メタバースが大反響
CES 2025
日時:2025年1月7日 - 10日
会場:Las Vegas Convention Center (LVCC)
主催:Consumer Technology Association
Japanese VR CG Software that can Realize Digital Twins and Metaverse
ポストパンデミック時代の最新技術にフォーカス
2025年1月7日から10日にかけて、米国ラスベガスで開催された世界最大級のテクノロジー展示会「CES 2025」が開催されました。今年は、世界中から141,000人以上の来場者が訪れ、4,500社以上の企業が出展しました。その中には1,400社以上のスタートアップも含まれ、最先端技術の発表や業界のトレンドが多数紹介されました。このような大規模な展示会において、フォーラムエイトは、VR/AR技術やデジタルツイン、モビリティシミュレーションを活用した次世代都市シミュレーションを披露し、特にUC-win/Roadによるデモンストレーションが多くの来場者の注目を集めました。
今回のCESは、ポストパンデミック時代における最新技術の展示とともに、持続可能性やデジタル社会の未来を見据えた新たな課題にも焦点が当てられており、フォーラムエイトでも、このような時代の流れに即した最新のソリューションを提案し、多くの企業や研究機関との交流を深めました。
各種シミュレータ体験
デジタルツインの取り組み
当社のVRプラットフォーム「UC-win/Road」を活用したデジタルツイン技術の展示を行いました。都市計画やインフラ管理における高度な計画検討を実現する、リアルタイムの各種シミュレーションを実演しました。特に、AIによる交通流解析や災害シミュレーションのデモンストレーションなどは、都市開発や防災関連の専門家から多くの関心を集めました。
また、カーボンニュートラルを目指す取り組みとして、都市のエネルギー消費と二酸化炭素排出量を可視化する新機能を紹介し、スマートシティ開発におけるデジタルツインの活用を提案いたしました。
プレゼンテーションを実施
メタバースを活用したソリューション展示
「たまなメタバース」など、メタバニアF8VPSのメタバース技術を活用した観光促進や教育向けのソリューションを紹介しました。VR空間上でのインタラクティブな体験が可能となるプラットフォームのデモを実施し、多くの来場者に体験していただきました。特に、バーチャル観光や歴史的スポットの再現が可能なシステムが注目を集め、自治体や教育機関などでの活用が今後も期待されます。さらに、企業向けのバーチャルオフィスや遠隔研修システムなどのデモンストレーションも行い、ハイブリッドワーク時代におけるメタバースを活用した新たな働き方を提案しました。
また、自動運転開発を支援するシミュレーション技術も展示しました。ADAS(先進運転支援システム)の開発に向けたシミュレーションを紹介し、来場者の注目を集めました。
メタバニア体験の様子
センサーを使った運転やメタバース内での運転を体験
F8-AI MANGAを先行公開
AIコーナーでは、新たなAI技術を活用した「F8-AI MANGA」の先行公開も行いました。AIエンジンにより、テキスト入力や写真をもとにマンガを自動生成するシステムが、カメラで撮影した画像をAIが解析し、即座に漫画風のイラストを作成。ブースでは、来場者が体験できるようにWebカメラを用意し、自身の写真データからマンガが生成される様子を楽しんでいただきました。
生成されたマンガデータはスマホでダウンロードしたりできるほか、その場でプリンタを使って印刷したものも来場者にプレゼント 。今後もエンターテインメントや教育分野における新たな活用が期待されるAI技術を多くの方にご紹介することができました。
「F8-AI MANGA」は2025年3月にリリースし、サブスクリプションライセンスを提供していますので、ぜひともご利用ください。
F8-AI MANGAでAI画像を生成
ミャクミャクがブースに登場!
4月13日に開幕する、大阪・関西万博( 2025年日本国際博覧会 )のマスコットキャラクター「ミャクミャク」がフォーラムエイトのブースに来てくれました。ブースでは、ミャクミャクが来場者と交流し、記念撮影などで盛り上がりました。
フォーラムエイトは催事パートナーとして万博に参加いたします。出展内容については本誌のP.26~29ページで特集しておりますので、ぜひともご覧下さい。
会期を通して終日会場には多くの方が訪れ、アメリカ、メキシコ、フランス、ドイツなどの欧米諸国や、日本、中国、韓国、台湾を含むアジア圏の参加者も多数来場し、1,602社2,032名の方にブースを訪問いただきました。ブースの立地が入口付近でメイン通路に面していたこともあり、多くの来場者にお越しいただくことできました。
特に、通路正面に配置されたF8-AI MANGAの展示は高い人気を集め、生成されたマンガ画像をプリントアウトしてプレゼントしたり、QRコード経由で画像を提供するサービスが大変好評でした。来場者は自分の写真を使ってリアルタイムでマンガ化体験を楽しみ、SNSにシェアする様子も多く見られました。
VR360シミュレータも人気が高く、終日行列ができていました。また、VRモーションシートを活用したラリー公道最速体感シミュレータや、Air Drivingの展示システムも、海外の来場者から好評を得ました。
会期中には、教育訓練・各種トレーニングシステム、安全運転教育シミュレータ、デジタルツインを活用した各種シミュレーションなどをはじめとした具体的な商談もいただきました。AIを活用したソリューションなど、今後も引き続き展開を進めて参ります。
ミャクミャクと来場者が交流
カッレ・ロバンペラ選手の走行を疑似体験
(Up&Coming '25 春の号掲載)
![]() セミナーレポート |
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