プログラム概要
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「PCウェル工法 設計・施工マニュアル −設計編−(平成14年3月 PCウェル工法研究会)」に基づき、パイルシャフト構造のPCウェル式橋脚について、許容応力度法、地震時保有水平耐力法による柱および基礎の照査を行います。
計算書の編集やWord出力に対応。電子納品対応として、禁止文字チェック、しおりの表示等をサポートしています。 |
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プログラムの機能と特長
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橋脚形式・形状等
- 新設設計(パイルシャフト構造のみをサポート)
- 柱、基礎部はPC構造またはPPRC構造より選択可能
- はり形状:はり式(矩形)、張り出し式
- 柱、基礎形状:テーパー無し、中空円形断面のみに対応
- RC部材:はり下部にRC部材(重量のみに考慮)を設置可能
主な計算内容
- 常時、暴風時及びレベル1地震時における柱、基礎の照査(許容応力度法)
- レベル2地震時における柱、基礎の照査(地震時保有水平耐力法)
- 常時、暴風時及びレベル1、レベル2地震時の安定計算
- 固有周期算定に用いる地盤バネ定数の算出
特長
- 弊社製品「震度算出(支承設計)」との連動が可能
- 柱部はPPRC部材。基礎部はPC部材、PPRC部材から選択が可能
- 単独でファイル保存、読込、計算書出力が可能なM-φ算定機能(付属設計機能)
- H14道路橋示方書・同解説V耐震設計編(解7.4.1)の最低耐力照査に対応
- 中詰土砂考慮の有無が指定可能
- 地層数は最大20層までサポート
- 液状化の判定、土質定数の低減係数の計算、流動化が生じる場合の流動力の計算に対応
- 基礎のレベル2地震時照査では、液状化が生じないケース、液状化が生じるケース、流動化が生じるケースのいずれにも対応。また、指定した基礎天端における作用力に対する計算も可能
- 基礎周辺地盤の地盤反力係数、受働土圧強度等の予備計算値は、任意の使用値を入力可能とし、自由度の高いプログラム構成を構築
- 基礎のみPCウェルのケースを想定し、基礎のみの照査を行う方法に対応
- [基準値]機能をサポートし、コンクリート、PC鋼棒、鉄筋の許容応力度・ヤング係数、および荷重状態、各種補正係数を自由に設定可能
▼レベル2地震動の設計フロー
制限事項
- はり部の照査は行いません
- RC部材は、計算上剛体として重量のみに考慮します
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計算機能
柱の設計
- 柱および橋脚天端に作用するその他死荷重を考慮することができます。設定した死荷重は、橋脚の重量および等価重量へ考慮します。
- 常時、暴風時及びレベル1地震時(許容応力度法)の照査では、流水圧、動水圧、風荷重、衝突荷重、任意水平荷重を考慮することができます。
- レベル2地震時(地震時保有水平耐力法)の照査では、上部構造慣性力作用位置へ死荷重水平力、死荷重偏心モーメントを考慮することができます。
- 常時、暴風時及びレベル1地震時(許容応力度法)の照査では、コンクリートの圧縮応力度、PC鋼棒の引張応力度、鉄筋の引張応力度、せん断応力度の照査を行います。
- 地震時保有水平耐力の照査、残留変位の照査を行うことができます。
- 降伏剛性を算出することができます。また、「震度算出(支承設計)」との連携を行うことで、固有周期(設計水平震度)と橋脚が支持する上部構造重量(分担重量)を取り込むことが可能です。
- 免震橋の場合は、減衰定数に基づく補正係数を考慮することができます。
- 同一振動単位系の設計水平震度の最大値と、計算した設計水平震度を比較し、大きいほうの設計水平震度を用いることができます。
- H14道路橋示方書・同解説V耐震設計編(解7.4.1)に従って、最低耐力の照査を行うことができます。
基礎の設計
- 安定計算では、基礎周辺地盤の抵抗要素として6種類の要素を考慮します。
- 常時、暴風時及びレベル1地震時では、基礎前面、基礎側面の水平方向および鉛直方向の地盤抵抗を弾塑性体(バイリニア型)として取り扱います。
- レベル2地震時では、更に基礎底面の水平方向および鉛直方向の地盤抵抗も弾塑性体とし、基礎本体が降伏した場合、曲げ剛性の低下を考慮します。
- 応答塑性率照査の必要性を判断し自動的に処理します。
- 基礎部においても、橋脚部柱と同様、常時、暴風時及びレベル1地震時の許容応力度法による照査を行います。
- レベル2地震時部材照査ではせん断耐力照査のみ行います。
- 固有周期算定用の地盤バネ定数の算定を行います。
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適用基準及び参考文献
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- 「PCウェル工法 設計・施工マニュアル(設計編)」平成14年3月 PCウェル工法研究会
- 「道路橋示方書・同解説 I 、III、IV、V」平成14年3月 社団法人日本道路協会
- 「道路橋の耐震設計に関する資料」平成9年3月 社団法人日本道路協会
- 「プレストレストコンクリート橋脚の耐震設計ガイドライン」 平成11年11月 社団法人プレストレスト技術協会
- 「わかりやすいケーソン基礎の計画と設計」平成10年11月 総合土木研究所
- 「杭・ケーソン・鋼管矢板および地中連続壁基礎の設計計算例」2000年2月 (株)山海堂
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