による影響を地盤バネとして考慮して骨組構造解析を行います。


▲地盤バネによる骨組モデル化

港湾基準では部分係数法による計算、漁港・漁場基準では、許容応力度による計算と区別されるため、本プログラムでは、両方を検討できるようにしています。

▲部分係数法(杭の応力度照査)

検討可能な荷重状態としては、永続時、接岸時、牽引時、クレーン荷重時(移動荷重は影響値解析により自動計算)、暴風時、レベル1地震時を考慮することができます。

鋼管杭の断面諸量は、鋼管杭−その設計・施工に記載されている断面性能を用いた計算が可能で、その諸元は直接変更できるようにし、さまざまな場面において自由度のある設計が可能です。

部分係数法の計算において杭材質が混在する場合では、地震時に独特な手法(部分係数を用いて骨組み解析により断面力を算出、その断面力を断面力に関する係数が除した値で杭の応力度照査を行う)による計算にも対応しています。


▲各杭の仮想地表面の位置

●船舶の接岸エネルギー
船舶の接岸したときに生じる作用力は、次の式により算出しています。


●解析モデル
実地盤面から各杭位置において1/2高さの位置を仮想地表面と定義し、それ以深の部材に対して各荷重ケースに応じた地盤バネでモデル化します。

●部分係数法と仮想地表面
港湾基準では部分係数γを用いて横桟橋の施設の性能を評価できます。

■主な特長
  • 港湾基準と漁港基準に対応
  • 杭基礎は、鋼管杭に対応
  • 杭径の変化に対応
  • 腐食代の自動計算に対応
  • 断面変化は5断面まで対応
  • 横方向地盤反力係数は、1500・Nと直接指定の両方に対応
  • 港湾基準による部分係数は直接指定した値で検討可能
  • 検討ケースは、永続時、接岸時、牽引時、作業時、暴風時、レベル1地震時、レベル1地震時(クレーン考慮)に対応
  • 杭体の応力照査、支持力照査、杭頭部の照査、負の周面摩擦力照査に対応
  • 計算書作成及び計算結果のファイル出力(Word、テキスト、HTML)が可能
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  適用基準及び参考文献

  • 港湾の施設の技術上の基準・同解説(上・下) 平成19年
  • 漁港基準(上・下) 2003年版
  • 港湾構造物の設計事例集(上・下) 平成19年
  • 漁港・漁場構造物設計計算例 平成16年
  • 鋼管杭-その設計と施工-2009年
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