橋梁下部工
震度算出(支承設計)(部分係数法・H29道示対応) Ver.3
H29道路橋示方書に準拠した複数振動系を有する橋梁の静的フレーム法による震度算出プログラム

●製品価格(税別)
¥274,000


●製品概要
H29道路橋示方書に準拠した複数振動系を有する橋梁の静的フレーム法による震度算出プログラム


●部分係数の導入
レベル2地震時の設計水平震度の算定方法変更
・構造物特性補正係数Csの考慮を削除
・下限値の削除
・記号の変更
橋軸直角方向 振動単位判定方法の変更
・固有周期特性による判定の削除
・単純桁の場合を1基下部構造とする規定を削除

固有周期に対する設計水平震度の標準値の算定方法については、変更はありません。ただし、固有周期算定におけるモデルは、死荷重の荷重係数1.05を考慮するため、全く同じモデルをH24準拠で計算した場合とH29準拠で計算した場合は、固有周期に差異が生じます。よって、設計水平震度の標準値もこの影響により、同じにならないケースが出てきます。
レベル2地震動の設計水平震度は、構造物特性補正係数と下限値の考慮が削除されたため、殆どのケースでH24準拠の場合とでは、結果が異なります。また、許容塑性率によらず算定することができるようになったため、橋台についてもレベル2地震動の設計水平震度が算定することができるようになります。
橋軸直角方向の設計振動単位の判定において、従来行われてきた固有周期特性による区分および単純桁が連続する場合の区分が削除されました。これにより、橋軸直角方向は、常に複数の下部構造とそれらが支持している上部構造部分からなる設計振動単位として扱われます。

●地震時慣性力
部分係数の導入により、地震時慣性力の算定においては、構造物の重量に対して死荷重(D)、重量×設計水平震度に対して地震の影響(EQ)の荷重係数γqと荷重組合せ係数γpを乗じる必要があります。例えば、変動作用支配状況のD+EQ(レベル1地震動)の組合せ時における地震時慣性力は次のようになります。

重量に乗じる部分係数γp×γq=1.00×1.05
地震の影響に乗じる部分係数γp×γq=1.00×1.00
地震時慣性力=(重量×1.00×1.05)×設計水平震度×1.00×1.00


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