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■適用範囲
更生材単独で自立できるだけの強度を発揮させ、新設管と同等以上の耐荷能力を有する自立管の検討及び既設管きょと更生材を一体化させ、新設と同様の性能を有する複合管の線形解析による検討が可能です。
■自立管
計算
- 自立管の常時の計算(管厚算定)、地震時の計算が可能。
- 常時の計算では、曲げ強度による管厚と、たわみ率による管厚、外水圧による管厚の算定が可能。
- 地震時の照査では、管体応力の照査、マンホール接続部の屈曲角、抜き出し量の照査が可能。
- 更生工法毎の物性値を基準値として追加、編集することが可能。
- 表層地盤の特性値TG、設計応答速度Svは、任意に指定することが可能。
- 基盤層データの直接指定が可能。
- 複数の土かぶり高にて検討が可能。比較表としても出力が可能。
- 自動車荷重において、荷重をT-25、T-20、T-14、T-10、直接指定から選択可能。
また、断面力の低減係数を考慮することが可能。
照査項目
- 常時の検討
- 地震時の検討
- 地震動による管体応力
- 地震動による屈曲角
- 地震動による抜き出し量
- 液状化に伴う側方流動による管体応力
- 液状化に伴う側方流動による抜き出し量
- 液状化に伴う地盤沈下による管体応力
- 液状化に伴う地盤沈下による屈曲角
- 液状化に伴う地盤沈下による抜き出し量
▲側方流動による発生応力
地盤
- 地盤は水平で、傾斜地盤には対応していません。
- 管頂は地表面より深いこと。地表面よりも上に管きょが突出しているケースには対応していません。
- 基盤面は管底より深いこと。管きょが基盤層に入っているケースには対応していません。
荷重
- 常時の検討では、荷重として、常時土圧、自動車荷重を考慮可能です。
- 常時土圧は、ヤンセン公式、直土圧公式、テルツァギーの緩み土圧から選択可能です。
▲ヤンセン公式説明図
■複合管
計算
- 線形解析による複合管の計算が可能。
- 更生管として、常時、地震時(鉛直断面照査、継手照査)の計算が可能。
- 既設管として鉄筋コンクリート管を基準値から取得が可能。
- 表層地盤の特性値TG、設計応答速度Svは、任意に指定することが可能。
- 基盤層データの直接指定が可能。
- 自動車荷重において、荷重をT-25、T-20、T-14、T-10、直接指定から選択可能。
また、断面力の低減係数を考慮することが可能。
- はりばねモデルの線形解析による鉛直断面照査、継手の耐震計算
照査項目
地盤
- 地盤は水平で、傾斜地盤には対応していません。
- 管頂は地表面より深いこと。地表面よりも上に管きょが突出しているケースには対応していません。
- 基盤面は管底より深いこと。管きょが基盤層に入っているケースには対応していません。
荷重
- 常時の検討では、荷重として、常時土圧、自動車荷重を考慮可能です。
- 常時土圧は、直土圧公式から算出します。
■液状化の判定
液状化の判定は、「道路橋示方書・同解説 V耐震設計編 公益社団法人 日本道路協会」に準拠したものとなり、準拠基準として、平成14年版と平成24年版の基準から選択することができます。 |