Q1−1. |
「擁壁の設計」や「橋台の設計」にある置換基礎(置換コンクリート)の照査との違いはありますか。 |
A1−1. |
「置換基礎の設計計算」では、置換基礎のタイプとして段切基礎,多段積み基礎が検討可能です。また、地盤反力については地盤係数法を用いて設計することが可能です。
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Q1−2. |
置換土において、自動的に置き換える土砂の深さを決定する際のルールはどのようになっているか |
A1−2. |
置換土の自動深さ算出については、入力された算出ピッチに応じて置換え土の高さを変化させ、安定計算を満足する位置をトライアル計算します。併せ
て、以下のようなルールにて算出いたします。
1.自動算出時の高さの上限は、基礎底面より下の地層の深さの合計となります。
2.照査を満足する位置が見つかった場合、置換え土高さに結果をセットし、直接指定へ切り替わります。
3.自動決定された置換え高と分散角θより、下側s2と下側e2を自動設定します。
4.下側s2>上側s1となる場合は、上側s1=下側s2とします。
5.下側e2>上側e1となる場合は、上側e1=下側s2とします。
6.置換え後の基礎底面(置換え土の上端)でNGとなる場合は計算を終了します。
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Q1−3. |
クレーン等の車両を考慮した設計はできますか。(Ver.1) |
A1−3. |
躯体上に一様に載荷されているものであれば底版中心の作用力にて鉛直力とモーメントを考慮して検討できますが、クレーン等のように車輪からの影響
を考慮した設計は行うことができません。 |
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Q1−4. |
置換え土の照査において、偏心を無視した検討はできますか |
A1−4. |
Ver.1においては、「荷重」画面にて作用力のモーメントを0として検討してください。
またVer.2においては、基本条件において偏心を無視するの設定が可能です。 |
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Q1−5. |
「平成24年土工指針 擁壁工指針」の改定により、置換基礎への影響がありますか |
A1−5. |
「平成24年土工指針 擁壁工指針」の改定により、以下の影響があります。
また、「置換基礎の設計計算Ver.2」において以下の改訂内容に対応しました。
・置換え土
1.荷重の合力Rの作用位置が基礎底面の中央より後方にある場合は、許容支持力度及び地盤反力度ともに有効載荷面積は基礎底面とする。(擁壁工 指針 P.67)
2.基礎底面での鉛直地盤反力度pの分布は、有効載荷幅とする(p=V/(B-2e))。 (擁壁工指針 P.136)
・置換えコンクリート
1.荷重の合力Rの作用位置が基礎底面の中央より後方にある場合は、許容支持力度及び地盤反力度ともに有効載荷面積は基礎底面とする。(擁壁工 指針 P.67)
2.中地震時,大地震時の表記をレベル1地震時,レベル2地震時とする。(擁壁工指針
P.88) |
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Q1−6. |
「荷重ケース」画面において、鉛直支持力用荷重q2には、何を入力するのですか |
A1−6. |
鉛直支持力用荷重q2には、地層データで入力した土砂以外の盛土や建物等の上載荷重を設定します。尚、鉛直支持力q2は、鉛直支持力算出のみに作用します。
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Q1−7. |
底版前面の作用力を底版中心の作用力に変換するには、どのようにしたらよいか |
A1−7. |
底版中心の作用力を算出するには、底版前面の作用力を以下のように変換して入力してください。
V = Vo
H = Ho
M = Vo×B/2-Mo
V,H,M : 底版中心の作用力
Vo,Ho,Mo : 底版前面の作用力
B : 底版幅 |
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