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未来を可視化する
長谷川章のアート眼
vol.5
社会の未来を語るキーワード「シンギュラリティ」をテーマに、
長谷川章のアート眼が捉えるものを連載していきます。
人類が生命を超え、加速する未来を可視化する鍵を探ります。
長谷川 章(はせがわ あきら)氏
デジタルアートクリエイター

1947年石川県小松生まれ。日本民間放送連盟TVCM部門最優秀賞を始め、ACC賞など数々の賞を受賞。
NHK大河ドラマ「琉球の風」を始めNHKニュース、中国中央電視台(CCVT)ロゴ、企業TVCMなど、数千本を制作。
 Akira Hasegawa
時間の編集とは過去の編集

私はこれまでNHKのオリンピック番組タイトルをはじめ、中国中央電視台CCTVのステーションロゴなど、
テレビコマーシャルを数千本制作してきました

アナログの時代からデジタル映像編集機、専用ワークステーション、パーソナルコンピューター、スマートフォンまで、
私の人生はまさにメディアの変革とともにあったと言えるでしょう

生前、SONYの盛田昭夫会長は「ビデオテープレコーダー(VTR)は時間の編集機である」と語りました
それは、録画した映像を自分の好きな時間に再生できるという意味です

VTRを手にしたとき、私たちは初めて、過去の映像をいま見ることができるようになりました
過去を編集できるようになったのです
つまり、時間の編集とは、過去の編集のことだと言えるでしょう

写真やレコードといったメディアも、過去をいま見、いま聴くメディアでした
しかし、VTRの登場により、私たちは決定的に現在から切り離され、過去へと向かうことになったのです


社会とは過去社会

過去時間を編集し、それを視聴するということは、現在から離れ、過去に生きるということに他なりません

考えてみれば、私たちは常に過去を編集し、過去の中に生きてきました
過去を積み重ねて本にし、過去を撮影して写真にし、過去を録音してレコードにしてきたのです

私たちの社会は、過去を基準に成り立っています
もっと言えば、社会を形成するとは、人間を過去に閉じ込める、つまり過去化する試みだと言えるでしょう

宗教も教育も、文化はすべて過去へのいざないです
私たちは過去の中に生きています
つまり、私たちの社会とは過去社会と言えるのです

それは、安心で安全な社会なのかもしれませんが、過去の中に本当の自分がいるでしょうか?
あなたとは、あなたが写った写真でも、あなたが録音した声でも、あなたの映像でもありません

本当のあなたはどこにいるのでしょう?


すべてはバーチャル

メディアは常に現在から離れ、過去へ、そして仮想へと向かいます

eコマース、電子マネー、電子辞書、地図ナビゲーションなど、気がつけば人間社会はバーチャルなものに取り囲まれてしまいました
すでに人間は、バーチャルなものに生かされ、動かされていることに気がつくでしょう

ではここで、過去を振り返ってみましょう
電子マネー以前のお金はどうでしょうか?
宗教は? そしてなにより言葉はどうでしょう?

そうです
それらはすべてバーチャルです
社会は最初から、すでにバーチャルだったのだと気づくときが来たのです

私はプロジェクションマッピングの元祖であるデジタル掛け軸を考案し、世界400ヶ所以上でインスタレーションを行ってきました

ただ、世界のどこに行っても、どの国に着いても、実際の「世界」にたどり着いたことは一度もありません
どこまで行っても、そこはローカルでしかない

つまり、世界とは最初から最後までバーチャルであり、人はバーチャルの中で生き、生かされてきたのです


シンギュラリティがもたらすもの

これまで述べてきたように、私たちは現在から離れ、過去に閉じ込められ、バーチャルの中で生きています

そういった社会は安心で安全に思えるかもしれませんが、裏を返せば、社会によって、過去によって、仮想によって、
私たちは飼いならされてしまったとも言えるでしょう

私たちは忘れてしまっています
「いま」を置き忘れてしまったのです

シンギュラリティは人間に何をもたらすのでしょうか?
それは、「いま」を取り戻すこと以外には考えられません
本当の自分への回帰に他ならないのです

本当の自分は過去にも仮想の中にもいません
本当の自分とは、現在の一瞬一瞬のライブであり、過去にも仮想にも捕らわれないものです

本当の自分は時間の外にいます
時間は、人間が考え出した非常に強力な概念であり、バーチャルそのものです
私たちはいつの間にか、自分たちが考え出した檻の中に閉じ込められてしまったのです

AIが進歩したり、5Gが世界中に行き渡ったりすることがシンギュラリティのわけがありません
真のシンギュラリティは、人類を、過去や概念の檻、特に時間の檻から解き放つ瞬間であるはずです


デジタル掛け軸とは

デジタル掛け軸は何かの表現ではありません

その場において、風、霧、雨、昼夜、四季、雷、オーロラといった現象と、その移ろいを醸し出すシンセサイジングです

その場に立った者は、時間と空間の拘束から解放された自由な時空に解き放たれます
そのとき、ようやく本当の自分に帰る気づきがもたらされるでしょう

ART表現ではなく、大自然への解放なのです

人々は夢を見ますが、その映像は3Dであり、カラーであり、ドローンのように空も飛べば、潜水艦のように海にも潜れ、
宇宙に宇宙服もなしに飛んでいけます
そして、見たことのない場所に行き、会ったことのない人に会えます

夢は、夢見る者が脳内に描いた超ハイクオリティの映像です
しかも老若男女、目に障害のある人でさえ、自分自身で描き、それを見ることができます

つまり、すべての人間はアーティストなのです
私たちはそろそろそのことに気づき、いまこの瞬間に気づき、本当の自分に気づいてもいいころでしょう

デジタル掛け軸は、まさにそのことに気づくためのものなのです


人間はどこに向かうのか

これまでのメディアの変革は、常に過去を向きながら、後ろ歩きしているようなものでした

これからのメディアの発展は人間をどこに向かわせるでしょうか?

それは、これまでお伝えしたとおり、過去や時間といった概念の檻から抜け出す方向です
人類はバーチャルな過去社会から、本来の世界へと回帰するのです

まずは時間の檻から抜け出しましょう
時間に管理されるのでなく、一人ひとりが時間を持つのです

そのためには、従来の大勢がタイミングを合わせるための時間概念から離れ、それぞれが己のクロックを発信する「自分時間」
といった概念とテクノロジーを構築していくことから始めることです

未来では、一人ひとりが、自分だけの時間を持つことになるでしょう
それらのバラバラの時間をブロックチェーン技術で接続する世界が来るのです

自分時間は自分だけの時間ですから、日本の元号のように、あなたが死ねばあなたの時間は終わります
それが本来の時間の姿ではないでしょうか
こうして時間は、本来の時間の起源へと回帰するのです

また、貨幣も同じように起源たる価値へと回帰していくでしょう
各自が貨幣を発行し、その信頼性、信用こそが価値となる時代はもうすぐそこまで来ています

家もそうです
我が家に住むといった概念は古びていきます
我が家とは地球だからです
私たちは地球の所有者ではありません
私たちはただ、大自然に生かされ、育まれているだけです

人々が各自、「観たもの,聴いたもの,感じたもの)それが世界でそれが宇宙であると言う事以外は無いと言う事です。
私が会長を勤める関係団体である、一般財団法人 最先端表現技術利用推進協会始め、フォーラムエイト社の一般財団法人VR推進協議会
とともに、セミナー・講習会や検定事業を中心とした、最先端表現技術・VR技術の普及活動を通じて、本当の自分探しを進めております

これから人類は起源に戻っていきます
時間しかり、お金しかり、所有といった概念も本来のものへと回帰していくはずです
誤りが正されていくと言ってもいいでしょう

概念の檻から解放され、本来の自分に戻り、起源へと回帰するとき、ようやく人類は、無限の自由と調和の中に生きることになるのです


第6回SIGEF カンファレンス
Sustainable Lifestyles:
Exclusive & Social Conscious, an Oxymoron?

www.sigef2019.com



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(Up&Coming '19 秋の号掲載)

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