■効率的な図面作成/柔軟な図面編集 「オプション機能」により生成されたシンボル(図形)を切り貼りして図面を組み立てたり、「配筋図製品やUC-1設計シリーズ製品」により自動生成された図面を読み込み、これに加筆・修正を施すことにより、目的とする構造一般図や配筋図など図面を柔軟かつ効率的に作成できます。
■土木に特化した作図コマンド 土木図面に使用される「寸法線」・「引出線」・「クロソイド曲線」・「標高線」・「省略線」・「勾配線」・「傾斜マーク」等の作図が専用コマンドにより簡単に行えます。
■スケールシートによる実寸対応/レイヤのサポート 「UC-Draw」では、「実寸座標系」を使用しますが、この座標系に描画された図形を限られた大きさの用紙上にレイアウトするには縮尺が必要になります。「UC-Draw」では「実寸座標系」に縮尺を持たせ、これを「スケールシート」と呼び、このスケールシートを1図面内に複数持たせることで複数の縮尺が混在した図面を実現します。
■データの有効利用(SXF、DXF、DWG、JWC、JWW入出力、SIMA入力、クリップボード入出力)
CADデータ交換標準SXFVer2.0、Ver.3.1形式(レベル2)およびDXF、DWG、JWC、JWW形式の入出力機能をサポートしていますので、作成した図面を他の汎用CADで利用したり、他の汎用CADからのデータを利用することができます。
OLE機能(貼付のみ)にも対応していますのでOLE機能に対応しているソフトから貼り付けたデータの修正も容易に行えます。
クリップボード出力時には、UC-Draw形式、メタファイル形式、ビットマップ形式の3つの形式で出力をサポートしていますので、作成したオブジェクトをクリップボードからデータを取り込める他のアプリケーションで利用することができます。
■配筋図作成が容易に行える配筋コマンド
配筋関連(展開図)機能として、1枚の画面で複数の鉄筋が配筋できる機能、加工図・鉄筋表を作図・編集・管理する機能材料連動機能、設計-CAD統合製品で作成した配筋図の鉄筋記号の一括変更が行えます。
本機能を使用することで、UC-1設計シリーズやUC-Drawツールズで作成した配筋図の編集が効率よく行えます。
■計測関連
求積図作成のための計算機能対応/円弧上の2点間の距離計測対応しています。
計測結果は、図面上への配置(作図)が可能です。
■様々なオプション機能対応
表を簡単に作成するための「作表編」、ビットマップデータを取込み、ラスターシンボルを生成する「ラスター編」、鉄筋表の作成/編集を行う「鉄筋表生成」、寸法入力で図形を生成する「パラメトリックシンボル」、測点などのデ−タを入力することで作成する「帯表生成機能」としてサポート。
■電子納品基準への対応
国土交通省「CAD製図基準(案)」、日本道路公団「調査等業務の電子納品要領(案)」、国土交通省港湾局「CAD図面作成要領(案)」、農林水産省農村振興局「電子化データの作成要領(案)」、国土交通省大臣官房官庁営繕部「建築CAD図面作成要領(案)建築編」
への対応として以下の機能をサポートしています。
- 各基準(案)に準拠したレイヤの自動生成、テンプレート機能
- 命名規則に従ったファイル名の設定
- CAD製図基準(案)仕様タイトル版
- 図面チェック機能(SXF表示機能及び確認機能要件書(H19.11)の定型確認機能/問題箇所表示機能に対応)
- 図面チェック後の一括修正機能
■SXF論理検証機能(CADデータ同一性判別コンポーネント LogicalSmart)への対応
- sfc、p21を対象に2つの図面の内容を比較し、異なる箇所を検出するシステム。
- 図面変更が発生し変更された図面が、変更・追加された箇所を正確に検索し、表示が可能。
- チェックされた結果は、差分データとして SXF(SFC)、CSV、HTMファイルに出力。
- チェック結果をビューアすると、変更点以外はモノトーン表示され、変更点だけを色分け表示。
■SXFファイルへの対応
SXF Ver2.0仕様(幾何図形)の入出力に加え、SXF Ver3.1仕様(幾何図形+図面管理情報+Area_controlハッチング+属性情報)の入出力機能に対応しています。そのため、幾何図形に加え、Ver3.0仕様で追加された図面管理情報(表題欄情報)や背景色、図形に付加された属性情報の確認・変更・追加が的確に行えます。
■道路工事完成コマンド
対応基準
道路工事完成図等作成要領(案) 平成18年1月 国土交通省
道路基盤データ交換属性セット(案) 平成18年4月 国土交通省
■測量コマンド
財団法人日本建設情報総合センターにおいて策定された「拡張DM-SXF変換仕様(案)(H18.6)」に対応した「測量」メニューに対応。
■配筋コマンド
さまざまな形状の配筋図生成が可能
元絵となるあらかじめ準備された任意の外形図形に対して配筋図を生成し、その時に算出された鉄筋寸法・本数により加工図・変化表・鉄筋表の各図形を作成します。
また、鉄筋記号・径・寸法・本数のみを入力することにより加工図・鉄筋表のみの図形生成も行えます。豊富な加工形状をサポートし、配筋図生成では、各種基準類に対応した正確な鉄筋長を算出します。特殊処理として、箱抜き処理、補強筋、アンカーボルト穴避け処理をサポートしています。
▼加工図形状
( ●は配筋図連動可能鉄筋形状、全107形状)
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▼箱抜き処理/補強筋
指定された開口部(矩形のみ)に対し、箱抜き処理および補強筋の作図が行えます。
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▼アンカーボルト穴避け処理
指定されたアンカーボルト穴を避けて配筋できます。
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▼ファイル名設定画面
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▼レイヤ設定画面
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▼図面チェック
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■3D配筋ビューワ
配筋コマンド(展開図−鉄筋、展開図−鉄筋[一括])で3D配筋描画が可能です。視点情報設定画面で、作図しようとしている図面の向き(上面図、側面図、正面図)を選択し、その図面の3次元空間上での位置を入力します。また鉄筋形状設定画面で、直線で作図された鉄筋の始端、終端、およびその間の形状がどのような状態かを入力します。データは、3DS形式、IFC形式、Allplan形式での保存が可能です。
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