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  Q&A (製品評価や導入の際に役立つQ&Aです)

1.適用範囲

Q1−1. PCケーブルにより主桁同士を連結する落橋防止構造は可能か?
A1−1. Ver.2.00.00より対応しております。
「基本条件−落橋防止構造」でタイプを「PCケーブル連結(主桁−主桁)」としてください。
 
Q1−2. H24年道示改定により落橋防止システムの設計計算に影響する項目を教えてほしい
A1−2. 落橋防止システムの設計計算について影響のある主な改定内容は下記のとおりです。
・地域区分及び地域別補正係数の変更(設計水平震度khに影響)。
・斜橋,曲線橋の桁かかり長の算定式が変更。
・タイプA支承の削除に伴い、橋軸方向の変位制限構造が規定から削除。
・落橋防止構造の設計地震力の変更(下部構造の水平耐力)。
・横変位拘束構造(旧変位制限構造)の設計地震力の変更(下部構造の水平耐力)。
・落橋防止構造の鋼部材の割増係数が1.7に変更。
併せて、製品ヘルプの「概要|バージョン及び改良点|Ver3.0.0」をご覧ください。
 
Q1−3. 段差防止構造に対応しているか
A1−3. Ver.4において、コンクリート台座による段差防止構造の計算(耐力照査または支圧応力度照査)に対応しています。

2.桁かかり長

Q2−1. 下部構造の耐力が小さい場合に自動的に桁かかり長を1.5倍とすることは可能か
A2−1. 可能です。
「桁かかり長」画面の「基本条件|PLG<0.8Rdとなる場合の扱い」で「桁かかり長を1.5倍とする」をチェック(レ)してください。

3.落橋防止構造

Q3−1. 曲げ照査時のアンカー筋の取り扱いを「複鉄筋」とした場合、圧縮側と引張側の鉄筋をどのように区分し入力すればよいか
A3−1. 現行バージョンでは、入力した区分によって次のように曲げ照査時に有効とする鉄筋を決定しています。
・単鉄筋:引張側に配置される鉄筋(=「上面」と定義された鉄筋のみ)を考慮。
・複鉄筋:圧縮側及び引張側に配置される鉄筋(=入力された全鉄筋)を考慮。
従いまして、通常は断面の図心位置を境に上面と下面を設定してください。
 
Q3−2. 落橋防止構造の設計水平地震力に用いる橋脚の水平耐力を計算することは可能か
A3−2. 水平耐力を計算する機能はありません。設計対象が橋脚の場合、「基本条件」画面の「震度連携の取込(更新)」ボタンより、別途作成している震度連携ファイル(*.F3W)内に登録されている橋脚の水平耐力を反映することができますのでこちらの機能をご利用ください。
 
Q3−3. 高力ボルトの位置を1本ずつ指定したい
A3−3. Ver.4より、高力ボルトの座標入力に対応しています。
高力ボルトの設定項目で、入力方法を「座標」とし、ガイド図を参考に設定を行ってください。
 
Q3−4. 落橋防止壁の照査に用いる曲げ耐力はどのように算定しているのか
A3−4. H24道示W(P.175)の(1),(P.186)の(1)の解説より、H24道示Vの破壊抵抗曲げモーメントMuとして求めています。
基本的な考え方及び計算方法については、H24道示V(P.142〜145)をご覧ください。

4.横変位拘束構造

Q4−1. 設計方法に「許容応力度法」と「耐力照査」の2種類があるのはなぜか
A4−1. 「許容応力度法」については、H14道示以前の方法で計算できるオプション的な機能とお考えください。
通常は「耐力照査」で問題ありません。

 >> サポートページ 落橋防止システムの設計計算 Q&A集

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